Yaffee's Whisky Blog

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【ウイスキー中級者向き】インディペンデントボトラーについて


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ウイスキーにはまってしばらくすると「インディペンデントボトラー」や「ボトラーズ」という言葉に当たると思います。

 

インディペンデントボトラーボトラーズとは何なのか?

 

今回はこの用語について解説していこうと思います。

 

インディペンデントボトラーボトラーズのついて

 

 

ざっくりと解説すると、蒸留所から買った樽詰めのウイスキーを「自分たちならこのタイミングがうまい!」とか「この樽にしたらうまい!」など別会社、または個人が蒸留所の求める形とは違う形で販売するウイスキーのこと。

 

 

 

もっとざっくりいうと、無印良品みたいなもの」

 

無印にもどこかで見たような蛍光ペンやボールペンなどがありますよね?

要は他社製品を自社ブランドで販売する業者。ビジネス用語でいうならOEMに近い と思います。

 

 

もともとは有名なブレンデッド業者や今人気のクラフト蒸留所が最初のビジネスとしてインディペンデントボトラーボトラーズを始めることが多いです。

 

普通に考えて比較的コストが安く始められて、シングルカスクで販売すればブレンド技術もあまり必要なくでき、その後の経験にもつながりますし利点を上げればきりがないかと思います。

そこからブレンド技術を試行錯誤しながら上げていったり、また販売方法と資本がたまって蒸留所を立てたりする足掛かりにもなっているため、ウイスキーを生涯の商売にしたい人が多く参入していて、このインディペンデントボトラーウイスキーは星の数ほどあります。すべて知ろうとすると底なしのディープな世界になっていきます。(というより無理です……。追いきれない。)

 

 

インディペンデントボトラーが蒸留所で造られたウイスキーを自社製品として販売する業者であることは分かったと思います。

 

蒸留所不明!謎のウイスキー

 

そして多くのインディペンデントボトラーが蒸留所を明かしていることが多いですが、時々ウイスキーの蒸留所不明や蒸留所を検索しても出てこないウイスキーがあります。

 

例えば、

以前テイスティング記事で紹介した「スカラバス」や「フィンラガン」これも蒸留所不明です。

www.yaffee.work


 

www.yaffee.work

また「ウエストポート」というウイスキーを検索するとグレンモーレンジィ99.99%とか出てくると思います。

 

これはどういうことかというと……

 

簡潔に言うと

蒸留所から蒸留所名を使うことを禁止されている製品ということです。

 

蒸留所名を明かして販売ができないので、別の自社ブランド名にしています。また「ウエストポート」についてはグレンモーレンジィ自体がインディペンデントボトラーでの販売をさせないという方針のため、別の蒸留所のウイスキーティースプーン一杯分、ブレンドしてブレンデッドモルトとして製品化し、マニアならわかる共通の「ウエストポート」というブランド名で販売しています。

 

また最近人気のインディペンデントボトラーであるスコッチモルトソサエティは蒸留所名を明かさず、コード番号で販売しています。(例えばソサエティの1.○○はグランファークラス、2.○○はグランリベット、3.○○はボウモア、……9.○○はグレングラントなどなど。○○のところは樽のコードが入るそうです。)

 

ここでウイスキーマニアの方ならグランファークラスのボトラー??と気づくかもしれません。グレンファークラスはインディペンデントボトラーでの販売は一切禁止の蒸留所。ここはあまり明かしていませんが、もともとスコッチモルトソサエティはグランファークラスの樽買いがしたかったからできた団体だそう。(噂程度に……。)なのでソサエティコードの1番はグランファークラスとなっています。

 

 

 

インディペンデントボトラーに入口を紹介

 

インディペンデントボトラー初心者の方にお勧めのウイスキーをご紹介します。

ただボトラーズは基本的には一期一会のウイスキーが多いです。

もし紹介したウイスキーが売り切れてしまっていたらすみません。

 

ゴードン&マクファイル(通称G&M、GM

 

