ラム酒入りの芋羊羹とウエストランドのほうじ茶割りのペアリング

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本日もお越し頂きありがとうございます。

ウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。 (@TW0GPYU3yMS7N3o

日常の作った料理を普段僕が楽しんでいるウイスキーと一緒に紹介してくシリーズ。

 

今回の料理は、

目次

『ラム酒入りの芋羊羹』

 

材料

 

材料 分量
サツマイモ 2個(400~500gぐらい)
砂糖
(今回はきび糖です。砂糖はなんでもOK、ただきび糖はグラニューよりウイスキーに合いやすい傾向があります。)
60g
メープルシロップ 10g
シナモン 1本
ラム 20ml
2g

 

ラム酒入りの芋羊羹の作り方

作り方は、1分少々の簡単な動画にまとめました。

こちらでも文章として、まとめていこうと思います。

ラム酒入り芋羊羹の作り方
  1. サツマイモの皮をむき、適当なサイズにカットしていきます。
  2. カットした、サツマイモにラム酒をあえ、シナモンを入れてレンジでチンします。
    yaffee
    量やカットサイズにもよりますが、大体7~10分ぐらいレンチンします。
    よく芋羊羹の作り方だと芋をゆでることが多いですが、ボイルよりレンジの方がお湯に芋の香りや味が逃げ出すことがないので、おすすめです!
  3. 手でつぶせるぐらいサツマイモが柔らかくなったら、砂糖、メープルシロップ、塩を投入し、温かいうちに混ぜます。
    yaffee
    温かいうちに混ぜないと、砂糖が溶けず味が入っていかないので、ここは手早くいきましょう!
  4. 温かいうちにフードプロセッサーで回して、型に詰めていきます。
  5. あとは冷蔵庫で冷やしたら完成です!!

 

実食

 

今回は、「芋の皮を捨てちゃうのもったいないなー」と思い、砂糖水でボイルした後黒蜜で炊いたソースを作ってみました

yaffee
遊びで作った割にはおいしくできたので、上に乗せることにしました(笑)

 

食べてみると、芋の味わいと優しい甘みが実にうまい!!

そしてほのかにシナモンの香りとラムのバニラ香が残っていて、ちょっと一味違う芋羊羹となっています!

 

我ながらいい出来だなーと思います!

しかも黒蜜で炊いた芋の皮のソースが、いい感じに芋の香りが強くて一緒に食べるとより深くサツマイモの香りを楽しめます

『ラム酒入り芋羊羹』

『ウエストランド アメリカンオーク』
をペアリング

この芋の香りには、甘くてウッディなウエストランドが合うかな~と思いペアリングしてみることに!

ウエストランド アメリカンオークはこういうお酒

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結果は、ストレートではおしいといった感じ。

 

はっきり言って合わないのですが、余韻のウッディさとチョコレート感はかすかに合っている感じがします。

そしてアロマからの口に入れた後のファーストコンタクトも合う!

ただ、途中にアルコールの苦みやえぐみが強調されて、大事な芋の香りが消されてしまっていました

 

うーん。。お世辞にも合うとは言えないですが、近い気はするんだよなーといった感じ。

 

多分、芋ようかん自体、お酒と合わせるならばもっと甘みを主体に味が欲しかったんだと思います。

味のバランスがウイスキーに負けてしまって芋の香りが消されてしまった上に甘みも負けているため、アルコール感が立ってしまいました。

 

その場合の対策は

  1. ウイスキーの方をカクテルにし、甘味を加える。
  2. 芋羊羹の方に甘味を足すか、ほのかに塩味を足して甘みを際立たせる。
  3. ウイスキーの飲み方を変えてアルコール感を抑える。

この3つが有効かと思います。

 

そのうえで、今回選んだのは、②と③。

①も実験はしましたが、あまりしっくりきませんでした。

yaffee
お家だとリキュールが足りないので、どうしても限界がありました。。泣
もっと遊びたい。。笑

 

まず、甘みのバランスとしてはソースと羊羹の比率を変えることにしました。

ややソースの量を増やし、羊羹のサイズを小さくしました

そして塩を足そうと思ったのですが、ここで「燻味塩」をかけてみようと思いました!

もしこういった感じで塩を足す場合、ちょっと個性がある方が面白いペアリングとなりやすい傾向があります

 

そこでちょっとした個性として燻製の香りをつけることにしました。

 

そして飲み方は、芋の香りが立ちやすいように温かい方がいいと思いました。

そこで思いついたのがウエストランドのほうじ茶割り!!

 

ウエストランドのほうじ茶割りは、ウエストランドのウッディさとチョコレート感を引き立てつつ、ほうじ茶の香ばしい香りも楽しめる飲み方です!

これを合わせることで、「焼き芋のようなニュアンス」を演出することができるのではないかと考えました。

作ったほうじ茶割りは、100℃で抽出。80℃になってからウイスキーと混ぜています。

 

 

これが狙い通り見事にヒット!!

燻味塩の香りとウエストランドのほうじ茶割りのスモーキーかつ香ばしい香りが芋の香りとマッチし引き立てあっています

そして、アルコールが変な立ち方をしていないので、バランスが良くすっとなじむペアリングになりました。

 

また塩気がいい感じに上品に甘味を引き立たせてくれるので、お酒とめっちゃ合う!!

これはいいペアリングとなったかなと思います!!

最後に……

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回のお話いかがだったでしょうか??

 

ペアリングは想像で合うかなと思っても、実際に合わせるまではわからないところも魅力だと思います。

ただ、全体像では合わなかったときでも、合うポイントが見つかればそこを立たせるように修正してきてばペアリングは完成していきます!

 

ペアリングは、トライ&エラーの繰り返しで磨かれていくものだと思いますし、ぜひ挑戦してみて合わなかったらいろいろと工夫してみてください!!

 

今後もいろんなペアリング試していこうと思います!!

それでは良いウイスキーライフを!!

また次回もよろしくお願いします!

 

 

 

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この記事を書いた人

香りづけに使用したことからウイスキーにどっぷり嵌ってしまった料理人です。
調理師の仕事をしつつ、ウイスキーと料理の魅力を紹介するためにブログ・メディアを作成。
様々な視点からウイスキーを解説しています。

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