Yaffee's Whisky Blog

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【ウイスキーの歴史】古代から中世のスコットランド。歴史を知るとウイスキーはもっと面白い!!


 

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古代から中世のスコットランド史には、銘柄やロゴに通じる話が出てきます。

このようなストーリーとともに、傾けるウイスキーというのもまた楽しい飲み方の一つではないでしょうか。

 

そこで今回は以前まとめた「エドワード3世、ウィリアム・ウォレス、ロバート・ブルース」の時より昔のスコットランドについてまとめていこうと思います。

【以前にまとめた記事はこちら】

www.yaffee.work

 

 

 

紀元前のスコットランド

 

 

紀元前のスコットランドには解明されていない謎が多くあります。

スコットランドに初めて人が移住したのが10000年前だといわれています。

そして一説によるとスコットランド王国はヨーロッパ最古の歴史のある王国ともいわれているそうです。

 

エジンバラには中石器時代の遺跡が残っているそうで、そこから高い造船技術を持っていたことが判明しているそう。

 

石器時代の遺跡で特に有名なものがスコットランドオークニー諸島スカラブレイの集合遺跡」

きわめて保存状態のいい石造りの居住区で、世界遺産に登録されています。

スカラブレイ1850年まで土に埋もれていたそう。

1930年ぐらいにこの遺跡が完全に姿を現したそうです。

鍵付きのドア水路装飾の施された食器棚など当時にしては豊かで文明的な生活をしていたといわれています。

 

 

このスカラブレイという名前は、蒸留所名を隠さなくてはいけないボトラーズの「スキャパ」につけられることが多いです。

 

 

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古代のスコットランド民族

 

 

スコットランド人はケルト人の末裔と呼ばれています。

ケルト人とは紀元前400年頃までは早くから鉄器や騎馬戦車を扱いローマも脅かす存在だったそうです。

しかし、ゲルマンやローマによって西方に追いやられて、ブリテン島やアイルランド島に一部に存在するのみとなってしまします。

そのケルト人の中でスコットランドに居住したのはスコット族、ピクト族、ブリトンといわれています

 

ピクト族

 

ピクト族はスコットランドのハイランドを支配してきた民族です。

何人かの王やケルト語を話していたこと、石柱に書かれて紋章などが確認されているのみで、記録が少なくあまり実態をつかめていない民族だそう。

「謎のピクト人」と呼ばれています。

 

この民族はかなり勇敢だったといわれています。

128年ローマがブリテン島の支配がはじまります。この時イングランド北部、現在のスコットランドとの境界近くにハドリアヌスの長壁」という長壁が建てられます。

この長壁はローマ人がピクト人を恐れて築いたものだと推測されているそうです。

 

ちなみにこのピクト族という名前はこの民族が入れ墨(ラテン語:ピクト)の入れる習慣があったからだといわれています。

またピクトが英語の「ピクチャー」の語源となっているそうです。

 

 

563年に聖コロンバがアイオナ島に上陸し、ピクト人にキリスト教を布教しました。

この時にあの有名なネッシー目撃の最初の記録があります。

 

 

ピクト人は独特な紋章を数多く残しています。その中で、スコットランド、カドボールにあるカドボールストーンに描かれた紋章、「シグネット」と呼ばれるのもがあります。

ピクト族の大地、火、水の間のつながりに対する信仰を象徴した紋章だそうです。

この紋章はスコッチウイスキーで人気の高い「グレンモーレンジィ」(グレンモーレンジィについての記事はこちらをクリックhttps://www.yaffee.work/entry/glenmorangie!!!)のラベル中央に描かれています。

 

そしてこの紋章名はグレンモーレンジィが長年の研究の末、生み出されたプレミアムシングルモルトの「グレンモーレンジィ シグネット」の製品名にもなっています。

通常黒ビールなどに使うチョコレート麦芽ウイスキーに使った革新的なシングルモルト

これはグレンモーレンジィにとってはウイスキーの洗練された複雑さを表すものとしてこの紋章を使用しているのでとか。

グレンモーレンジィオフィシャルサイトにて説明されています。

 

ブリトン

 

スコットランドでは、エジンバラからグラスゴーを結ぶ中央低地、グラスゴーの西南の地方を支配していた民族でストラスクライド王国を築いていました。

これがのちにスコットランドのこの地域に根付く地名となり、ペルノリカール社が所有するグレーンウイスキーの蒸留所名にもなっています。

のちにこの王国はスコット族がピクト族を併合してできたアルバ王国に吸収されてしまいます。

 

