本日もお越し頂きありがとうございます!!
今年は特にいろいろなことがあったウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。 (@TW0GPYU3yMS7N3o)
今回のテーマは「今年僕が飲んだウイスキー ベスト10」!
今年飲んだウイスキーの中から厳選。
「Yaffee‘s Whisky Collection 2020」を発表しようと思います!!
- 1 はじめに……
- 2 Yaffee‘s Whisky Collection 2020
- 2.1 No.10 グレングラント ロセスクロニクル カスクヘブン
- 2.2 No.9 エドラダワー Specially Selected for Japan 10年
- 2.3 No.8 アードベッグ ウィービースティー 5年
- 2.4 No.7 ニッカ セッション
- 2.5 No.6 アンノック 18年
- 2.6 No.5 スプリングバンク ラムウッド 15年
- 2.7 No.4 バランタイン 17年 DF表記あり
- 2.8 No.3 キャパドニック 18年 ピーデッド
- 2.9 No.2 アラン 18年 リミテッドエディション シェリーホグスヘッド 18年
- 2.10 No.1 ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レア ポートエレン
- 3 最後に……
はじめに……
今年は特にいろんなことがありました。
僕も一度は職を失い、何とか復職できても日々不安と忙しさに追われる年でした。
嫁や実家の家族。
職場の人たちや僕のブログを読んでくださる読者様、SNSのフォロワーの皆様。
多くの方々に支えられた年でした。
支えてくださった皆様、本当にありがとうございます。
今年はイベントや店での試飲、またバーでの飲みもなかなかできない状況だったので、新しく飲めたウイスキーの種類はそこまで多くありません。
ただ、様々な縁もあり、多くのウイスキーを頂くことができました!!
そこで僕が飲んだウイスキーの中からトップテンを厳選。
僕が選ぶ今年のベストウイスキーを決めていこうと思います!!
Yaffee‘s Whisky Collection 2020
今回僕が飲んだウイスキーの中でも
- ボトルの写真が残っているもの
- 一杯分(30ml)以上は飲んでいるもの
- ストレートで飲んだもの
以上の中から厳選しました。
厳選したウイスキーの中には、限定品のためもう手に入らないものもあります。
その点はご了承ください。
No.10 グレングラント ロセスクロニクル カスクヘブン
種類 スコッチシングルモルトウイスキー(スペイサイド)
特徴 免税店限定のグレングラント
アルコール度数 46%
免税店限定のシェリーカスクを使用したフルボディの「グレングラント」!
イタリアで一番売れている「グレングラント」はライトなタイプのウイスキーが多いです。
ただ『グレングラント ロセスクロニクル カスクヘブン』はアルコール度数46%の味わいがしっかりとしたタイプのウイスキー。
青リンゴやバニラ、はちみつ、ドーナツや焼き立てのパンと花のような香り。
一口飲んでみると一気にフローラルで華やかな香りが口いっぱいに広がり、バニラ、カラメル、リンゴ、ライ麦パンといった印象が続きます。
一言でこのウイスキーを例えると「リンゴジャムを塗ったライ麦パン」。
余韻は程よいスパイシーフレーバーと梅やクリームのニュアンス。
通常の「グレングラント10年」より深みを感じます。
リッターボトルでしたが、購入して正解でしたw!!
No.9 エドラダワー Specially Selected for Japan 10年
種類 スコッチシングルモルトウイスキー(ハイランド)
特徴 カスクストリングス、シェリー樽熟成
アルコール度数 56.2%
2009年11月18日に蒸留。
シェリーバットで熟成し、
2020年5月12日にボトリング。
日本向けの限定リリースで、特濃シェリー系ウイスキーです。
ナッツ、ベリー系なドライフルーツ、メープル、カラメルバニラシロップといった印象。
かなり濃厚で一杯で満足いくウイスキー。
深いコクがあり、「ねっとりと甘いウイスキー」って表現がしっくりくると思います。
ただシェリー樽特有の若干ゴムっぽい硫黄臭が好みを分けるかも。
今年は試飲会などがなかったので、個人的にこういった硫黄感に少し飢えていたのかも(笑)
限定リリースのため、現在入手困難です。
No.8 アードベッグ ウィービースティー 5年
種類 スコッチシングルモルトウイスキー(アイラ)
特徴 5年熟成の若いアイラモルト
アルコール度数 47.4%
今年リリースされたアードベッグの新商品。
アイラの歴史に爪痕を残すかなり熟成年数の若いアイラの小さなモンスター(ウィービースティー)。
リトルモンスター(ウィービースティー)の名前にふさわしい、スパイシーさとアルコール感、そしてスモーキーさの強烈な刺激。
それでいて味わいはしっかりとまとまっています。
チョコレートや甘みといったフレーバー。
やや肉っぽいニュアンスとピートのクセ。
5年熟成にしては余韻も長く、後味の雑味が少ないです。
特に開けてから少し時間を置くと、より甘みが際立ちます!!
