Yaffee's Whisky Blog

穀物、水、イーストという3つの材料から多彩な味が生まれ、長い熟成で気候風土や歴史、いろんな文化も取り込んで感慨深いお酒となっていくことがウイスキーの魅力だと思います。その魅力を少しでも伝えられるよう様々な情報を発信できたらと思います。またウイスキー以外にもいろいろな良酒たちをご紹介できたら幸いです。

ブログランキング・にほんブログ村へ

イタリアンなモルトウイスキー ~Glen Grant~

各国の蒸留所情報紹介シリーズ作ってみました。
そこで初めての第1回目は、個人的に思い入れの強い蒸留所。モルト好き、オタクならこの題名だけでどの銘柄かわかってしまうが、「グレングラント」をご紹介したいと思います。

f:id:yaffee28ppm:20191108031214j:plain

グレングラント蒸留所






イタリアシェア圧倒的No.1のスコッチシングルモルト

~Glen Grant・グレングラント~  

蒸留所データ

スコットランド スペイサイド ローゼズ
オーナー会社  カンパリ
創業  1840年
年間生産量(100%アルコール換算)  620万ℓ
仕込み水  キャパドニックウェルの泉から流れるグレングラント川(ブラックバーン・黒い川)
使用麦芽  ノンピート
発酵槽  オレゴンパイン10基
ポットスチル 初留釜4基、再留釜4基

20170704-a06-2

グレングラント蒸留所の使用麦芽はノンピートなのに、ピートを感じることがある。実は、仕込み水がピート層を通って湧き出る、ピート色の強い焦げ茶色の水を使用いるため出来上がるウイスキーにもピートが残るそう。ちなみにこの水の色は グレングラントの製品より色が濃いそう。

グレングラントの歴史を作った3人

1840年ジェームズとジョンのグラント兄弟が創設。
弟ジョン・グラントは穀物商の傍らアベラワーで蒸留技術を学び、グレングラント蒸留所の製造担当となっていた。
兄ジェームズ・グラントは法律家・政治家でスペイサイドに鉄道を敷いた功績が認められ、貴族となっている。またグレングラント蒸留所としては事務・行政部門だった。
のちにこの鉄道を使い、スコットランドで初めてシングルモルトを販売した蒸留所の1つとなっている。

その後2代目はシェームズの息子シェームズ・ザ・メジャー・グラントが継ぐこととなるが…
この人は釣りや世界旅行、ハンティングと自由奔放に人生を謳歌していた典型的なカントリージェントルマンで、結婚や離婚を繰り返し、子供のたくさんいたそう。

典型的な2世芸能人のようなタイプかと思いきや、彼メジャー・グラントの世界を飛び回り、自由奔放な生き方が、自由な発想を生み、今の輝かしいグレングラントの基盤を作った。
主に何をしたかというと…
1.スチルの形を独自のストゥーパ型という形に変え、 すべてのスチルにピュアリファイヤー(精留器)を取り付けた。
当時はまだスペイサイドというジャンルはなく、ピーティーでヘビーなハイランドを作るところが多かった。メジャー・グラントはこれを嫌い、軽く、エステリーですっきりしたウイスキーを目指したが、これがヒットすることに!!またこの時に間接加熱も採用している。
2.世界の蒸留所で最も早く電化を進めた。
これにより、製品の安定性が増し、効率も改善された。
3.蒸留所の背後にヴィクトリアガーデンを造った。
メジャー・グラントの趣味の部分もあったが、造るだけではなく、見せる蒸留所としても有名に!!

このような功績を残したメジャー・グラントをたたえて、グレングラントのスタンダードNAの名前は 「ザ・メジャー・リザーブとなっている。

蒸留所のモットーは 「Simplicity(飾らないこと)」

イタリアでシェア60%以上、イタリアでシングルモルトと言ったら「グレングラント」だが、もちろんイタリアで初めて販売されたシングルモルトはグレングラントだし、創業者が鉄道を敷いたわけだからシェアを獲得できたのはうなずけるが、それだけではなく、このモットーがイタリアの文化にうまくマッチしたからこのような結果を生んだのだと思う。

 

 

このウイスキーが気になった方はこちらへ ↓↓↓

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

グレングラント 10年 40度 箱付 700ml
価格:2831円(税込、送料別) (2019/11/19時点)