Yaffee's Whisky Blog

ウイスキー好きの料理人が書くウイスキー中心のブログ。

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ジャパニーズウイスキーの定義!?


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  今まで日本では、ウイスキーについて酒税法によって定義されているのみだが、それも5大ウイスキーとして選ばれている生産国の中ではかなり緩い。
スコットランドアイルランドでは100%穀物原料のみだったり、アメリカのバーボンも100%穀物原料でさらにその中の51%以上はトウモロコシ原料と決まっているが、日本の酒税法では蒸留時のアルコール度数上限は95%未満との決まりはあるが、10%以上穀物原料の原酒を使用していればウイスキーと名乗ることができる。つまり90%以下なら醸造アルコールウォッカ、スピリッツを混ぜてもウイスキーである。また日本には熟成の規定はない。
 これだけ見ても日本がどれだけ緩いかわかると思う。さらに原産地の表示に関する規定もないため海外製のウイスキーを国内でブレンド・瓶詰を行えばジャパニーズウイスキーと名乗れる。これを問題視した一部のメーカーは一部でも輸入ウイスキーを使っているウイスキーのラベル表記を変更している。
EX「ブレンデッドジャパニーズウイスキー」→「ブレンデッドウイスキー」など

 この状況を受け、2018年時点で日本洋酒造組合はジャパニーズウイスキーを詳細に定義化するか検討中だが、2019年から開催した東京スピリッツ&ウイスキーコンペティション(TWSC)がジャパニーズウイスキーに関する定義を発表した。


まず日本で造られるウイスキーを3つのカテゴリーに分類する。
①ジャパニーズウイスキー
②ジャパニーズニューメイクウイスキー
③ジャパンメイドウイスキー
               である。
各カテゴリーの定義は
①ジャパニーズウイスキー
日本の蒸留所で糖化、発酵、蒸留を行い、日本国内で熟成を行ったウイスキーのことで以下のすべての事項を満たしているもの。
 1.糖化…穀物を原料都市、大麦麦芽酵素あるいは天然由来の酵素(麹は除く)によって糖化を行う。
 2.発酵…酵母によって発酵させる。
 3.蒸留…蒸留はアルコール度数95%未満で行う。
 4.熟成…木樽、あるいは木製の容器によって行う。熟成は2年以上とする。
 5.瓶詰…アルコール分40%以上で行う。色調整のための天然カラメル(E150a)の添加は可。
*原料の大麦は国内産・国外産どちらでも構わない。

②ジャパニーズニューメイクウイスキー
上記のジャパニーズウイスキーの熟成年数が2年未満のもの。

③ジャパンメイドウイスキー
上記のジャパニーズウイスキーに外国産のウイスキーブレンドしたもの。
日本で瓶詰・ブレンドしても外国産ウイスキーのみしか使用してないものはワールドウイスキーとなりジャパンメイドウイスキーとは呼称できない。
また、ブレンドされる外国産ウイスキーも「穀物原料の蒸留酒で木製容器で熟成」という条件を満たしたもの。つまりモラセス(糖蜜)原料の醸造用アルコールの混和は認められない。
したがってこのカテゴリーにはシングルモルト、シングルグレーンはなく、ブレンデッド、ブレンデッドモルト、ブレンデッドグレーンのみである。


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