Yaffee's Whisky Blog

穀物、水、イーストという3つの材料から多彩な味が生まれ、長い熟成で気候風土や歴史、いろんな文化も取り込んで感慨深いお酒となっていくことがウイスキーの魅力だと思います。その魅力を少しでも伝えられるよう様々な情報を発信できたらと思います。またウイスキー以外にもいろいろな良酒たちをご紹介できたら幸いです。

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クラフトウイスキーから生まれる新しいウイスキー用語や文化

 

 

f:id:yaffee28ppm:20200213132208j:plainJcomp - jp.freepik.com によって作成された vintage 写真

 

 最近のウイスキー業界ではクラフト蒸留所やクラフトマンシップを取り入れた大手メーカーの製品が多く誕生し、これからさらに日本だけでなくスコッチやアメリカン、ニューワールド(5大ウイスキー産地以外の蒸留所)などの新しい蒸留所からクラフトウイスキーが多くリリースされます。そしてクラフト蒸留所やクラフトを表現するために今まで一般的ではなかった表現・言葉は出てくると思うので今回は今すでに新しいジャンルになりつつある表記や新しい蒸留所から出てくる新商品に使われるかもしれない表記などをまとめていこうと思います。

 

 

1.シングルエステー

 

 

 

 「エステート」には所有地(一人の人が所有する)地所といった意味があります。もともと 「シングルエステート」という言葉は単一の農地・畑という意味で紅茶やコーヒーなどで使われていました。 しかし最近になってウイスキー業界の中でも原料の大麦にこだわりを持って造っている蒸留所も増えてきています。そのためウイスキー業界でも「シングルエステート」という言葉が使われ始めるようになってきました。

 シングルエステートはバリンダルロッホが目指すスタイルとして広がっていったような感じがしますが、昔からラグジュアリーウイスキーとして人気の高いマッカランから自社畑の大麦のみ使用した「The Macallan ESTATE」が一般向けにリリースされています。またスコッチモルトウイスキー販売量世界No.4であるグレンモーレンジィからカドボールエステート15年(グレンモーレンジィが所有するカドボール農園からの大麦限定)がアメリカ、カナダ、メキシコ限定でリリースされていますが、日本や全世界への出荷は今のところないようです。しかし大手メーカーがシングルエステーウイスキーを販売し始めています 。すでに大手が参入し始めている「シングルエステート」というジャンルはウイスキー業界でも定着しつつあり、これからのウイスキーを見るうえで欠かせないワードになってくるかもしれません。

 


ザ・マッカラン エステート・リザーブ 「1824コレクション」シリーズ 700ml 45.7度 並行 シングルモルトウイスキー

2.100%地元産

 

 

 

 上記のシングルエステートに近いものではありますが、ブルイックラディから始まったウイスキーテロワールを取り入れる試みは、ほかの大手、クラフト蒸留所などに広がってきています。特に日本のクラフト蒸留所では厚岸蒸留所や静岡蒸留所などが100%地元産のウイスキー造りに向けて動き始めています。100%地元産ウイスキーの動きが出始めてすでに数年経過しつつあります。一足早くテロワールを取り入れていたブルイックラディではスコティッシュバーレイからアイラバーレイ、アイラバーレイロックサイドファームなどリリースされていて、今後似たような形のウイスキーはどんどん出てくると思います。 自分たちの地元から世界に向けて100%地元産ウイスキーが誕生する こともあるかもしれないので今後に期待したいです。


ブルイックラディ アイラバーレイ ロックサイドファーム 50% 700ml

 


【あす楽】ブルイックラディ アイラ バーレイ 6年 2011 正規品 50度 700ml

 

3.スコットランド産なのにスコッチウイスキーではないウイスキー

 

 

 

 この動きは主にブリュードック蒸留所(元ローンウルフ蒸留所)から始まり、もしかしたらほかに広がるかもしれないジャンルかと思います。スコットランド産なのにスコッチウイスキーではないとはどういうことかというと、スコッチウイスキーには細かい定義や規定があり、それに従わないとスコッチウイスキーと呼称することができません。 アメリカのクラフトウイスキーの影響でその定義に沿って作ることに可能性の狭さを感じたスコットランドのクラフト蒸留所などでは実験的にスコッチの定義から外れたウイスキーを作り始めています 。その一つに スコットランド産ライウイスキー というジャンルの復活に向けての動きがあります(今のスコットランドの定義ならモルトも使っていればシングルグレーンウイスキー)。スコットランドではすでにお披露目されているかもしれませんが、今後世界に向けてリリースされるかどうか注目したいです。


【あす楽】【旧スペック】 ローンウルフ ジン 44度 700ml

 

4.アイリッシュポットスチルウイスキーとポットスチルウイスキーの違い

 

 

 

 これも上記のスコッチウイスキーの定義から外れたウイスキーと同じような内容ですが、アイリッシュウイスキーでも最近になってアイリッシュポットスチルウイスキーの定義が決定しました。定義の中の1つに 原料はモルトと未発芽大麦をそれぞれ30%以上、その他の穀物を5%未満で造らなくてはいけない と記載されています。しかしこの定義ではポットスチルウイスキーとしての個性を生かせないといったクラフト蒸留所からの声が強くなっています。そしてクラフト蒸留所の人々は その他の穀物の比率を高くしたポットスチルウイスキーを作り始めています 。今後アイリッシュを冠していないポットスチルウイスキーが日本でも販売されるかもしれませんし、アイリッシュポットスチルウイスキーの定義が見直されるかもしれませんが、これもクラフト蒸留所から発信される新しいウイスキーの文化になると思います。

 

5.オクタブ、クオーターカスク

 

 

 

 クラフトウイスキーが造るジャンルとしては少し違いますが、新しくできた蒸留所や原酒不足の蒸留所、カスクフィニッシュなどで少し前から 通常の1/4のサイズや1/8のサイズの樽が使われる ようになり、注目されています。小さい樽で熟成させる利点としては 樽と原酒の接地面積が増えるため樽材成分が早く抽出され、また熟成が早くなる という利点があります。それについて無理やり早熟させているといった考えを持っている蒸留所もありますが、10年未満のウイスキーで十分に熟成感・円みのあるウイスキーがリリースされています。小さい樽の活用はさらにデータが蓄積され、今後より良いウイスキーを作る手助けとなっていくかもしれません。

 


【あす楽】ブナハーブン 3年 2014 ピーテッド オクタブ (ダンカンテイラー) 53.2度 700ml

6.ニューメイク・ニュースピリッツとニューボーンの違い

 

 

 

 最後にクラフト蒸留所などで最近よく見るようになったまだウイスキーと呼べないお酒に対しての呼び方についてまとめます。スコッチやアイリッシュウイスキーでは3年以上熟成と定義があり、3年経過しない限りウイスキーと呼ぶことができません。日本にはその定義はありませんが、日本の蒸留所も基本的にはそれに倣って3年以上熟成したものをウイスキーと呼ぶようにしています。

 ウイスキーとまだ呼ぶことができないお酒に「ニューメイク、ニュースピリッツ」と「ニューボーン」という呼び方があります。 ニューメイクとニュースピリッツはほとんど同じ意味で「蒸留したてのスピリッツ」 という意味です。それに対して ニューボーンは「樽熟成中のスピリッツ」 といった意味合いで使われます。ウイスキーフェスやイベントでこの言葉を見かけることはあるかと思いますが、その時にその2つの違いが分かるとまた楽しめるかと思いますので、参考にしていただけたら幸いです。

 


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