本日もお越し頂きありがとうございます。
ウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。
本日はザ・スコッチモルトウイスキーソサエティのボトル
『9.185』のテイスティングレビューです。
『9.185』について
世界最古のウイスキークラブである「ザ・スコットモルトウイスキーソサエティ(SMWS)」。
その会員限定で購入できるボトルから今回レビューをしていこうと思います。
ソサエティボトルのうち、9番は僕が特に好きなスコッチモルト蒸留所の「グレングラント」です。
スコットランドの中でも、ウイスキーの聖地”スペイサイド”にある蒸留所で、イタリアNo.1のシェアを誇っています。
特に2021年にリリースされたスタンダードノンエイジボトル(アルボラリス)は、多くのYouTuberやブロガーに「コスパ最強」と紹介されました。
今回テイスティングするボトルは、この蒸留所から185回目のソサエティボトルとしてリリースされた一本
キャラクターは……
- 16年熟成
- アルコール度数は53.2%
- 樽は1stフィルのEXバーボンバレル
16年熟成のグラングラントなら、熟成感はよさそう!!
しかも相性のいい1stフィル EXバーボンバレル!期待度◎です。
タイトルは……
MARZIPAN MANGOS / マジパンマンゴー
そのまんまですね……(笑)。
いつものソサエティなら、もうひとひねりしたタイトルつけがちですが……(笑)
公式のコメント
ノーズ]焼きたてのパンとミルクチョコレートを背景に、香りのよいフラワーショップ、甘いリンゴ、パイナップル、マンゴーと熟したパパイヤの優しい香り。新鮮な生姜とピーマンの躍動感、リンゴジュース、フルーツチャツネ、キャラメルウエハース、ヘーゼルナッツ。加水するとターキッシュデライトとパルマバイオレットのフローラルトーンをより多く感じ、ホットトーストとマジパンのバター感も感じる。
[パレット]味わいは、乾燥したタラゴン、ローズマリー、タイム、スペアミント、クローブ、その後、オークのタンニンとココナッツのクリーンなフィニッシュ。
公式のコメント・データのPDFをダウンロード
公式のコメントから想像するに……
- 穀物系
- フローラル系
- フルーティ系
- ナッツ系
といったフレーバーが感じやすいのかなと思います。
フィニッシュに向かうにつれて、ハーブ・スパイス系フレーバー。
その味わいについて、僕なりにテイスティングレビューしていこうと思います。
『9.185』レビュー
アルコール度数 | 53.2% |
---|---|
年数 | 16年熟成 |
ボトル容量 | 700ml |
価格帯 | 終売品 |
おすすめ度 | 96/100 |
色
クリームイエローといった色。熟成期間の割には、少し淡い色合いです。
アロマ
バナナやマンゴー、カラメル、バニラといったトロピカルで華やかな香り。
フローラルのアロマの中に、ミントのような爽やかさを感じます。
軽やかな印象を受けるのに、少し複雑みを帯びたアロマです。
コメント
ストレート
口に含んだ瞬間、ふわっと広がる華やかなフレーバー。
バナナやマンゴー、バニラとスペアミントのシロップ。
全体的には甘めですが、さわやかさが甘いフレーバーをまとめるので、全体的にバランスがいいです。
途中にすこしフレッシュなハーブ香を感じつつ、またさわやかさから華やかさへと変化。
フィニッシュはマンゴーやバナナ、パパイヤなどのトロピカルフルーツと砂糖で絡めたアーモンド。
全体的に甘みを感じるバランスで、53.2%のアルコール度数を感じさせない口当たりの良さがあります。
トワイスアップ
香りはかなり華やか。
青リンゴを砕いたようなフレッシュでみずみずしい雰囲気と、クリームのような丸みがあります。
トロピカルなフレーバーとバニラ。
鼻から抜ける香りがかなり甘く、クリーミーです。
口当たりが軽く、ベルベットのようなテクスチャ。
余韻にアーモンドミルクとパパイヤのフルーティさ。
余韻が長く、さわやかなのに複雑です。
ロック
少し香りが閉じている印象。
以前トロピカルな印象ですが、ややゆで卵のようなサルファな香りも感じます。
冷えている分、きりっとした印象。
舌の上で温まってくるとトロピカルフレーバーが出てきますが、とがったニュアンスも感じます。
余韻は長いですが、トワイスアップやストレートほどの伸びはありません。。
ハイボール
トロピカルフルーツにホワイトチョコの香り。
飲んでみると口当たりが優しく、驚くほどフレッシュで爽やか。
マンゴーやパパイヤのトロピカル感にベリーの酸味。
味わいは軽く、飲みやすいです。
鼻から抜ける明るく陽気な南国の印象が心地よくまるでバカンス。
少し硫黄系のフレーバーも感じますが、オフフレーバーほど強くなく硫黄感がいい感じに深みを与えているかなと思います。
レビューまとめ
今回レビューしたSMWSのボトル(9.185)は「グレングラント」のモルトウイスキーで、EX-バーボンバレルで16年熟成されたシングルカスク。
タイトルの「マジパンマンゴー」通り、フローラルかつフルーティで、アーモンドのようなナッティさのあるウイスキーでした。
特にストレートとトワイスアップは、圧巻!!
ソサエティのボトルは基本カスクストレングスなので、53.2%と高アルコール度数です。
そのアルコール度数を感じさせない、口当たりの良さと甘みがありました。
さわやかなニュアンスなのに複雑。
余韻もかなり長く、一口含むとその余韻に深く浸れると思います。
トワイスアップまで加水しても、同様。
香りはより高くなり、少しクリームのような口当たりの良さも出てきます。
そして包み込まれるような長い余韻が最高!
どの飲み方をしてもおいしく飲めるウイスキーだと思いますが、ロックは少し好みが分かれるかもしれません。
香りや口当たりが少しシャープになる印象。
甘みが抑えられて大人なテイストになる点が、個人的にはこのウイスキーの良さを抑えてしまうかなと思います。
ただあくまでも個人の意見なので、参考程度にしていただけると嬉しいです。
飲み方別おすすめ度
飲み方 | おすすめ度 |
---|---|
ストレート | 5 |
トワイスアップ | 5 |
ロック | 3 |
ハイボール | 5 |

最後に……
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか??
今回、入会後初となるSMWSのボトルレビューとなりました。
はじめてのボトルは、やっぱりグレングラントかなと思いテイスティングしてみましたが、とにかく圧巻のボトルでした。。
深みがあるけど、飲みやすい
アルコール度数が高いけど、飲みやすい
余韻が長いけど、飲みやすい
……。
ウイスキーはこういった最高の出会いがあるからやめられないです!!
しかもこの出会いは、一期一会。。
似たようなウイスキーに出会うことはあれど、同じウイスキーに出会いことはもう二度とありません。
そういった意味でも貴重な体験ができたなと思います。
ぜひザ・スコッチモルトウイスキーソサエティに入会して、こういった最高の出会いをしてみてはいかがでしょうか?
それでは良いウイスキーライフを!!
また次回もよろしくお願いします!!
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