Yaffee's Whisky Blog

穀物、水、イーストという3つの材料から多彩な味が生まれ、長い熟成で気候風土や歴史、いろんな文化も取り込んで感慨深いお酒となっていくことがウイスキーの魅力だと思います。その魅力を少しでも伝えられるよう様々な情報を発信できたらと思います。またウイスキー以外にもいろいろな良酒たちをご紹介できたら幸いです。

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世界で最も飲まれているアメリカンウイスキー~Jack Daniel’s~

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今回はジャックダニエルの魅力に迫っていこうと思います。

 

テネシーウイスキーとバーボンの違い

 

 ジャックダニエルアメリカのテネシー州リンチバーグに蒸留所があります。正確にはアメリカンウイスキーの中でも「テネシーウイスキー」というカテゴリーに含まれます。ここでバーボンとの違いについてちょっとおさらい。

 

 アメリカンウイスキーの中にテネシーウイスキーとバーボンウイスキーというカテゴリー分けがありますが、これは単に製品の造られた州がテネシー州ケンタッキー州かで違うわけではありません。

 

 では何が違うのかというと、バーボンウイスキーは原料の51%以上コーンを使い、連邦アルコール法で定義された作り方、蒸留上限アルコール度数、樽詰めアルコール度数であれば、アメリカ国内どこで造られたものでもバーボンウイスキーと名乗ることができます (ハワイのバーボンウイスキーがあるように)。

 

 しかし、テネシーウイスキーはバーボンウイスキーの原料、各アルコール度数、新樽の定義は一緒ですが、テネシー州内で造られ、チャコールメローイングという製法 を行わないといけません。

 

 このチャコールメローイングとは、メープル材の木炭を敷き詰めた濾過槽で蒸留後の原酒を少しずつろ過する製法で、これにより硫黄などマイナスのフレーバーとなるものを取り除き、メープルのまろやかな香味をつけることができます。

 

 

 そしてテネシーウイスキーを150年以上牽引し続けたのが、ジャックダニエル

 

・Jack Daniel’sの魅力

 

 

 

・創業者ジャスパー・ニュートン・ダニエル

 

 ジャックダニエルの創業者であるジャスパー・ニュートン・ダニエルこと通称「ジャック・ダニエル」はテネシー州リンカーン郡で貧しい家庭の10番目の末っ子として生まれます。

 周りから体が小さかったため、「ジャッキーボーイ(おちびさん)」と呼ばれていたり、父の再婚相手とうまく行かったりとジャックにとって居心地の悪い家庭だったそう。ジャックは6歳の時に1マイル離れた隣町へ出立します。

 

 7歳になり、隣町で農業の手伝いで生活していたジャックに転機が訪れます。同じリンカーン郡で農業を営んでいた牧師のダン・コールに雇われることとなりましたが、このタン・コール当時17歳にして広大な農地と雑貨屋、そして蒸留所を持っていました。この時に文字もわからなかったジャックは、算術・文字の読み書きから経営論・蒸留方法、さらにチャコールメローイング製法を学びます。ジャックは休むことを知らない活発な少年で、スポンジのように教えられたことを吸収していったそう。

 

 禁酒運動が盛んになりつつある中、ジャックは13歳という若さで蒸留所を買い取り、オーナーとなります。この後すぐに南北戦争が勃発します。ジャックは、これはチャンスと思い、北軍・南軍両方にウイスキーを売って歩きました。本当は軍にお酒を売る行為は禁止されていましたが、軍がお酒を欲していることを、ジャックは見抜いていました。ジャックは南北戦争を逆手に取り、急成長していきます。そして1866年合衆国政府に登録されたアメリカ最初の蒸留所 となりました。

 

 

・Jack Daniel’sのこだわり

 

 

 

・仕込み水

 

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 まずジャックダニエルのこだわりは水から始まります。

 アメリカンウイスキーの蒸留所は仕込み水に石灰岩の地層を通ったライムストーンウォーターを使いますが、多くに蒸留所が地表を流れる川の水や湖の水を使うのに対して、ジャックダニエルは同じく石灰岩の地層を通ったライムストーンウォーターの中でも「ケーブ・スプリング・ウォーター 」という鉄分を一切含まない透き通った湧水を使います。

 

・チャコールメローイング製法

 

 ジャックダニエルでは濾過材のメープルの木炭から作っていますが、この時の木炭に火をつける着火剤は、なんとジャックダニエルの原酒を使います 。メープルの材木に原酒をふりかけ、一気に燃やします。そうしてできた木炭を濾過槽に敷き詰め、蒸留後の原酒を少しずつたらし、一週間ほどかけて濾過していきます。これによりヘビーでオイリー舌にまとわりつくような味わいが、ソフトで苦みの少なく甘味が際立ったまろやかなものとなります

 

 

・樽

 

 ジャックダニエルのオーナー会社であるブラウンフォーマン社は自社製樽工場を持っています。ブラウンフォーマン社がもともとワイン造りも精通していたこともあり、特殊な方法で「トースト(遠赤外線でゆっくり焦がす)」工程を行ってから「チャー(バーナーなどの強火で炭化させる)」工程を行う方法で樽を作っています。樽の内側を焦がす工程を行うことで樽の香味成分が活性化し、ウイスキーにバニラやキャラメルのようなフレーバーを付加することができます。通常バーボンは「チャー」工程のみ行った樽を使うところが多いですが、このようにトースト工程を行うことで深くまで樽内部に活性化させた層を作ることができます 。そしてこのような樽を使ったジャックダニエルにはバニラやキャラメル、メープルのようなアロマが豊かで、円熟したまろやかさがあります。

 

・製品紹介

 

 

 

・Jack Daniel’s Old No.7(ブラックラベル)

ジャックダニエルの中で最も有名なブラックラベルはスタンダードなアメリカンウイスキーの中では圧倒的に豊かで丸みのある味わいが特徴。味わいのバランスもよく、シーンや飲み方を選ばないウイスキーです。

 


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・Jack Daniel’s Gold No27

「2回熟成して2回チャコールメローろ過したジャックダニエル

通常のジャックダニエルをメープルの木で作った樽でフィニッシュ(再度樽熟成)を行い、そのあとにもう一度チャコールメローろ過を行って造られます。メープルの味わい香りが心地よく、スムースでリッチな味わいが特徴。芳醇なこのウイスキーは特別な日に最適!!

「No.27」は通常のOld No.7の2倍の手間暇かけたという意味で「No.27」という表記になりました。

 


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