世界中のバーテンダーから最も選ばれているクラフトバーボン!!ウッドフォードリザーブ Woodford Reserve蒸留所 

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本日もお越し頂きありがとうございます。

昔、ゲームセンターの競馬ゲームにはまっていたウイスキーを愛する料理人です!

 

今回のお話は

「ウッドフォードリザーブ」

について!!

 

ウッドフォードリザーブは、バーボンの中ではバランスがよく飲みやすい味わいとしっかりとしたコクがあることが特徴。

そのまま飲んでもおいしいプレミアムバーボンですが、カクテルベースにも最適な一本です。

 

 

アメリカで行われている大々的な競馬の「ケンタッキーダービー」の公式ウイスキーになっている銘柄。

「ケンタッキーダービー」では、このウイスキーを使った『ミントジュレップ』というカクテルが飛ぶように売れるそうです。

 

今回は、そのウッドフォードリザーブについてご紹介していこうと思います

目次

ウッドフォードリザーブ Woodford Reserve蒸留所について

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ウッドフォードリザーブはケンタッキー州最古の蒸留所といわれています(諸説あり)。

ケンタッキー州の中でもケンタッキー川支流クレンズ川近くのフランクフォート地区にある蒸留所です。

 

 

そしてケンタッキー州で毎年5月に開催されるアメリカの競馬最高峰のイベント「ケンタッキーダービー」の公式バーボン

会場ではウッドフォードリザーブで作られた「ミントジュレップ」というカクテルが大人気だそう!!

1日に数万杯も売れるそうです。

ミントジュレップ

このウッドフォードリザーブはそのままでも香り高くまろやかで絶品バーボンですが、
カクテルベースにするとより真価が発揮されます。

「オールドファッションド」や「マンハッタン」など世界中で人気の高いカクテルのベースとして最も使われているそう。

 

ウッドフォードリザーブは世界中のバーテンダーの方から選ばれています

 

yaffee

まろやかな味わいがほかの材料を引き立ててつつ
ちゃんとウッドフォードリザーブのスパイス感やウッディなニュアンス、
華やかな香りが残りやすいことが選ばれている理由ではないでしょうか。

 

最近では、クラシカルなカクテル以外にもコーヒーやお茶を使った創作的なカクテルのベースにも人気が高いです。

 

ミントジュレップ他ウッドフォードリザーブを使った家飲みカクテルにおすすめの記事はこちら!!
↓↓
[blogcard url=https://www.green-alaska.com/entry/2018/11/20/230528]

 

バーボンがそんなに得意ではない方も楽しみやすいウッドフォードリザーブ。

そのストーリーとこだわりの製造方法について詳しくまとめていこうと思います。

ウッドフォードリザーブ Woodford Reserveのストーリー

 

1812年、エライジャ・ペッパーが小さな農場蒸留所としてウッドフォードリザーブを創業。

2代目のオスカー・ペッパーになり、商業的な蒸留が始まります

 

yaffee
はじめは自分か、
周りの人たちだけが楽しむためのウイスキーだったんでしょうね。

 

この時はオールド・オスカー・ペッパー蒸留所と名乗っていたそうです。

 

1878年3代目の時ラブロー&グラハム社に売却。
(この時にラブロー&グラハム蒸留所に改名)

断続的に操業することで禁酒法時代(1920~33年)を乗り切ります

 

1941年ブラウンフォーマン社が買収。

しかし、1959年ブラウンフォーマン社がこの蒸留所を閉鎖してします。

 

この時ブラウンフォーマン社は、
最先端設備のアーリータイムズブラウンフォーマンの二つの大きな蒸留所を持っていました。

 

yaffee
さらにジャックダニエルを買収したばかり。
正直、新しい蒸留所自体はいらなかったようですね。

 

すべての設備とバレルは運び出されて、畜産農場となったそう。

 

1971年には近所の農家に売却。

この時不幸中の幸いなことに建物の取り壊されませんでした

 

もしここで建物が取り壊されていたら、今のウッドフォードリザーブはなかったかもしれません。

 

1993年にブラウンフォーマン社が買い戻した時には売却した時と同じ状態だったそうです。

 

この時に導入されたのがバーボンでは珍しい3基の単式蒸留器(ポットスチル)。

 

スコットランドの大手スチルメーカー「フォーサイズ社製」のものです。

ブラウンフォーマン社がこの蒸留所を買い戻した時、同社は

世界中の人を満足させられるような豊潤で複雑なフレーバーのバーボンが、
これからのバーボンを切り開いていく存在となるだろう。

と考えます。

 

そこから導き出された案の一つがポットスチルでの蒸留だったそうです。

 

通常バーボンは、ビアスチルとダブラーという連続式蒸留機で蒸留を行います。

ポットスチル(単式蒸留)でバーボンを作るのは、ウッドフォードリザーブだけ。

yaffee
今増え続けているバーボン蒸留所の中にはほかにもあるかもしれませんが、
少なくとも世界的にリリースされているポットスチル蒸留のバーボンはウッドフォードリザーブだけです。

 

バーボンでポットスチルを使い3回蒸留を行うのが、このウッドフォードリザーブ最大の特徴となっています。

[sitecard subtitle=連続式蒸留??単式蒸留?? url=https://www.yaffee.work/entry/whisky-still target=_blank]

 

1994年9月にこのポットスチルから最初の原酒が生まれました。

以降、「手造り、小規模、高品質」の元祖クラフトバーボンウイスキーとして知られ、
味に確かなトップバーテンダーを中心に世界中に広まっていきました。

 

