蒸留所データ
創業……1896年
創業者……ジョン・デュワー
オーナー会社……バカルディ
生産区分……南ハイランド
年間生産能力(100%アルコール換算)……340万ℓ
仕込み水……ピティリー川
発酵槽……カラマツ製8基、ステンレス2基
ポットスチル……初留釜 2基、再留釜 2基
アバフェディAberfeldyについて
「パルドックの河口」という意味。パルドックとはキリスト教の伝道者のことらしいですが、詳しくはわかっていないようです。
当時、成功を収めていたデュワーズDewarsの原酒確保のために創業者ジョン・(アレキサンダー)・デュワーが1896年(生産開始は1898年)に建てました。
蒸留所の所在地パースシャーに蒸留所を立てた理由は
デュワーズの拠点のあるパースまで鉄道が整備されていたこと
質のいい水が豊富だったこと。
が大きいようですが、一番は……
創業者の父ジョン・デュワーの故郷だそうです
父への敬意の気持ちを込めて、自分、自分たちの造るウイスキー「デュワーズ」の原点・ふるさとに蒸留所を立てたのです。
ココがこだわりポイント
70時間発酵
シベリア産カラ松とステンレス製の発酵槽を使い分け、少し長めの70時間発酵させて作るそうです。(ラフロイグが約55時間、グレンリベットが約48時間だそう)
それにより絶妙にフルーティーな原酒に仕上がるのだとか。
水の神様のプールが水源!!
仕込み水はテイ川支流のピティリー川。
ゲール語で「水の神のプール」といわれています。
新鮮で澄んだ清らかな水はお酒造りにピッタリだそうです。さらにこの川には砂金が流れてくるそうです。まさに「神の恵み」といった仕込み水だと思います。
味わいの特徴
12年ははちみつの香りにフルーティーでエレガントなニュアンス、ミディアムボティが特徴的だと思います。
さらに熟成年数の立つとだんだん芳醇な香りと少しスパイスな味わいで贅沢なひと時を楽しめます。
ラインナップ
Aberfeldy 12年
Aberfeldy 16年
Aberfeldy 21年
アバフェルディのラベルに隠されてたものすごく細かいこだわり!!
現行のアバフェルディにはラベル左下にウイスキーの詰まった樽が描かれています。
この樽の中のウイスキーが12年、16年、21年で少しずつ減っていることをご存じでしたか??
そう、ちゃんとエンジェルズシェアしているのです!!(笑)
並べてみたらわかりますよ!!
そんなちょっとした蒸留所の遊び心もぜひ一緒に楽しんでみてください。
最後まで今回の記事を読んでいただきありがとうございます。
アバフェルディの話いかがだったでしょうか。
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