多彩なモルトウイスキーを作る『ロッホローモンド Loch Lomond』蒸留所!!その特徴・歴史・ラインナップとは??

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ウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。

ウイスキーの魅力を配信したい料理人ウイスキーブロガーです。

ウイスキーが好きすぎるあまり「ウイスキー文化研究所認定ウイスキープロフェッショナル」を取得
2021年に開催されたTWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)の審査員を務めさせて頂きました。

当ブログで料理人目線のウイスキーの魅力をお伝えしていこうと思います!

 

今回のお話は、

「ロッホローモンド Loch Lomond蒸留所」

についてです!!

 

「ロッホローモンド Loch Lomond」は、スコットランドでは珍しい全く異なる多彩な原酒を持つ蒸留所です。

全体的にはバランスが良く飲みやすい味わいが特徴

同じブランド名で、「シングルモルト」も「シングルグレーン」もあるウイスキー銘柄です。

 

今回は、『ロッホローモンド Loch Lomond』蒸留所の特徴、ストーリー、製法を見ていこうと思います!!

 

ロッホローモンド Loch Lomond蒸留所について

 

ロッホローモンド蒸留所は、スコットランドNo.1の大きさを誇る「ロッホローモンド湖」近くにある蒸留所。

ネッシーで有名な「ネス湖」より面積は大きい湖です。

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ただ貯水量で言ったら「ロッホローモンド湖」の方が多いです。

また面積も「浜名湖」よりちょっと大きい程度。
「琵琶湖」と比べたら1/9程度の大きさです。

 

ロッホローモンド蒸留所は、様々な設備を持っている大規模蒸留所!!

  1. シングルモルト用のポットスチル(ローモンドスチル)
  2. コフィータイプ(カフェ式)連続蒸留機
  3. クーパレッジ(製たる工場)
  4. 瓶詰設備

これらを有するスコットランドでは珍しい蒸留所。

シングルモルトからグレーンウイスキ―、さらにブレンデッドまで自己完結できる蒸留所となっています。

 

またロッホローモンドのシングルモルトは、全英オープンの公式ウイスキーにもなっていてゴルフにちなんだウイスキーもたくさんリリースされています。

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ロッホローモンド Loch Lomondのストーリー

 

ロッホローモンド蒸留所のオープンは1965年といわれています。

 

たださかのぼるともっと古い歴史があります。

もともとリトルミル蒸留所の第2工場として、1814年にロッホローモンド湖北部のターバートしました。

【リトルミル蒸留所とは??】

スコットランド・ローランドに1772年創業した蒸留所。
「スコットランド最古の蒸留所」とも言われていて、1930年代まではローランド伝統の3回蒸留を守っていた蒸留所です。
しかし1994年閉鎖となってしまい、今では幻のシングルモルトの一つとなってしまいました。

 

2回蒸留でリトルミルと同じ3回蒸留したような原酒を作ろうと考えた当時のリトルミル所長”ダンカン・トーマス”。

彼によって考案されたのが、この蒸留所のトレードマークにもなっている「ローモンドスチル」です。

ローモンドスチル Laurenbaillie123, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

しかし、この第2工場としてオープンしたロッホローモンドは閉鎖となってしまいます。

 

1966年にリトルミル敷地内に移転。

そこで再稼働し始めます。

 

しかし1984年に再びの閉鎖。

そして1986年に「アレキサンダー・ブロッホ&グレンカリン」社が買収し、経営権が移り、再開します。

 

いつ今のアレクサンドリアの位置に移転したかは不明です。

yaffee
資料によっては1965~66年の移転時にアレクサンドリアに移転(オープン)したと書かれていますが、公式ホームページでは、66年にリトルミル敷地内に移転と書かれていますが、いつアレクサンドリアに移転したかは書かれていません。
調べて謎が深まりました。。

 

