Yaffee's Whisky Blog

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モルトの香水!スプリングバンクを飲み比べ!!


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ウイスキー好き、スコッチ好きの中で人気、モルトの香水」との称されるスプリングバンクのオフィシャルスタンダード10年、15年を飲み比べてみた。

 

 

 

最初にスプリングバンク蒸留所について

 

スプリングバンク蒸留所はスコットランドの西側、キンタイア半島のキャンベルタウンという過去にはニシン漁で栄えた港町にある蒸留所。

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キャンベルタウンの地図

 今でも大麦からモルトを作るモルティングという作業を行う数少ない蒸留所の一つだが、この蒸留所はさらに自社でモルティングしたモルトのみでウイスキーを作る唯一の蒸留所である。またボトリング設備も持っていて、製麦からボトリングまですべて蒸留所で行えるようになっている。

細かい製造のところのデータを見ても独特で、通常の蒸留所が1トンの麦芽から5ℓの麦汁を得るのに対してスプリングバンク蒸留所では1トンの麦芽から6ℓの麦汁を得ている。また発酵槽も一般的なダグラスファー(米松)ではなく、スコットランド産のラーチ(カラマツに近い)で、発酵時間は110時間程度と長めに対して、モロミのアルコール度数は5%とかなり低い。(通常8~9%)この時点ですでに様々な成分が生まれ、それがいい方向で香味成分となっていることが推測できる。

この蒸留所は「スプリングバンク」以外に「ロングロウ」「ヘイゼルバーン」という銘柄のウイスキーを生産している。各銘柄の特徴は……

 

スプリングバンク

麦芽乾燥中6時間をピート、残りを無煙炭などで乾燥させていて2回半蒸留している。蒸留所が作るリリースの割合は7割を占めている。

 

ロングロウ

麦芽乾燥中すべてピートを焚いて乾燥させているため、かなりピーティー。蒸留回数は2回でピートの個性をより残した蒸留方法をとっている。

 

「ヘイゼルバーン」

麦芽乾燥は無煙炭のみのノンピート商品となっている。蒸留回数は3回でよりスムースで飲みやすくしている。もともとキャンベルタウンにあった蒸留所名(ロングロウもそうだが)で竹鶴正孝が研修した蒸留所で有名。

 

 

 

 

本題の飲み比べ!!!

 

 

スモーキーさと塩、イチゴ感なスプリングバンク10年!!

まずはスプリングバンク10年。

 

最近ラベル変更により若干味わいが変わったが、やはり独特な塩イチゴ、スモーキー感は健在。バニラ、シナモンのような甘いスパイス系からしっかりとしたベリー系のフルーツのような味わいはバーボン樽、シェリー樽、ワイン樽などの樽使いがうまい結果だろう。また蒸留所のあるキャンベルタウンという町は海に近く、そのような環境で熟成されたウイスキーには塩味がつくが、原酒自体のアロマやフレーバーが豊富なためその塩気が全体を引き締め一杯の満足度を高めている。

 

10年よりさらに強い満足感スプリングバンク15年!!

次にスプリングバンク15年

 

塩イチゴ、スモーキーフレーバーはしっかりと感じるものの、さらに口当たりがよくなり、バニラ感が強くなっている。それ以外にもトフィー、キャラメル、フルーツケーキ、アーモンド、レーズン、イチジクなどが次々と現れてくる。シェリカスク100%の原酒のみ使用されたウイスキーだが、今のシェリカスクウイスキーに多い硫黄感がかなり少なく、満足感や幸福感を与えてくれる。

 

 

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