『ジュラ Isle of Jura』蒸留所!そのストーリーと特徴を解説

 

本日もお越し頂きありがとうございます!!

ウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。

 

今回のテーマは「ジュラ Isle of Jura」蒸留所についてです!!

 

「ジュラ Isle of Jura」は、若干ヒョウタンのようにくびれのあるボトルが印象的。

オレンジやバニラ、そしてスパイシーなニュアンスが楽しめるアイランズシングルモルトウイスキー

フルーティで甘口、そして爽快感があります!!

飲みやすいライトさと飲みごたえある味わいの濃さを兼ねそろえたコストパフォーマンスの高い一本です。

 

 

今回は、『ジュラ Isle of Jura』蒸留所の特徴、ストーリー、製法を見ていこうと思います!!

 

ジュラ Isle of Jura蒸留所について

ジュラ Isle of Jura蒸留所は、アイラ島の北東にある細長い島「ジュラ島」にあります。

アイラ島とは狭い海峡を挟んで隔てられています。

 

そのため、お互いの島から島を確認できるそうです。

ジュラ Isle of Juraはヴァイキングの言葉で「鹿の島」という意味。

 

実はこのジュラ島、

人より鹿の方が多く住んでいる島!!

人口200人程度に対してアカシカの生息数は4000~5000頭といわれています。

 

インナーヘブリディーズ諸島の中では、人口が疎らでジュラ島には荒野が広がっているそう。

島の南側 東海岸にあるジュラ島の主要都市クレイグハウスには島のホテルや唯一のパブハウス、教会などが集まっています。

また、クレイグハウスにジュラ蒸留所も建っています。

人口が少なく鹿の多いジュラ島は、ウイスキーと鹿狩りで有名な島です。

ただ、ジュラ島にはもう一つ人を寄せ付ける観光名所があります。

 

それは、パップス・オブ・ジュラ(Paps of Jura)という島南西部に連なる山々の存在です。

「ジュラ島の乳首郡(乳房)」という意味で、標高750m程度の3つの山からなる有名な登山コースなのだとか……。

 

yaffee
一度この山を眺めながらジュラを飲みたいものですね!(笑)
深い意味はありません……。そのままの意味です。

 

 

ちなみに、この山々の名前を冠した「ジュラ」の限定ボトルもリリースされています!!

 

 

また、文豪ジョージ・オーウェルの最後の小説「1984」はジュラ島で書かれたそう。

ジョージ・オーウェルが、隔絶された地を求めていきついた場所がジュラ島だったそうです。

 

オーウェルは、自給自足に近い生活をしながら執筆作業に没頭したのだとか。

その後、結核を患い入院しますが、再びジュラ島に戻り「1984」を完成させました。

 

ジュラ蒸留所でも、オーウェルの「1984」の名前を冠した限定ボトルがリリースされています。

良かったらご参考までに!!


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yaffee

た、高い。。。。

けど一度は飲んでみたい。。(笑)

 

ジュラ Isle of Juraのストーリー

 

ジュラ蒸留所は、1810年創業。

ジュラ島の一の村 クレイグハウス村に誕生しました。

 

創業者は、当時島を所有していたキャンベル家のアーチボルト・キャンベル。

この時は「スモール・アイラ」蒸留所と名乗っていました。

 

ただ、この蒸留所が建てられた位置は、元々密造所があった場所。

そしてジュラ島の密造酒は1502年から作られていたという歴史があります。

 

yaffee
密造酒時代から含めるとかなり歴史の古いですね。
まだ日本が戦国時代だった時からジュラ島ではウイスキーが造られていました。

 

それから1876年

ブレンダーのファーガソン社がジュラ蒸留所のライセンス取得。新たなオーナーとなります。

 

ところが!!

地代のことで地主ともめることに。。。

 

そして、1901年に蒸留所は閉鎖となってしまいました。

全ての蒸留器は島の外に運び出され、蒸留所の屋根も落とされてしまったそうです。

それでもオーナーは地主と対抗したそうですが、結局完全に閉鎖となります

 

そこから50年間ほどウイスキーは一滴も作られませんでした。

 

その後、今度は3人のジュラ島の地主たちがジュラ蒸留所再建に向け出資します。

「島民の雇用のため」だそう。

1963年に新しく誕生したジュラ蒸留所。

その設計を任されたのは、当時蒸留所建設の第一人者である「デルメ・エヴァンス」でした。

 

グランアラヒーやタリバーディン蒸留所の設計を行った人物です。

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しかし、新しく生まれ変わったジュラは、一般受けこそしたもののコアなウイスキー愛好家からは全く見向きもされなかったそう

「平凡な味わい」と判断され、愛好家や同業からは真の愛着や敬意は獲得できなかったそうです

 

1995年にホワイト&マッカイ社が買収。

そして、創業してから200年たった2010年。

ホワイト&マッカイ社は、従来のジュラの作り方を一新。

ジュラ蒸留所の大改善が行われます。

 

「良質な味」をテーマに的を絞った商品を作り上げました!!

