ブルックラディ 復興後ついに「18年」と「30年」をリリース

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”アイラ島の革命児”ブルックラディ蒸留所が2024年4月15日に2種類の新作ウイスキーを発表しました。

ブルックラディの新作
  • ブルックラディ 18年
  • ブルックラディ 30年

蒸留所復興後のストックのみを使用した「18年」と復活のストーリーを物語る「30年」が同時リリースされます。

目次

ブルックラディ 2種類の新作ウイスキー

2001年に再開して以来、スコッチウイスキー業界においてテロワールの概念を開拓してきたアイラ島のブルックラディ蒸留所。

2024年4月15日に発表された「ブルックラディ 18年」と「ブルックラディ 30年」はそれぞれ復興後の信念と不朽の過去から未来への期待を表現した一本となっています。

ブルックラディ 18年2001年の蒸留所復興からテロワールが重要性に対する確固たる信念に敬意を表した
ブルックラディ 30年1994年一時閉鎖から蒸留所の不朽の過去への敬意と未来への期待の込めたボトル

ブルックラディ 18年

ブルックラディ蒸留所が復興して以来作られてきたストックの中から、アイラ島で全期間熟成させた原酒を使用。

ウイスキー業界にテロワールの重要性を示してきたブルックラディ蒸留所の確固たる信念に敬意を表した一本となっています。

2001年に復興し、2004年にパートナー農家とアイラ島産大麦を栽培する取り組みを開始しました。

ノンピート麦芽で作るフルーティなアイラモルトは、多くのモルトファンに衝撃を与えています。

今までは、定番リリースが「ブルックラディ クラシックラディ」でノンエイジ(熟成年数の表記はない)ボトルでした。

今回リリースされたブルックラディ18年は、ポートフォリオ初となる18年熟成のシングルモルトとなります。

ブルックラディ 18年
アルコール度数50%
容量700ml
参考価格20000円(税抜)
発売日2024年4月15日
発売地域全国

使用している大麦は、アイラ島またはスコットランド・メインランド島産の有機栽培です。

熟成樽はバーボン樽をメインに使用し、アイラ島だけで18年以上熟成

ソーテルヌカスク樽の原酒とポートワイン樽の原酒をブレンドし、9か月ほどマリッジ(貯蔵)させています。

ノン・チルフィルタード(冷却ろ過をしていない)ノン・カラー(無着色)でボトリングされています。

テイスティングコメント

アロマ

熟した桃とスイカズラの見事な芳香が、トーストしたアメリカンオーク樽由来のバニラ、ココナッツバターと調和

フレーバー

蜂蜜、バタースコッチ、新鮮なフルーツの粘度のあるラグジュアリーな質感と、明るいトロピカルフルーツとトーストしたオークの繊細な存在感

フィニッシュ

ブルックラディに特徴的なクラシックなミネラル感と、オーク、アプリコット、繊細なフローラルブーケが調和

ブルックラディ 30年

1881年に創業し、1994年に一時閉鎖。

2001年になってからようやく再開したブルックラディ蒸留所。

150年もの歴史を持ちながら、一時期は存続すら危ぶまれた蒸留所ですが、現在ではテロワールへのこだわりや堅実なモルトウイスキー造りが評価され代表的なアイラモルトの地位を確立しています。

閉鎖中も静かに蒸留所の再開を待ち続けた貴重なスピリッツ

そして、V字回復を続けていく蒸留所の姿も見守ってきた原酒

「ブルックラディ 30年」は、アイラ島で蒸留所の歴史をともに過ごしてきた30年熟成のスピリッツから作られています。

ブルックラディ蒸留所のストーリーを詰め込んだ一本で、不朽の過去と未来への期待が込められています。

ブルックラディ 30年
アルコール度数43%
容量700ml
参考価格250000円(税抜)
発売日2024年4月15日
発売地域全国

100%バーボン樽を使用した一本。

全量の50%は全期間をリフィルホグスヘッドで熟成させ、残りはリフィルホグスヘッドで20年熟成させた後バーボン樽へ詰め替えています。

また、ブレンド後に3か月間マリッジを行い、ノン・チルフィルタードノン・カラーでボトリング。

30年以上熟成させた原酒が使われているため、閉鎖前の原酒が使用されています。

テイスティングコメント

アロマ

ココナッツ、ゼラニウムとローズ、かすかなバニラのノート

フレーバー

トーストしたオークの繊細な甘さ、軽快なフルーツ、蜂蜜、ファッジ、かすかなレザーが続く

フィニッシュ

海塩の力強い風味と温かみのあるオークが調和しつつ、柔らかなバニラと甘いココナッツの余韻をもたらす

ブルックラディ蒸留所

ブルックラディ蒸留所は、1881年に創業。

ゲール語で「海辺の丘の斜面」という意味で、アイラ島西部にある蒸留所です。

「ブルックラディ」、「ポートシャーロット」、「オクトモア」の3タイプのシングルモルトを造っています

ブルックラディノンピートタイプのフルーティなシングルモルト
ポートシャーロットヘビーピートタイプのスモーキーなシングルモルト
オクトモア業界最大のフェノール値をたたき出す世界最強ピートのブランド

1994年には惜しまれつつも一時閉鎖に追い込まれてしまいました。

2001年、当時ワインやウイスキーボトラーズ業をしていたマーク・レイニエーとサイモン・コフランのマーレイマクダビット社と”ウイスキー業界の伝説の男”ジム・マッキューワン氏が復活。

アイラ島産の大麦を使用した「アイラバーレイ」シリーズや古代品種のベア種を使った「ベアバーレイ」などテロワールにこだわったモルトウイスキーが評価されています。

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