熟成年数がすべてではないってことを改めて教えてくれる一本かなと思います。
ただいまネットでの価格が高いので、広告リンクは外させていただきます。
No.7 ニッカ セッション
種類 ワールドブレンデッドモルトウイスキー
特徴 スコッチとジャパニーズのブレンデッドモルト
アルコール度数 43%
スコッチモルトウイスキーと余市、宮城狭のモルト原酒をブレンドした一本。
個人的に高ポイントだったのは、
スコッチの原酒と余市、宮城狭の原酒の「良さ」がうまく表現されているなと思わせる味わいだったこと!!
余市の「力強さ」、宮城狭の「甘くフルーティな味わい」、スコッチ(ベンネヴィスが多め?)の「華やかなフレーバー」。
結構しっかりと個性が主張しているので、人によっては「セッション」していないと思うかもしれません。
ただこういった個性がしっかりと一つのメロディーのようにまとまっていると思います。
このまとまり感がニッカの求めた「セッション」かな。
また色や味わいからも若い印象は受けますが、若さとブレンドによる雑味をそこまで感じません。
バランスがよく、ハイボールや水割りにしても楽しめるかなと思います!!
ただいまネットでの価格が高いので、広告リンクは外させていただきます。
『ニッカ セッション奏楽 NIKKA Session』テイスティングレビュー – Yaffee’s Whisky Blog
No.6 アンノック 18年
種類 スコッチシングルモルトウイスキー(ハイランド)
特徴 18年熟成のシングルモルト
アルコール度数 46%
ハイランドのノックデュー蒸留所で造られているシングルモルトウイスキー
ウイスキー最大手のDCL(現ディアジオ)社が最初に建てた自社蒸留所といわれていて、長年DCL系列のヘイグ社が運営してきました。
そのため、ブレンデッドウイスキー「ヘイグ」のキーモルトとして使われているそうです。
やや肉っぽいニュアンスとフルーティな味わいが「アンノック」の特徴。
18年熟成でもその肉っぽい味わいの厚みがしっかりと残っていて、ドライフルーツやはちみつ、ややオイリーなペッパーミントの香り。
味わいの幅だけでなく、アクセントもしっかりと効いていて長く飲めるウイスキーかなと思います。
正直開けたてはオフフレーバーが少し目立つな。。と思い、テイスティング時には少し評価低めでした。
ただ開けてから、徐々に秘められたポテンシャルが現れてきているような気がします。
これから香りが開いたら、どうなるのだろうと期待値の高い一本だなと思います!
『アンノック 18年 An Conc 18yo』テイスティングレビュー スコッチシングルモルトウイスキー ハイランドモルト – Yaffee’s Whisky Blog
No.5 スプリングバンク ラムウッド 15年
種類 スコッチシングルモルトウイスキー
特徴 ラムの熟成に使用していた樽を使用
アルコール度数 51%
モルトウイスキーファンから特に人気の高い『モルトの香水「スプリングバンク」』。
イチゴのようなフルーツ香に、スモーキーなフレーバー。そして潮感がスプリングバンクの特徴。
その中でも限定品としてリリースされたのが、「スプリングバンク ラムウッド 15年」。
ラムの熟成に使用していた樽で熟成させた原酒を使用した一本。
焼きバナナのような香りに、マスカットや塩キャラメルの味わい。
黒糖と草っぽいニュアンスもあり、かなり奥深いです。
余韻がかなり長く、フルーティかつスモーキー!
