Yaffee's Whisky Blog

穀物、水、イーストという3つの材料から多彩な味が生まれ、長い熟成で気候風土や歴史、いろんな文化も取り込んで感慨深いお酒となっていくことがウイスキーの魅力だと思います。その魅力を少しでも伝えられるよう様々な情報を発信できたらと思います。またウイスキー以外にもいろいろな良酒たちをご紹介できたら幸いです。

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ハイボールの起源 デュワーズ Dewar’s

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デュワーズは1846年にスコッチランドのハイランドで誕生して以来、170年以上世界中で愛され続けています。そんな長くにわたって愛される魅力とハイボールの起源ともいわれているデュワーズについて今回はご紹介しようと思います。

 

3つのD

 

 

 

デュワーズを語る上で3つのDは欠かせません。そのDとは創業者ジョン・デュワーとその二人の息子ジョン・アレキサンダー・デュワー、トミー・ロバート・デュワーのことです。

ちなみにこの3つのDはデュワーズのトレードマークにもなっています。

 

 

ジョン・デュワーは1805年アバフェルディという街で農家の息子として生を受けます。その後大きくなったジョン・デュワーはスコットランドの主要都市パースにてワインとスピリッツの商売を行います。それから1846年にジョンはウイスキーブレンドによる自社ウイスキー造りを行い始めます。スコッチブレンデッドウイスキーが人気となり、ジョンの店も繁盛します。

 

そしてジョンの二人の息子はそれぞれに類まれ才覚がありました。アレキサンダーは製造の才能 がありましたが、トミーの営業の才能はずば抜けていました。

 

アレキサンダーブレンドに必要なモルトを生産するためにアバフェルディ蒸留所を建てます。これがデュワーズのキーモルトとなります。そしてアレキサンダーは高いブレンド技術でデュワーズの「ブレンデッド」作り上げます。

 

トミーは初めロンドンでデュワーズを売り込みます。1886年にロンドンで開かれた博覧会ではバグパイパーを登場させたり、テムズ河の畔にド派手な電飾の広告塔を立てたりとユーモアなアイディアに富んだスコッチの「スーパーセールスマン」 でした。さらに1890年代の鉄道業を中心に勢いのあったアメリカに移って、アメリカでデュワーズの売り込みを行います。トミーは交友関係が広く、鉄鋼王と呼ばれていた実業家アンドリュー・カーネギーと親交が深かったそうです。また当時のアメリカ大統領ベンジャミン・ハリソンデュワーズを樽でプレゼントしました。それによりデュワーズの名が全米中に広がることとなります。禁酒法解禁の時は港沖にデュワーズを積んだ船を待機させ、解禁と同時に上陸させる演出でさらに人気を博したそうです。

 

ハイボールの起源

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そしてハイボールの起源となる説の1つとして当時の新聞にトミーがハイボールを考案したという意味合いの記事を残しています。

記事の内容はトミーが友人たちとバーでスコッチを楽しんでいた時にスコッチの炭酸割りを頼んだら、背の低いグラスで提供されました。これに対してトミーはバーテンデーを呼び「背の高いグラスにしてほしい。そのほうがもっと楽しめる。(ハブ・ア・ボール)」 といったそうです。そしてこのスタイルがハイボールと呼ばれるようになったという説です。もともとボール(Ball)には球体の意味以外に「楽しむ、ダンス」といった意味もあります。つまりこの説が正しいとしたらハイボールは「楽しもう」とか「楽しむ」といった意味になります。しかしこれは一説に過ぎないので近日中にハイボールについての記事を書こうと思います。

 

 

 

商品紹介

 

 

 

デュワーズ ホワイトラベル

100年以上愛されるスコッチで、アメリカでスコッチといえば「デュワーズ ホワイトラベル」といわれるほど。スタンダードなブレンデッドウイスキーにしてはモルト比率が高く、バーテンダーの方からの支持の高いです。スムースで華やかな味わいはストレートからハイボール、カクテルと飲み方を選びません。

 

 

デュワーズ12年

ダブルエイジング製法によるスムースで芳醇な香りが特徴のブレンデッド。12以上熟成の原酒をアバフェルディ中心に40種類以上ブレンドし、もう一度樽に詰めて6か月熟成させています。それによりスムースな味わいと芳醇は香りに仕上がり、長く滑らかな余韻が広がります。

 

 

デュワーズ15年

デュワーズ7代目マスターブレンダーで女性のステファニー・マクラウド氏が手掛けたブレンデッド。12年物と同じように15年以上熟成の原酒をダブルエイジング製法で仕上げています。女性ならではの感性あふれる甘く華やかな香りとスムースな味わいによって、飲む人・シーン・飲み方を選びません。スコッチウイスキーファンはもちろんまだウイスキーを飲んだことのない人にこそ飲んでいただきたい逸品です。