スコット族

 

アイルランドからスコットランド・アーガイル地方(アイラ島やキンタイヤ半島・キャンベルタウン、ジュラ島などを含む地域)に居住。

スコットランド(スコット族の国)の名前の由来にもなっています。

824年ピクト族を併合してアルバ王国を成立し、スコット族の王「ケネス・マッカルピン」がケネス1世として即位。のちにパースのスクーン城に中心を移し、歴代スコットランド王が戴冠式を挙げたとされる「運命の石」が伝承されます。

 

11世紀以降王国名はアルバ→スコシア→スコットランドへと変換していったそうです。

ちなみに現在でもアルバはゲール語で「スコットランド」と表記されるそうです。

 

 

激動のスコットランド

マクベス

 

スコットランド王国は血生臭い激動の歴史が多いです。

1040年ストラスクライド王国を併合したダンカン1世から従弟のマクベスが王位を奪います。

このマクベスはウイリアムシェイクスピアの戯曲「マクベス」のモデルとなった人物。

物語の大まかな内容は、

勇敢だが小心な一面もある将軍マクベスが妻と謀って君主を暗殺し王位につくが、内面外面からの重圧から錯乱してしまい暴政を行うようになってしまいます。その後復讐によって命を落とすという話。

 

ただ実際のマクベスは統治能力が高く、当時の王にしては17年と長い在位がったのだとか……

 

 

シェイクスピアマクベス」の舞台となったコーダ城。

その領地内に創業したのが、王室御用達となっている「ロイヤル・ブラックラ蒸留所」です。マクベスを見ながら「ロイヤル・ブラックラ」を飲むのも面白いかの知れませんね。 

 


ウイスキー ロイヤル ブラックラ 12年 700ml (32-3)(77613) 洋酒 Whisky

 

ロード・オブ・ジ・アイルズ

 

1156年ヴァイキングとスコット族の混血「サマーレット」アイラ島北岸でヴァイキング軍を破ります。

その後200年以上の間アイラ島を含む、スコットランド西の島々とスコットランド本土の一部をスコットランド王国から独立した形で支配。

Lord of the Isles(島々の君主)との称号を得ます。Lord of the Islesはアイラ島北岸のフィンラガンで行政を取り仕切りました。

 

そんなLord of the Islesの名前が付けられたアードベッグがこちら

↓↓↓


アードベッグ ロードオブ・ジ・アイルズ46%700ml Ardbeg 25y Lord of the Isles

飲んでみたいが高いですね(ToT)

 

ちなみに行政の行われたアイラ島北岸のフィンラガンの銘柄名のシングルモルトもあります。

こちらはアイラの特徴をしっかりとらえつつ、3000円台とかなりコスパがいいウイスキーです。

 ↓↓↓


【あす楽】 フィンラガン オリジナル ピーティー 40度 700ml 並行

 

ラーグスの戦い

 

1263年スコットランドアレキサンダー3世がヴァイキング軍にラーグスの戦いで勝利します。

この時「アザミの伝説」が誕生しました。

ヘブリディーズ諸島スコットランドヴァイキングの覇権争いの絶えない島々でした。

スコットランドの覇権を奪おうと200の艦隊を連れてスコットランドに攻めに来たヴァイキング軍のホーコン4世。

スコットランドアレキサンダー3世に敗れ、その3年後条約により正式にヘブリディーズ諸島スコットランドのものとなります。

 

伝説の内容は……

ホーコン4世軍が、スコットランド軍に奇襲しようと闇に紛れて忍び寄ります。この時ホーコン4世軍の斥候が素足でアザミの花を踏み、あまりの痛みで声を上げてしまったそう。これがきっかけで奇襲がばれ、スコットランドが勝利した。というのが「アザミの伝説」のかなり大雑把な説明です。

 

かなり無理のある話ような気がしますね。(笑)

アザミに助けられたスコットランドはのちにアザミを国花とします。

 

グレンリベットやバランタインなど多くのウイスキーのロゴに国花「アザミ」が描かれています。

どこにアザミがあるか探してみるのも面白いかもしれないですね!! 

 

 

参考資料

www.lvmh.co.jp

 

www.ballantines.ne.jp

 

www.japanjournals.com

 

ウイスキー文化研究所 ウイスキーコニサー資格認定試験教本/a>

 

 

最後まで今回の記事を読んでいただきありがとうございます。

スコットランドの歴史の話いかがだったでしょうか

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