そしてやや磯っぽいアフターフレーバーがより幅を利かせているような気がします。
入手困難のため、広告リンクは外します。
No.4 バランタイン 17年 DF表記あり
種類 スコッチブレンデッドウイスキー
特徴 「The Scotch」と呼ばれるウイスキー
アルコール度数 40%
「The Scotch」と呼ばれるスコッチを代表する一本。
1937年にリリースされてから、ゆるぎない地位を確立しているスコッチウイスキー。
17年以上熟成のモルトとグレーン原酒を40種類以上ブレンド。
華やかさ、力強さ、スモーキーフレーバーなど様々なフレーバーが複雑に絡み合い、繊細かつ絶妙なバランスを感じさせてくれます。
奥行きがあり、深く高貴な味わい。
間違いなく美味いウイスキーですが、購入してみて改めて美味いなと感動しました。
多くのファンを魅了し続ける名門ブレンデッドウイスキーです。
ちなみにDF表記とは「Duty Free」のこと。
表記ナシのものは、サントリーが輸入している容量が700ml、
表記ありのものは、並行輸入のもので容量が750mlとなっています。
No.3 キャパドニック 18年 ピーデッド
種類 スコッチシングルモルトウイスキー(スペイサイド)
特徴 閉鎖蒸留所初のオフィシャルリリース
アルコール度数 48%
現存しない幻のモルトウイスキー蒸留所から今年初めてオフィシャルボトルとしてリリースされた一本。
「秘密の泉」という意味のあるキャパドニック。
キャパドニックは、秘密裏に愛し合う恋人が密会をした場所だったそう。
そんな「秘密の泉」にグレングラントの第二蒸留所としてオープンしたのが、「キャパドニック蒸留所」。
かなり小さい蒸留所で、ピートを焚いたタイプとノンピートタイプの2つのラインナップをこだわりぬいた少量生産で造っていたそうです。
その中でも今年僕が飲めたのは『キャパドニック 18年 ピーデッド』。
ブログの関係でペルノリカールさんよりいただけることになりました!!
その節は本当にありがとうございました。
スモーク香にシャインマスカットのような甘くフルーティ香り。
口に含むと焚火のようなスモーク、フルーツ、シリアル、和三盆といったフレーバーが爆発するように広がり、そのまま伸びていきます。
正直、1位にしたいぐらい美味いウイスキー!!
閉鎖され取り壊された後も、ウイスキーの中に残るキャパドニックのクラフトマンシップをしっかりと感じられるかなと思います。
『シークレット・スペイサイド』コレクションの魅力について! 『キャパドニック Caperdonich ピーテッド 18年』のテイスティングレビュー!! – Yaffee’s Whisky Blog
No.2 アラン 18年 リミテッドエディション シェリーホグスヘッド 18年
種類 スコッチシングルモルトウイスキー(アイランズ)
特徴 シェリー樽熟成の限定リリース
アルコール度数 49.5%
『アラン』は1995年に誕生した蒸留所が造るシングルモルト。
その中でも今回2位となったのが、「シングルカスク」シリーズの一本。
限定商品としてリリースされた「アラン」のウイスキーです。
レーズンとチョコに黒糖と熟成させた味醂のニュアンスにオイリーな香り。
辛口ながらフルボディ。
口に含んだ瞬間にプラムとレーズン、チョコの味わいが広がります。
後味はどこかバラのような高貴な花の印象とスパイス感。
アランモルトが結構甘めな印象でしたが、このウイスキーはそこまで甘くありません。
深い熟成感と濃厚なフレーバー。
ダークシェリーの凝縮感が存分に味わえる一本でした。
Twitterのフォロワーさんからいただいた一本。
本当にありがとうございます!!
No.1 ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レア ポートエレン
種類 スコッチブレンデッドウイスキー
特徴 幻のモルトウイスキーがキーモルト
アルコール度数 43.8%
今年の初めに頂いた一杯。
正直今まで飲んだウイスキーの中でも衝撃の一杯でした。
キーモルトに幻の蒸留所『ポートエレン』を使用。
グレーン原酒には同じく閉鎖蒸留所の『カースブリッジ』、『カレドニアン』。
他にも3つの閉鎖蒸留所の残留原酒と『モートラック』、『クラガンモア』、『オーバン』、『ブレアアソール』の現存するモルト蒸留所の原酒がブレンドされたウイスキーです。
円熟されたグレーンウイスキーのカラメル香、スパイス、バニラの香りにレーズン、ピート。
そして優しい口当たりと深い味わいを感じさせてくれます。
ただ余韻はかなり短い。
深い味わいを感じている最中にふっと消えます。
そのタイミングが絶妙!!
「余韻は短いが、記憶に残るウイスキー」でした。
「余韻が長さ」=「いいウイスキー」ではないんだな。と深く考えさせられました。
ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レア ポートエレンのご購入はこちらから
最後に……
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか?
今年いろいろなことがありましたが、それでもいいウイスキーとのめぐりあわせて頂けたと思います。
そして周りの人たちに救われた一年でした。
皆様の「今年」はどんな年だったでしょうか?
少し振り返りながらウイスキーを傾けてみるのもいいかもしれませんね。
それでは良いウイスキーライフを!
また次回もよろしくお願いいたします!!
↑↑↑
僕のブログを応援してくださる方!!
皆様のコメントや応援が励みになりますので、
こちらへのクリックやブックマークのご協力をお願いいたします!!