その一新したジュラは、ウイスキー愛好家からたちまち人気となっていきます。

 

2014年にフィリピンのエンペラドール社がホワイト&マッカイ社を買収。

そのため、現在エンペラドール社の傘下となっています。

 

波瀾万丈な歴史から一般とウイスキー愛好家から認められる一本となった「ジュラ」。

現在は生産量を拡大し、スコットランドで3番目に消費されているシングルモルトウイスキーとなっています。

 

そして2018年にラインナップ一新。

よりフルーティで甘口なフレーバーが楽しめるシングルモルトに生まれ変わりました。

ジュラ Isle of Juraのこだわりの製法

 

ジュラ Isle of Juraの原料は、本土から取り寄せた大麦麦芽。

お隣のアイラ島のモルトウイスキーと差別化するために、ノンピート麦芽をメインに製造しています。

 

ただ1年間に7~8月の4週間だけヘヴィーピート麦芽での蒸留も行っているそうです。

 

ジュラ蒸留所が使う仕込み水は、マーケットロッホ(マーケット湖)の水。

この水は、ピートの色が濃く、まるでコーヒーのような色合いだそうです。

 

一回の仕込みに使う麦芽の量は5t。

セミロイターのマッシュタン(糖化槽)で糖化、ステンレス製の発酵槽で発酵させていきます。

 

そしてポットスチルは、ランタンヘッド型。

圧巻なのは、その大きさです。

 

なんと初留釜で2万4000ℓものチャージが可能なのだとか!!

その巨大なポットスチルが再留釜も含めて4基あります。

さらに、ポットスチルの背の高さは、最も背の高いグレンモーレンジィに続いて第2位!

 

背の高く巨大なポットスチルは、クリーンで優しい味わいを作りやすいといわれています。

お隣のアイラモルトと一線を画すために軽いスッキリとした酒質が求められたからかもしれないですね

その後、ジュラ蒸留所では、様々な樽での熟成を行っています。

 

ただ、今のオフィシャルリリースを見ると、バーボン樽熟成をメインに行っているようです。

 

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ジュラ Isle of Juraの定番リリース

 

アイルオブジュラ 10年
3.2

華やかでフルーティ。甘口爽快なウイスキー!!
ピート麦芽はほとんど使っていないそう、バランスがよく穏やかな印象。

後味にややオイリーなニュアンスもある飲みごたえがある一本です。

価格帯

3000~4000円

アルコール度数

40%

容量

700ml

特徴

「鹿の島」で造られているバランスのいいウイスキー

原産国

スコットランド

yaffee

爽快で甘口なウイスキー!!

うっすらとピートの効いたタイプで、味わいの奥行も感じます
さらに2018年のリニューアル以来、飲みやすくなった気がします

元々オイリーなフレーバー代表としての認識が強かったですが、
今の10年はオイリーさは乏しいです。
その分爽快でスムースな印象となりました!!

 

 

アイルオブジュラ 12年
3.5

リニューアル後に誕生した新生ジュラの一つ!!

バーボンバレルで熟成させたのち、オロロソシェリー樽でカスクフィニッシュさせた一本。

甘口で口当たりの良さがあり、軽やかでフルーティ。
バランスもいいです。

またねっとりとしたテクスチャーの『ジュラらしさ』もあります!!
女性にもオススメしやすいシングルモルトです!

価格帯

5000~6000円

アルコール度数

40%

容量

700ml

特徴

鹿の島で誕生したシングルモルト

原産国

スコットランド

yaffee

2018年のリニューアル時に新しく誕生した『12年』。

バニラやオレンジの甘く爽快なニュアンスに、紅茶やドライフルーツの味わいが楽しめます!
そしてほのかなスパイシーさが後を引く一本

フルーツケーキなど焼き菓子と合わせたいウイスキーです!!

 

 

ジュラ Isle of Jura蒸留所データ

創業1810
創業者アーチボルド・キャンベル
オーナー会社エンペラドール社
仕込み水マーケットロッホの水
年間生産能力(100%アルコール換算)約240万ℓ
麦芽基本ノンピート麦芽、
年4週間ヘヴィーピート
発酵槽ステンレス製6基 
ポットスチル初留釜2基、再留釜2基
生産区分スコットランド

アイランズ

ジュラ島

 

最後に……

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回のお話いかがだったでしょうか?

 

ジュラは、リニューアルごとに大きく味わいが変わるウイスキーかなと思います。

個人的には、一個前のオイリーなジュラが好きですが、
2018年にリニューアルされたジュラもうまく爽快感と甘口フレーバーが活かされています。

 

その味わいを「昔の方がよかった」ととらえるか「今は今でまた美味しい」ととらえるかは自由です。

 

ただ、限定リリースも数多く出て切るジュラ。

これから定番リリースも含めてより面白いウイスキーがどんどん誕生していくことが待ち遠しいです!!(笑)

 

それでは良いウイスキーライフを!

また次回もよろしくお願いします!

 

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アイキャッチ画像帰属

ゴードンブラウン/ ジュラ島蒸留所

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