ヴィクトリア時代に建設された染色工場地帯だったアレクサンドリアに移転。

キャラコ(インド産の平織綿布)の工場を改造して今の蒸留所が作られました。

yaffee
ちなみにこの「キャラコ」
料理人目線だと肉の保管時にかなり適している布!(笑)
大きな塊肉をこの布にくるんで保管していた職場もありました。
ドリップを吸収でき、適度な通気性があるので肉の短期熟成にも適してます
1994年グレーンウイスキー設備、制たる工場を新設。
モルトとグレーンを両方作れるスコットランド唯一の蒸留所となり、多彩な樽を自社で作れるようになりました。
そして1999年新たにポットスチルを導入。
ローモンドスチル以外のポットスチルを導入したことで、多彩な原酒が作り分けられるようになります。
2007年、ニッカウヰスキーの宮城峡蒸留所と同じ「カフェスチル」という連続式蒸留機を導入!
複雑なグレーンウイスキーも生産できるようになりました。
さらに2018年、全英オープン公式ウイスキーとなったことにより、さらに世界的に注目されるブランドとなっています。

ロッホローモンド Loch Lomondのこだわりの製法

ロッホローモンドは、現在中国のヒルキャピタル・マネージメント社所有となっている蒸留所。

 

その注目ポイントは、やはりスチルかと思います。

 

ローモンドスチルという円筒型の単式蒸留器で、円筒状の場所に精留のための棚板を入れている特殊なポットスチルとなっています。

このスチルで蒸留することで軽いライトな酒質となる傾向があるそうです。

 

それ以外に、玉ねぎ型のポットスチル。そして連続式蒸留機があります。

 

実は、この蒸留所のコフィータイプの連続式蒸留機(カフェスチル)で蒸留されているのは100%麦芽のモルトウイスキー!!

スコットランドの法律で、モルトウイスキーと呼ぶことができないため、「シングルグレーン」として販売されています。

 

ロッホローモンドは、スチルと原料をうまく使い分け全く異なる8タイプのモルトを作り分けている蒸留所!

このブレンドによってさまざまなタイプのウイスキーをリリースしています。

 

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ロッホローモンド Loch Lomondの定番リリース

ロッホローモンド 12年
4.4

様々なタイプのロッホローモンドの原酒をブレンドした、絶妙にバランスのいいウイスキーです。

価格帯

3500~4500円

アルコール度数

46%

容量

700ml

特徴

全英オープン公式ウイスキー

原産国

スコットランド

シングルグレーン ロッホローモンド
3.7

グレーンウイスキーですがちょっと特殊なグレーンウイスキー

実は、原料は大麦麦芽のみ。
ただ蒸留器がポットスチルではなく、連続式蒸留機を使用。
そのため、「グレーンウイスキー」となっています。

スパイシーさと豊かな甘み。そしてモルトにザラメのような甘い香りが特徴。
ストレートでもハイボールでもオススメな一本です!

価格帯

2000~3000円

アルコール度数

46%

容量

700ml

特徴

全英オープン公式ウイスキーのシングルグレーン

原産国

スコットランド

yaffee

しっかりとしたコクがありつつ、飲みやすいスムースさもあるバランスのいいウイスキー!!

グレーンウイスキーという名だけで、受け入れがたくなってしまうのは本当にもったいないなと思う一本です。

アロマ 3.6
フレーバー 3.8
余韻 3.8
インチモーン 12年
4.2

ローモンド湖の中のピート採掘を行っていた島の名前が由来です。ヘビーピートタイプで、スモーキーな香りや潮っぽさが特徴です。

価格帯

4000~5000円

アルコール度数

46%

容量

700ml

特徴

全英オープン公式ウイスキー

原産国

スコットランド

インチマリン 12年
4.4

ローモンド湖の中の最大湖中島の名前が由来。
ライトなタイプの原酒を使ったウイスキーで、スムースな味わいが特徴です。

価格帯

4000~5000円

アルコール度数

46%

容量

700ml

特徴

全英オープン公式ウイスキー

原産国

スコットランド

ロッホローモンド Loch Lomond蒸留所データ

創業1814年
(データによっては1966年)
オーナー会社ヒルキャピタル・マネージメント社
仕込み水リーヴン川とその水源のローモンド湖
年間生産能力(100%アルコール換算)500万ℓ
ポットスチル初留3基
再留3基
他連続式蒸留機
生産区分スコットランド
南ハイランド

最後に……

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回のお話いかがだったでしょうか?

 

ロッホローモンドは定番以外にもたくさんの種類のボトルがリリースされています。

その飲み比べというのも面白いかもしれませんね!!

 

それでは良いウイスキーライフを!

また次回もよろしくお願いします!


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アイキャッチ画像

ライリッヒリグ/ ロッホローモンド蒸留所

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