Yaffee's Whisky Blog

ウイスキー好きの料理人が書くウイスキー中心のブログ。

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ウイスキーと焼酎の線引き


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年々ウイスキーの人気も高まり、ウイスキーをたしなむ方が増えたと思います。しかし、時々麦焼酎ウイスキーは何が違うの?といった声を聞くようになりました。

 

なので、今回は「ウイスキーと焼酎の線引き」をテーマに焼酎の紹介もしていきたいと思います。

 

 

・焼酎の世界

 

 

焼酎は大きく分けて2つに分かれます。それは「連続式蒸留しょうちゅう(旧名:甲類)」単式蒸留の「本格焼酎(旧名:乙類)」です。

簡単に言えば、連続式蒸留しょうちゅうは 雑味や個性の少なく比較的安価な焼酎 (EX:鏡月宝焼酎など)で、本格焼酎単式蒸留で素材の個性や味わいを残し、より複雑に仕上げた焼酎 (EX:黒霧島いいちこ、一刻者など)のことです。

さらにこの本格焼酎には、米焼酎麦焼酎芋焼酎黒糖焼酎泡盛など原料ごとの分け方もされます。

 

 

ウイスキーとの違い

 

 

焼酎とウイスキーの違いはまずアジアと西洋で穀物原料の酒造りの違いにあります。その違いは糖化というでんぷんを糖に変える方法です。アジアは コウジカビなどカビによる糖化の文化 に対して、西洋は 発芽による糖化酵素を使って糖化 させます。

つまりコウジカビを使い、糖化・発酵・蒸留を行ったものが焼酎で、モルト麦芽)を使って糖化・発酵・蒸留を行い、樽で熟成したものがウイスキーとなります。

 

 

 

ちなみに焼酎とウォッカの違いは、ウォッカが白樺の炭でろ過を行うことに対して、焼酎ではこれを行いません。それもウォッカ(特にロシアのウォッカ)が水とエタノールのみの癖の少なく、すっきりとした特徴に対して、本格焼酎は使った素材の個性や味わいを楽しめるのが醍醐味となっているためだと思います。

 

また最近のウイスキーブームから焼酎にも樽熟成させたものがリリースされていますが、「 焼酎はウイスキーやブランデーより色が薄くなければいけない 」というルールがあります。よってウイスキーやブランデーレベルに色のついた焼酎は、日本の酒税法ではリキュールの扱いとなります。

樽熟成焼酎といえば、1950年代から行っているパイオニアで、2017年よりウイスキー造りも始めた小正醸造さんが造る「メローコヅル磨」。甘く上品な香りとまろやかな口当たり、後味の良さがうまくマッチしています。


[麦焼酎]9本まで同梱可★25度 メローコヅル磨 1.8L 1本 小鶴(1800ml)小正醸造独自の技だけが持つ味わい【RCP】

またリキュール扱いとなっている米焼酎の名産地、球磨の「奥球磨シェリカスク」は焼酎のような麹感と甘味を残しつつ、濃厚でウイスキーやブランデーのような味わいもある面白いお酒です。ぜひウイスキー好きは楽しんでみてはいかがでしょうか。


豊永蔵  奥球磨 40度 500ml 木箱入り

 

 

・ちなみにラムと黒糖焼酎の線引き

 

 

黒糖焼酎は米麹から作った糖液にサトウキビの純黒砂糖を混ぜて作られますが、ラムは基本的には糖蜜から作られます。しかし、ラムの広い定義はサトウキビ原料の蒸留酒とだけで造り方の定義は特にありません。つまり、黒糖焼酎もラムの一種として数えられることもあります。

 

 

そんな焼酎ですが、今年焼酎で使った樽をスコッチウイスキーでも使えるようになりました。それでさっそく焼酎カスクの原酒を使用したスコッチシングルモルトウイスキーをリリースしたのが、トマーティン蒸留所のピーデッドシリーズ「クボカン」からです。

限定生産で入手困難なウイスキーですが、機会がありましたら是非飲んでみたいですね。


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