Yaffee's Whisky Blog

穀物、水、イーストという3つの材料から多彩な味が生まれ、長い熟成で気候風土や歴史、いろんな文化も取り込んで感慨深いお酒となっていくことがウイスキーの魅力だと思います。その魅力を少しでも伝えられるよう様々な情報を発信できたらと思います。またウイスキー以外にもいろいろな良酒たちをご紹介できたら幸いです。

ウイスキー視点で見ていくスコットランド ~Scotland~ No.1

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No.1スコットランド本土と守護聖人、国旗

1.スコットランドについて

 

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スコットランドの地図



スコットランドはUK(United Kingdom)を構成する国の1つ(それ以外はイングランドウェールズ北アイルランド)で、グレートブリテン島の北部1/3とヘブリディーズ諸島オークニー諸島シェットランド諸島を占める。首都のエジンバラスコットランド第2の都市で、ヨーロッパ最大の金融センターの1つである。第1都市のグラスゴーには人口の40%が集中している。また、エジンバラグラスゴー、パースの三角地帯にスコットランドの人口が集中している。

 

また北海油田開発後、単なる港町だったアバディーンが石油基地として発展している。

ちなみに石油の精製をし、LPGやガソリンを得るときに連続式蒸留機が使われる。スコットランドのポットスチルメーカー・フォーサイス社には石油精製用の蒸留機の依頼も来るそう。

 

地理

最高峰ベンネヴィス山(標高1344メートル)はグランピアン山地西端にある。

グレートブリテン島最大の淡水湖のネッシーで有名なネス湖もある。

 

気候

典型的な西岸海洋性気候で、北大西洋海流(メキシコ湾流の延長)と偏西風の影響により緯度の割に比較的穏やかである。

 

・冬は緯度の割には暖かく、最寒月平均気温は2℃~6℃で、日本の関東中部から北部にかけてと同じぐらいの気温にしか下がらない。

・夏は最暖月でも14℃~19℃程度と涼しく、年較差が小さく過ごし易い。

・1日の中で気温が変わりやすく、特にアイラ島では1日の中に四季があるともいわれる。

 

このような気候がハイクオリティな長期熟成のウイスキーを生むことができる。

 

2.スコットランド守護聖人と国旗

 

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スコットランドの国旗

スコットランド守護聖人キリスト教十二使徒のひとり、セント・アンドリュー。国旗も青地に白のクロスでセント・アンドリュース・クロスと呼ばれている。

しかし、実はセント・アンドリューは存命中にスコットランドに来たことがない。セント・アンドリューはローマ帝国支配下イスラエルあたりの人で、元々は兄弟のペテロと一緒に漁師をしていた。今のルーマニアからロシア方面に布教に行き、最後はギリシアで亡くなっている。そのため、ロシア、ルーマニアギリシア守護聖人でもある。

まだキリスト教が国教となる前、キリスト教を布教しようとしていた人々は取り締まり対象となっていた。セント・アンドリューもギリシアでX型の十字架にはりつけられ処刑されてしまう。

それから300年後、ローマの宗教はキリスト教となっていて、皇帝コンスタンティヌス正教会の中心地にサント・アンドリューの遺骨を移そうとするが、修道士レグルスが夢の中で「地の果てに移せ(当時の地の果てはスコットランドだった)」と天使に命じられ、スコットランドに埋葬されることとなった。

そこからさらに400年以上たった832年スコットランドはスコット族、ピクト族などケルト系民族の連合王国となっていた。イングランド北部のゲルマン系民族の戦争となったとき、圧倒的不利な状況下で時のスコットランド王の夢の中にセント・アンドリューが登場し、「もし、私を守護聖人にするなら戦争に勝たせてあげる」と“守護聖人の押し売り”をしてくる。それにスコットランド王は応じ、セント・アンドリューに誓うと再び夢に現れ、「勝利を約束した」と伝えた。翌日、開戦前晴天の空にXの形の白雲が出ているのが見つかり、セント・アンドリューの加護を確信したスコットランド軍はこの戦争に勝利。この空を表現した青地に白のクロスをセント・アンドリュー・クロスと呼び、国旗とすることにした。