ジョニーウォーカーについて
ジョニーウォーカーはスピリッツメーカーとして世界No.1のディアジオ社が作る、クセの少なく飲みやすいスコッチブレンデッドウイスキーです。
【ブレンデッドウイスキーとモルトウイスキーの違いについて知りたい方はこちらをクリック!!】
ブレンデッドウイスキーの中では、程よいスモーキーフレーバーとリッチな味わいが特徴かと思います。
ジョニーウォーカーの最大のポイントはストレート、ロック、水割り、ハイボールどんな飲み方をしても味わいが崩れにくいこと!!
またカクテルにしてもバランスよく、スモーキーフレーバー、フルーティーさなどを感じさせてくれます。
ここからでしょうか。多くのバーテンダーの方からカクテル用にも支持されているそうです。
ジョニーウォーカーのキーモルト
ジョニーウォーカーはブレンデッドウイスキーの中でも特に多い40~50種類のモルト原酒を組み合わせてできているそうです。
そこからグレーン原酒がブレンドされますので、さらに多くの種類の原酒が組み合わさってジョニーウォーカーとなっているみたいです。
ジョニーウォーカーのもっている樽は700万樽ともいわれています。
その中から40~50種類のモルト原酒を使って、緻密な計算の上でジョニーウォーカーの味わいが生まれています。
この緻密なブレンドこそジョニーウォーカーが世界トップシェアのウイスキーとなった理由かもしれませんね。
ここで40~50種類ぐらいのモルト原酒で構成されているのになぜ700万樽もストックが必要か不思議に思いませんか??
ウイスキーは同じ蒸留所、同じ熟成年数でも全く違った味わいになるそうです。
40~50種類のモルト原酒から作られていても、1つでも樽が変わるごとに違った味わいになってしまうそう。
同じ蒸留所の違う樽が全く違う味になったとしても、別のウイスキーをブレンドしてジョニーウォーカーが同じ味わいになるようにしています。
このようにジョニーウォーカーの味わいを守るためには、膨大な数のウイスキーのストックが必要ということです。
ジョニーウォーカーのキーモルトは製品ごとに違います。
中でも特にモルト原酒として使われることが多いウイスキーは……
スペイサイドの「カーデュCardhu」、「リンクウッドLinkwood」、「モートラックMortlach」
スカイ島の「タリスカーTalisker」
アイラ島の「ラガブーリンLagavulin」、「カリラCaol Ila」
ハイランドの「ロイヤルロッホナガーRoyal Lochnagar」
などです。
ジョニーウォーカーのストーリー
ジョニーウォーカーを作った男 ジョン・ウォーカー
1819年、ジョニーウォーカーの創業者ジョン・ウォーカー(愛称ジョニー・ウォーカー)は14歳の時に父から受け継いだ農場を売却。そのお金を元に翌年食品雑貨店を開きます。
若干15歳にして店と家族を支えていました。
1823年、酒税法が改正されるとジョンの店もアルコール飲料を取り扱い始めます。
それが大ヒット!!大きく利益を上げます。
1825年以降にはウイスキーの販売も行うようになります。
アンドリュー・アッシャーがブレンデッドウイスキーで成功したことを聞きつけたジョン。
ここでジョン自身が紅茶やスパイスをブレンドしていた経験を生かして、高い品質のブレンデッドウイスキーを作り上げます。
そのブレンデッドウイスキーはたちまちスコットランド中で大人気に!!
ブレンドに魅了されたジョンはさらにブレンドの技術を磨き上げていきます。
その精神は今のジョニーウォーカーマスターブレンダーにも受け継がれているそうです。
ジョンの息子アレキサンダーの高い商売テクニック で世界トップブランドへ!!
ジョンから息子のアレキサンダーにバトンタッチされた頃、世の中は産業革命の時。
スコットランドにも鉄道がひかれるようになります。
そこに可能性を感じたアレキサンダー はジョニーウォーカー史上初大量生産に取り組み、「オールド・ハイランド・ブレンド」 として商標登録し、世界に向けて売り出します。
そして世界へウイスキーを送り届ける大型船の船長たちを 自慢のウイスキーを世界へ届けるアンバサダー にしたそうです。
それによって船で行けるほとんどのところで飲まれるようになります。
また船で運んでも瓶が割れにくいようにと 四角形のボトル に採用されました。
さらにラベルを斜めにつける という当時にしては斬新なデザインを採用します。
これは多くの積み荷のなかでジョニーウォーカーとすぐわかるようにこのデザインになったのだとか。
つまり今のジョニーウォーカーのデザインがこの時にはすでに出来上がっていました。
そしてこの発想とデザイン、時代背景も相まってジョニーウォーカーは世界ブランドへ。
1990年代からは高級志向も取り入れていき、1992年、ブルーラベルを発売。ブレンデッドとしては当時最も高級な価格帯だったそうです。
高級層からの支持も得て、ジョニーウォーカーは、世界トップシェアのウイスキーになっていきます。
ジョニーウォーカーといえばあの男!!
ラベルに描かれたハットにブーツ、スティックが印象的な紳士。
これには「ストライディングマン」という名前が付けられています。
闊歩する男、大股で歩く男という意味だそうで、創業者ジョン・ウォーカーがモデルだそうです。
ジョンの孫たちが必死に考えたキャラクターデザインなのでとか。
商品紹介
ジョニーウォーカー ブラック
ジョニーウォーカーの中でスタンダードなウイスキー。
通称「ジョニ黒」と呼ばれ、世界中の人に親しまれてるウイスキーの一つです。
このジョニ黒についてscarletさんが運営する『NomiLOG』 というブログにて製品紹介から飲み方、カクテルまで詳しくご紹介されています。
ジョニ黒の楽しみ方の参考にしてみてはいかがでしょうか?
ジョニーウォーカー ゴールドリザーブ
バランスよく力強くも優しい飲み口。
3代目のアレックスが造った幻のレシピを復活させたウイスキーで18年以上の原酒が使われているプレミアム品。
そのまま飲んでももちろんだけど、水で割っても味わいが崩れず、カクテルにしてもしっかりとした存在感が残りつつ他と調和するというジョニーウォーカーのブレンド技術の高さを感じさせてくれます。
ジョン・ウォーカー&サンズ キングジョージ5世
キーモルトに幻のモルトウイスキー「ポートエレン」を使った最高級のジョニーウォーカー。
1934にジョニーウォーカーがキングジョージ5世から英国王室御用達を授かった記念に造られたボトルで、キングジョージ5世が統治していた時代に稼働していた蒸留所の原酒がブレンドに使われています。
その中には閉鎖された蒸留所もブレンドされています。
外見も専用のクリスタルボトルに入っていてまさに 「ブレンデッドスコッチの王様」 です。
ジョニーウォーカー ブルーラベル
ブルーラベルはジョニーウォーカーの最高峰といわれているラグジュアリーウイスキー。
「年数表記にとらわれず、本当の意味で最高のウイスキーを」
という考えのもと生まれたのがブルーラベルだそうです。
味わいは芳醇かつ力強い味わいで、まろやかな口当たりとかすかなスモーキーさが余韻をさらに色付けます。
特にこのブルーラベルシリーズの中でも僕の中で人生を変えたといっても過言ではないものが……
ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レア ポートエレンです。
『Yaffee‘s Whisky Collection 2020』! 僕が選ぶ今年のウイスキーランキング BEST 10!!
最後まで今回の記事を読んでいただきありがとうございます。
ジョニーウォーカーの話いかがだったでしょうか
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