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フライドチキンにはワイルドターキー!!フライドチキンにはワイルドターキー!フr……、おっとウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。 (@TW0GPYU3yMS7N3o)
今回のお話は
「ワイルドターキー」蒸留所
について!!
「ワイルドターキー Wild Turkey」は、しっかりとした味わいに強いバニラ香が特徴。
味わいの濃いタイプのバーボンウイスキーの代表格です。
日本でも人気のバーボンで、昔から多くのウイスキーファン、バーボンファンをうならせてきた名ウイスキー。
今回は、『ワイルドターキー Wild Turkey』蒸留所の特徴、ストーリー、製法を見ていこうと思います!!
ワイルドターキー Wild Turkey蒸留所について
ワイルドターキーは、ケンタッキー州アンダーソン郡のローレンスバーグ近郊、
ケンタッキー川を見下ろすケンタッキー・ヒルに建つ蒸留所です。
この蒸留所は、いまだ現役の酒井最長の在職期間を誇る伝説のマスターディスティラー「ジミー・ラッセル」とラッセル家4代目の「エディ」が注意深く見守りながらバーボンを作っています。
「ジミー・ラッセル」は「バーボンのブッタ」・「マスターディスティラーの中のマスターディスティラー」と呼ばれている方。
床掃除から始まった彼のキャリアは、現在長年の勤続年数で蒸留所内のすべてを知り尽くすほどに!!
昔ながらのバーボンを徹底的に学びながら、形成されていったそうです。
そして、その息子エディもまた蒸留所の交代要員という一番下っ端からキャリアがスタートしたそう。
基礎からバーボンの蒸留技術を学び、今では親子2代でバーボンを作る蒸留所となっています。
現在、カンパリ社がこの蒸留所を所有。
日本では、スコッチシングルモルトの「グレングラント」と同じく、CT Spirits Japan(株)が輸入・販売を行っています。
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ワイルドターキー Wild Turkeyのストーリー
ワイルドターキーの始まりは、1869年。
リッピ―兄弟が、ケンタッキー州ローレンスバーグに建てた家族経営の蒸留所を開設します。
彼らの作るバーボンは大変人気だったそう。
1893年シカゴで開かれたワールドフェアで彼らの作ったバーボンがケンタッキー州代表となりました。
ただ「ワイルドターキー」というブランドが出来上がったのは、1940年になってから。
この時のオーナーはオースティン・ニコルズ社の社長トーマス・マッカーシー。
彼は、「七面鳥狩り」が趣味だったそう。
そして狩りの時には必ず、自身の蒸留所で作った101プルーフ(アルコール度数50.5%)の「バーボン」を持ち寄って、みんなにふるまっていたそうです。
そんな時、バーボンの味に感動した仲間の一人が七面鳥にちなんで「ワイルドターキー」と名乗ったことから、ブレンド名は決定したといわれています。
1954年、のちのワイルドターキーの伝説の男となる「ジミー・ラッセル」が入社。
そして、3代目マスターディスティラーとなった彼は、
2代目ビル・ヒューズと初代マスターディスティラーの息子アーネスト・W・リッピ―から直々に禁酒法以前のバーボンを学んだそうです。
1979年、世界初となるバーボン・リキュールを製造。
のちのワイルドターキー・アメリカンハニーとなっていきます。
その後数々のウイスキーをリリースしてきたワイルドターキー。
のちに入社したジミーの息子エディもマスターディスティラーとなり、世界唯一の現役マスターディスティラー親子となります。
ワイルドターキー Wild Turkeyのこだわりの製法
ワイルドターキーのこだわりはまず、原料から始まります。
バーボンの主原料となるコーンは地元ケンタッキー州産とインディアナ平野のもの。そして大麦はモンタナ州産、ライムギはドイツ産のものを使用。
高い基準をクリアしたもののみが、ワイルドターキーの製造に使われるそうです。
そしてミネラル分豊富なライムストーンウォーターを仕込み水に使い、糖化液を作っていきます。
次に発酵工程に移っていきますが、この時なんと60年間も守り続けている自家製の酵母株を使って発酵させているそう。
そしてワイルドターキーはバーボンの中でも特に低アルコールで蒸留する蒸留所!!
通常バーボンは、連続式蒸留機のビアスチルとダブラーを使って70%近いアルコール度数まで蒸留していきますが、
ワイルドターキーは、同じくビアスチルとダブラーを使って60~65%のアルコール度数のニュースピリッツを得ているそうです。
こうしてできたニュースピリッツをホワイトオークで作った樽に詰めて熟成させます。
この時の樽は、激しくバーナーで内側を焦がしたアリゲーターチャーという加工を施した樽を使用。
ここからワイルドターキーの力強い味わいが生まれてきます!
原料由来のフレーバーを強く残しているワイルドターキーだからこそできることだと思います。
先ほどの蒸留で高いアルコール度数で蒸留してしまうと、樽の味がすべてとなってしまうと思います。
そして寒暖差の激しい環境で5年以上熟成させていきます!
最後のボトリングの際は、風味を生かしたいために、加水量を最大限に少なくしているそう。
8年熟成のもので101プルーフ(アルコール度数50.5%)でボトリングされています。
ワイルドターキー Wild Turkeyの定番リリース
スムースで飲みやすいけどどことなく力強さもあるスタンダードバーボン。
親しみやすくカクテルやハイボールなどにも使いやすいバーボンだと思います。
価格帯 | 2000~3000円 |
---|---|
アルコール度数 | 40.5% |
容量 | 700ml |
特徴 | スタンダード・バーボン |
原産国 | アメリカ |
ただ、バーボン好きやワイルドターキー8年が好きな人には物足りないかも。。
アロマ | 2.9 |
フレーバー | 2.9 |
余韻 | 3.3 |
強烈なインパクトと力強さのあるバーボン。
ただその中に甘いやさしさもあり、まるでアニキのようなバーボンです!!
余韻も長く、ロックなどがオススメ!!
価格帯 | 3000~4000円 |
---|---|
アルコール度数 | 50.5% |
容量 | 700ml |
特徴 | 力強いバーボン |
原産国 | アメリカ |
料理に使っても残る個性は、料理人として嬉しいお酒です!
アロマ | 3.8 |
フレーバー | 3.6 |
余韻 | 3.7 |
ワイルドターキー Wild Turkey蒸留所データ
創業 | 1869年 |
創業者 | リッピ―兄弟 |
オーナー会社 | カンパリ社 |
蒸留機 | ビアスチルとダブラー 1セット |
生産区分 | アメリカ ケンタッキー州 |
最後に……
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか?
実は、ワイルドターキーと僕の出会いは、18歳のころの専門学生時代でした。
当時バーボンもバの字も知らないような「料理、料理、料理」ばかり考えていた料理バカでした。
そんな中で、専門学校時代にワイルドターキーを使用したスパイシーフライドチキンを教わり、感動した記憶があります。
ウイスキーにはまりだすのはまだまだ先の話ですが、この時の味は今でも忘れられません。
ピリッとスパイシーな香りに、バーボンのコクと心地よいバニラ香。
そしてジュワッと広がる鶏のうまみ。
今思い出しただけでもよだれが出てきます。
一応前の記事で、自分なりにお家用にアレンジしたレシピだけは公開しましたが、
今度しっかり作ってペアリングしていきたいなと思います!
本日もお越し頂きありがとうございます!!ウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。 (@TW0GPYU3yMS7N3o)今回のお話は『唐揚げとウイスキー』について。 よく「ハイ・カラ(ハイボールとか[…]
その時はよろしくお願いいたします!!
それでは良いウイスキーライフを!
また次回もよろしくお願いします!
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