インディペンデントボトラー最大手といってもいいボトラーズ。1895年にウイスキーのメッカ、スペイサイドのエルギンにて高級食料品店としてオープン。20世紀初頭からシングルモルトウイスキーを取り扱い始めました。蒸留所から樽ごと購入してエルギンの自社熟成庫にて原酒を長年管理しています。またブレンド技術が高いですが、蒸留所すらもうストックのない長期熟成物もリリースされることもあり、老舗として君臨し続けています。

 

数あるシリーズの中でもインディペンデントボトラー初心者に試していただきたいのは

 

ディスカバリーシリーズ

 

このシリーズのテーマは「入門編」

ウイスキーの深みに入っていくのにちょうどいいウイスキーをボトリングし、販売しています。

特にこのシリーズが分かりやすく面白いのが、シェリカスク、バーボンカスク、スモーキータイプでラバルの色が分けられていること。

シェリカスクは青、バーボンは緑、スモーキーは白と分かれています。

どれもさすがG&Mと思える仕上がりとなっています。

 

トマーティン 2007

ボトリングが2018年なので11年物です。

長期熟成タイプはもちろん、短期でも人気の高いトマーティン。蒸留所は日本の宝酒造が持っています。力強い味わいながらクリーミーでコクのある味わいが特徴。11年熟成ながらしっかりとそれが表現しています。

 


【あす楽】トマーティン 2007 バーボンカスク マチュアード ディスカバリー (ゴードン&マクファイル) 43度 700ml

 

もう一つおお勧めしたいシリーズが

 

G&M蒸留所ラベル

 

このシリーズはぱっと見、オフィシャルのようなデザイン。

G&M社が「このウイスキーはこの樽でこの期間寝かせたほうがうまい。」と原酒の状態から樽詰めして自分たちで一から熟成させる老舗だからこそできる作り方をしています。

 

 

グレングラント 24年 1989 シングルカスク

 

秀逸の一言。長期熟成のグレングラントはどれも味わい深く、心地よい気分にしてくれますが、中でもG&Mのこのウイスキーはグレングラントの特徴のはちみつ、バナナ、バニラの味わいからトロピカルフレーバーがフっと現れて、ダークチョコの余韻が長く続く。

お値段はお高いので、試せる方はぜひ!!

 


【あす楽】グレングラント 24年 1989 シングルカスク (ゴードン&マクファイル) 46度 700ml

 

・シグナトリーヴィンテージ

 

比較的リーズナブルに楽しめるボトラーズ。シグナトリーヴィンテージは低い価格帯のものならオフィシャルより安く入手することができます。それでいてなかなかな味わいに仕上げてくるのもこのボトラーズの特徴だと思います。中には「ん?」と思ってしまうのもありますが、18年以上のウイスキーを買うなら断然コスパよく買うことができます。

 

 

シグナトリーヴィンテージ グレングラント 1995年 21年

 

バニラ香とバナナのような味わいに少しビターな長い余韻が楽しめます。

1万円以下で味わえるものの中では断トツに深い味わいです。

 


モルトウィスキー『 グレングラント 1995y 』 21年 シグナトリービンテージ社

・ウィスクイー

 

日本のウイスキーボトラーズ兼輸入元として有名な会社。独立資本で少量生産のウイスキーへの情熱あふれる職人気質なウイスキー、職人たちの顔が見えるようなウイスキーを輸入販売しています。

 

 

ヘンプスパロー

 

その中でも紹介したいのはヘンプスパロー。麻雀牌がラベルに描かれたウイスキーとなっています。一見遊び心満載なジャケ買いでだけのウイスキーのように思うかもしれませんが、中身のウイスキーも味わい深いものが多いです。

 

 

カリラのシェリカスク7年物「六索」

 

シェリーの紅茶やレーズンチョコレートのような味わいとスモーキーフレーバーの相性は抜群。今しか飲めない一本ぜひ今のうちに!!

 


【新品】HEMPSPARROW【ヘンプスパロー】六索 シングルモルトスコッチウイスキー カリラ 2012 7年 60.3度/700ml


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