Yaffee's Whisky Blog

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「Dewar’s」を支える重厚なモルトウイスキー『クライゲラキ Craigellaghie』!そのストーリーと特徴を解説


 

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本日もお越し頂きありがとうございます!!

重めなモルトウイスキーも大好きなウイスキー好き料理人Yaffeeです。

 

今回のテーマは「クライゲラキ Craigellaghie」についてです!!

 

 

クライゲラキと聞いて、わかる人は結構なウイスキーマニアだと思います。

まず読みにくいし、覚えにくい。。(笑)

 

ただ、このウイスキーは有名なブレンデッドスコッチデュワーズ Dewar’s」を構成する5つのモルト原酒の一つ!!

 

(その他はアバフェルディ、ロイヤルブラックラ、オルトモア、デュヴェロン)

この5つのモルトの中でも「クライゲラキ Craigellaghie」はリッチで重厚感の味わい要員!!

 

そのシングルモルトは、トロピカルフレーバーに重厚感のあるリッチな味わいが特徴です。

 

この重厚感は硫黄由来のことが多いです。

硫黄がいい方向に働いている珍しいシングルモルトです!!

 

 

クライゲラキ Craigellaghie蒸留所について

 

 

クライゲラキ Craigellaghieはスコットランドの中でも『ウイスキーの聖地』スペイサイドにある蒸留所です。

 

ゲール語で「無常に突き出た大岩」という意味。

 

ガラス張りの近代的な建物で、壁にはでっかく『ジョン・デュ―ワー&サンズ』という文字が掲げられています。

それだけでもデュワーズ」に必要なモルトウイスキーなのがわかると思います。

ただ実は同じスコッチブレンデッドウイスキー「ホワイトホース」にゆかりのある蒸留所

 

「ホワイトホース」の生みの親ピーター・マッキーとオルトモア蒸留所の創業者アレキサンダーエドワードによって建てられました。

 

唯一のオイルヒーティングで麦芽の乾燥を行う蒸留所であり、

伝統的な屋外ワームタブ方式の冷却器を使います。

 

そこから生まれるオイリーで重厚感があり、リッチなテイストは多くのウイスキーファンを魅了しています。

 

クライゲラキ Craigellaghieのストーリー

 

クライゲラキ Craigellaghie は1891年、ホワイトホース社を興したピーター・マッキーとオルトモア蒸留所の創業者アレキサンダーエドワードが創業しました。

 

ピーター・マッキーはブレンデッドウイスキーホワイトホースの生みの親です。

叔父がアイラの名門蒸留所『ラガブーリン』を所有していて、若いピーターはそこで蒸留のイロハを学んでいったそう。

 

1889年に『ラガブーリン』の経営権を引き継ぎ、オーナーとなると翌年90年にブレンデッドウイスキー『ホワイトホース』をリリースします。

ホワイトホースは、「ラガブーリン(アイラモルト)」をキーモルトにした、当時でもかなり珍しいタイプのブレンデッドウイスキーだったそう。

 

そのブレンデッドウイスキーの原酒確保のために「クライゲラキ Craigellaghie」が建てられました

 

オーナーになって一年でブレンデッドウイスキーの生み出し、さらに翌年新しい蒸留所を建設したピーターの手腕はすごいですね!!

ピーターは巨漢でエネルギッシュな人物だったそう。

レストレス(不眠不休)のピーター」とまで言われ、従業員から恐れられていたそうです。。

 

ピーターは筋力アップのため、従業員たちの食事にプロテインを混ぜていたという逸話があります。

(今でいったらブラック企業???www)

 

1927年、クライゲラキ、ラバブーリンともにDCL(現ディアジオ)社に買収。

UD社、ディアジオ社と引き継がれました。

この時UD社から「花と動物」シリーズもリリースされています。

 

 

1998年にバカルディ社に売却。

以降デュワーズのキーモルトとして使われています

 

 

クライゲラキ Craigellaghieのこだわりの製法

 

クライゲラキの製法の特徴は、なんといってもオイルヒーティング屋外ワームタブ!!

 

 

オイルヒーティングとは、

油で炊いた火で麦芽の感想を行うクライゲラキ唯一の方法。

通常、麦芽の乾燥はピートや無煙炭でを行います。

このオイルヒーティングを行うことで、程よい「硫黄感」が麦芽中に残るそう。すると重くリッチなフレーバーのウイスキーに仕上がりやすいそうです。

 

正直「硫黄感」という成分は「オフフレーバー」に見られがち。取り除くことに注力している蒸留所も多いです。

またこの「硫黄感」の厚みを持たせるのは、シェリー樽で行うことが多いと思います。

マッカランしかり、グレンファークラスしかりシェリー樽熟成のエキスパートと呼ばれるウイスキーにも「硫黄感」が感じられます。

 

ただクライゲラキの「硫黄感」がかなり自然!

 

原酒に厚みを与え、いやな香りはうまく抑えられています。

 

そうした原料由来の特徴をうまくリッチなフレーバーにまとめているのが「屋外ワームタブ」だと思います。

 

屋外ワームタブとは

伝統的な冷却装置で、巨大な桶にらせん状の銅製チューブが入っている構造になっています。

 巨大な桶の中には冷却水。らせん状のチューブの中で蒸留後の蒸気が冷やされ、留液を得る方法です。

 

 

があります。

 

重ためなニュアンスになりやすく加工した麦芽を使い、重ためな酒質となりやすい装置を使った『クライゲラキ Craigellaghie』。

華やかなモルトウイスキーの多い聖地「スペイサイド」の中ではかなり異質で、人によっては『スペイサイドの異端児』なんて呼ぶ人もいます。

 

クライゲラキ Craigellaghieのラインナップ

 

 

クライゲラキ 13年

 

トロピカルなフルーツ香に、リッチで重厚感ある味わいが特徴

 

ほかのウイスキーと飲み比べてみるとかなり存在感のはっきりとしたモルトウイスキー

しっかりとした飲みごたえがあります!!

深く心地いいリッチでスモーキーな余韻

 

オフィシャルスタンダードのモルトウイスキーの中でもかなり満足度の高いです。

 

クライゲラキで長くリッチな夜はいかがでしょうか??

 

 

クライゲラキ Craigellaghie蒸留所データ

 

 

創業……1891年

創業者……ピーター・マッキーとアレクサンダー・エドワード

オーナー会社……バカルディ

年間生産能力(100%アルコール換算)……約410万ℓ

仕込み水……リトル・コンバルヒルの泉の湧き水

ポットスチル……初留釜2基、再留釜2基

生産区分……スペイサイド

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回のお話いかがだったでしょうか。

 

 

面白かった、ためになったと思っていただけたら嬉しいです。

 

また次回もよろしくお願いいたします。

それでは『酔いウイスキーライフ』を!!! 

 


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