「グレンギリー 2011 11年 1stフィルバーボンバレル」　テイスティングレビュー

日本初上陸以来、人気を博している実力派ボトラーズの日本限定ボトル。

「グレンギリー 2011 11年 1stフィルバーボンバレル」をテイスティングレビューしてみました。

『グレンギリー 2011 11年 1stフィルバーボンバレル』について

グレンギリー 2011 11年 1stフィルバーボンバレル　Exclusive for JAPAN HIDDEN SPIRITSは、イタリアのボトラーズHIDDEN SPIRITS社が2022年にリリースした日本限定のボトルです。

2013年、アンドレア・フェラーリ氏によってイタリアで設立されたインディペンデント・ボトラーHIDDEN SPIRITS社。

「最上級の樽を選び出し、驚くべき忘れられないボトルをリリースする」をミッションに掲げ、情熱的で慎重な樽選びによる高品質なウイスキーボトルをリリースしています。

新しいボトラー企業ながらもドイツやフランスを中心に注目を集めており、2020年に初上陸から日本でも着実にファンを増やしています。

第8弾となるグレンギリー 2011 11年 1stフィルバーボンバレル　Exclusive for JAPAN HIDDEN SPIRITSは、日本市場限定のシングルカスク。

スコットランドで最も古い蒸留所の一つと言われているグレンギリー蒸留所の1樽からボトリングされました。

グレンギリー蒸留所は、フロアモルティングや直火蒸留など伝統的な製法を近年まで行っていた蒸留所で、最近また復活の流れを見せている注目の蒸留所です。

公式のコメント

香り：オートミール、麦粥、麦芽系乳飲料、エールビール。後から、樹脂、白檀やお香、新木系のオークのスパイス。
 

味わい：大麦糖、和梨、ルバーブジャム、アロエヨーグルト、綿菓子、ココナッツや松の実。かぼすが香るお吸い物。ややナッティでオイリー。徐々にドライに変化する。
 

フィニッシュ：八つ橋、ココア、甘酒、きんぴらごぼう。生胡椒の塩漬け、シナモンやジンジャーのスパイスが心地よく、長く続く。
 

コメント：濃厚で豊かな麦芽由来の香味、果実の優しい甘さと新木系のスパイシーなウッディネスが絶妙なバランスで広がる。清楚でありながら、甘く、香り高く、フルーティーな今のグレンギリーのスタイルをストレートに感じられる1本。

引用：グレンギリー 2011 11年 1stフィルバーボンバレルExclusive for JAPAN HIDDEN SPIRITS | WHISKY,SCOTCH WHISKY,SINGLE MALT WHISKY,HIGHLAND,GLEN GARIOCH | THE ULTIMATE SPIRITS

『グレンギリー 2011 11年 1stフィルバーボンバレル』レビュー

アルコール度数	53.2％
年数	11年
ジャンル	シングルモルト
ボトル容量	700ml
価格帯	12000～13000円
おすすめ度	95/100

コメント

ストレート

シリアルとウッディさにメロンのようなふくよかな果物の香り。

口当たりが滑らかでバニラとメロンソーダのような爆発的なフルーティさを甘いフレーバーが広がります。

ふくよかでなめらかな口当たり。

ウッディなフレーバーを感じますが、渋みが少なく樽のニュアンスは程よい程度です。

甘みを残しつつほのかなピートのスモーキーなフィニッシュ。

長く残る余韻で、まったりとした時間を楽しませてくれます。

トワイスアップ

シトラスとメロン、オートミール、バニラのふくよかなアロマ。

口当たりが優しく甘みが広がります。

マスクメロンやマンゴーのような芳しいフルーツのフレーバーに程よいウッディさと穀物香。

ストレートとそん色ないほど長い余韻で、よりスモーキーさが感じやすいです。

ロック

オートミール、キャラメル、メロンの香り。

飲みごたえがありつつも、マイルドな口当たりにキャラメルとマンゴー、シロップ漬けのパイナップルのようなフルーティなフレーバーが広がります。

ほのかにウッディさとスモーキーさを感じるフィニッシュ。

バニラとスモークのアフターが心地いいです。

ハイボール

シトラスとメロンのニュアンスを主体に感じるアロマ。

ほのかに酸味を覚えつつ、甘くマイルドな口当たりです。

オートミールとバニラ、樹脂のようなウッディさからバランスのいいスモーキーなフィニッシュへと続きます。

長く複雑な余韻で深みのある一杯です。

飲み方別おすすめ度

飲み方	おすすめ度
ストレート	5
トワイスアップ	4.5
ロック	4.5
ハイボール	5

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