2003年「ウッドフォードリザーブ」に改名。
さらにそのままでもカクテルでも楽しめる高品質なバーボンとして認知されていきます。

すっごいかわいいウッドフォードリザーブの名猫「エリヤ」

この蒸留所には「エリヤ」というすっごくかわいい“ウイスキーキャット”がいました。

ウッドフォードリザーブを訪れたお客さんがかわいく食べ物をねだるエリヤにキュンキュンしてしまい、ついつい食べ物を与えてしまうそう。

そのため、ウイスキーキャットとして必要なハンティングがすごく下手くそだったといわれています。(笑)

 

ただ「エリヤ」目当てに蒸留所に訪れる方もいたみたいで、マスコットとして蒸留所に貢献していました。

2014年に老衰で亡くなってしまった時には、世界中の多くの人がSNSでその追悼を行いました

[sitecard subtitle=ウイスキーキャットとは?? url=https://www.yaffee.work/entry/whiskycat_ target=_blank]

 

ウッドフォードリザーブ Woodford Reserveこだわりの製造方法

 

ウッドフォードリザーブは、豊潤で複雑なフレーバーのスーパープレミアムバーボンを作り続けています。

このようなウイスキーをつくるため、それぞれの工程に散りばめられたこだわりを見ていこうと思います。

ライ麦を多く使うことで、スパイシーで力強い味わいに!!

 

ウッドフォードリザーブの比率(マッシュビル)はトウモロコシ72%、ライ麦18%、大麦麦芽10%と、
同社製でアメリカンウイスキーNo.1の「ジャックダニエル(コーン80%、大麦麦芽12%、ライ麦8%)」よりライ麦比率が高いです。

これによりスパイシーで力強い味わいとなるそうです。

 

サラブレット・ホースを育てる良質な水が仕込み水!!

 

仕込み水はこの辺一帯でよく使われるライムストーンウォーター。

その中でも湧き水を使っているそうです。

特にウッドフォードリザーブ周辺の水はカルシウム分が多いらしく、この水で育った牧草を食べた馬は骨太になるのだとか。

 

サラブレット・ホースを育てるための牧草(ケンタッキーブルーグラス)に貢献しているミネラル分豊富な水。

 

この水をウッドフォードリザーブは仕込み水に使用しています。

こだわりの発酵工程!!

 

さらに発酵には、管理の大変な木桶を使います。

 

バーボンでは、ウッドフォードリザーブとメーカーズマーク、フォアローゼスぐらい。

この木桶発酵によりフルーティな味わいとフレッシュさが生まれるそうです。

 

ウッドフォードリザーブはさらにこの発酵槽で6日間発酵させます。

また、バーボンでは通常何種類ものオリジナル酵母を組み合わせることが多いですが、

ウッドフォードリザーブは1株の酵母のみを使用しているそう。

 

ブラウンフォーマン研究所で最も古い酵母株をもとに大切に受け継いできたそうです。

 

最大特徴!!バーボンでは珍しい単式蒸留器!

 

そしてここが最大の特徴とも言えるポットスチルでの蒸留。

 

通常のバーボンはビアスチルとダブラーという2つの連続式蒸留機を使って作られます。

連続的に蒸留が行えるので、24時間ずっと稼働することもできます。

 

ウッドフォードリザーブはあえてこの連続式蒸留機は使わず、ポットスチル(単式蒸留器)を使うことを選びました

これにより豊潤な香りでありながら上品で優美なバーボンを作ることができたそう。

樽と熟成には深いこだわりが……!

また使用樽はジャックダニエルと同じ自社製樽工場のもの。

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こだわりの樽にウッドフォードリザーブを詰め、熟成庫で熟成させます。

この時にスピリッツの温度が30℃になるまでヒーターで熟成庫内の温度を上げ、外気でゆっくり冷ますという工程を年間5~6回程度行うそうです。

これにより、エンジェルズ・シェアが通常の倍になるそう。

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ちなみに暖房代も通常の倍となるそうです。。(笑)

 

ただ全体の温度を上げることで蒸散するのはほとんど水分

アルコール分と香味成分が濃縮されていくと考えているそうです。

ラインナップ

[afTag id=2519]

蒸留所データ

創業……1812年

創業者……エライジャ・ペッパー

オーナー会社……ブラウンフォーマン

マッシュビル……トウモロコシ72%、ライ麦18%、大麦麦芽10%

発酵槽……イトスギ製4基

発酵時間……約6日間程度(モロミAlc9%)

ポットスチル……初留釜1基、再留釜1基、中留釜1基

 

最後まで今回の記事を読んでいただきありがとうございます。

ウッドフォードリザーブの話いかがだったでしょうか

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この記事を書いた人

香りづけに使用したことからウイスキーにどっぷり嵌ってしまった料理人です。
調理師の仕事をしつつ、ウイスキーと料理の魅力を紹介するためにブログ・メディアを作成。
様々な視点からウイスキーを解説しています。

コメント

コメント一覧 (4件)

  • id:hotaru_spitz さん>コメントありがとうございます!
    ぜひぜひ今年は9月開催です!!

  • id:zarugawa さん>コメントありがとうございます!そうですね様々なカクテルが生まれています!!カクテルの世界も面白いですよ!!

  • id:od3673 さん>コメントありがとうございます!ブラントンの記事近いうちに深堀していこうと思います。その時はよろしくお願いいたします!!

  • id:aika_invwstment さん>コメントありがとうございます!いつも拾い画像ですが、合いそうな画像を探してきています!(笑)

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