えっ!?あのウイスキーも元々密造酒!? おすすめの元密造酒ウイスキー!!

本日もお越し頂きありがとうございます。

ダメだという理性がちゃんとブレーキをかけていますが、
ウイスキー作ってみたいなーって思っているウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。 (@TW0GPYU3yMS7N3o
 

 

今回のお話は……
「えっ!?あのウイスキーも元々密造酒!?
おすすめの元密造酒ウイスキー!!」
について!!

 

ウイスキーって実はびっくりするほど、元密造酒が多いです!

特にスコットランドでは驚くほど高額な酒税が課せられ、多くの蒸留所が脱税するために密造していた歴史があります

同じくイングランドからの圧政に悩まされたアイルランドも、密造所は多かったといわれています。

 

またアメリカでは禁酒法が制定されたことにより、多くの密造酒が造られました。

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その中で、今でも残っている元密造所の蒸留所は、意外と多い!!

今回はその中でも僕がオススメしたい元密造所のウイスキー銘柄をご紹介していこうと思います!!

 

えっ!?
あのウイスキーも元々密造酒!?
おすすめの元密造ウイスキー!!

なぜウイスキーには元密造酒が多いのか。

 

ウイスキーは抵抗のお酒とも言われています。

 

ウイスキーの歴史には、酒税や禁酒法など様々な法がかかわってきます。

そしてウイスキーはその法への抵抗の象徴だった歴史があります。

 

イングランドへの抵抗心が強いスコットランドでは、ウイスキーへの酒税が高くなると密造所が多くできました。

さらにイングランドへの抵抗心が強いアイルランドではもっと多くの密造所ができたといわれています。

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つまりウイスキーはこうした圧政や悪政に抵抗し、今の地位を確立していったお酒!!

そして、もともと密造所が政府公認蒸留所となったケースもたくさんあります。

 

密造していた蒸留所が、公認蒸留所となったことで今現在まで生き残っているのです。

 

密造所が多くできた地域は、今ウイスキーの名産地!?

 

実は、密造所が多かった地域、密造酒づくりが盛んだった地域は、現在ウイスキーの名産地となっています!!

 

例えば……

山と渓谷に囲まれた「スペイサイド

ピートに恵まれた孤島「アイラ島

などスコッチモルトウイスキーの聖地はもちろん

 

ブリテン島から海を挟んだアイルランド島

 

そして「ケンタッキー州・テネシー州」にウイスキー蒸留所がたくさんできた理由も、「酒税」が関係しています。

アメリカ大陸へ移住してきたスコッチ・アイリッシュたちは、アメリカの東海岸で蒸留酒を作っていました。

 

その中には、大麦が盛んだった地域もあったそう。

ただ、独立戦争後に資金調達のため、ジョージ・ワシントン初代大統領はウイスキーに課税

 

これにより、スコッチ・アイリッシュたちの暴動が起きました。

独立戦争より多くの兵を派遣、鎮圧します。

 

その後、スコッチ・アイリッシュたちは、
大麦を求めてカナダへ渡った組

アパラチア山脈を越え広大な平野のあるケンタッキー州やテネシー州に移った組
に別れました。

 

ケンタッキー州に移り住んだ組はトウモロコシをメインに使ったウイスキーが盛んになっていきます。

これがバーボンです!!

 

つまり、スコットランド、アイルランド、アメリカの中でもウイスキーの名産地と呼ばれている場所は、かつて密造所が多かった場所ということです!!

 

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ウイスキーを熟成させるようになったのは密造酒から!?

ウイスキーにはもともと熟成という概念がなかったと言われています。

密造時代以前のウイスキーは無色透明の荒々しいスピリッツで、
そのまま飲まれていたり、香草やスパイス・ドライフルーツなどで香味をつけて飲まれたりしていたそうです。

 

ただ密造酒づくりが盛んになり、原酒を隠さなくてはいけなくなりました。

もともとシェリー酒の一大消費国だったイギリス。港には運搬用のシェリー樽が多くあったそうです。

 

そのシェリー樽にウイスキーを詰め、隠していたところ……

数年後開けてみたら、芳醇な香りを放つ琥珀色のお酒になっていました!!

 

ここからウイスキーに熟成の概念が生まれたという説があります。

 

ただこの時にはすでにブランデーでは樽熟成が行われていました。

そこからウイスキーにその技術が入ってきていたのではないかという説もあります。

 

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おすすめの元密造ウイスキー

スコットランドやアイルランドは、1824年の酒税法改正以前にできた蒸留所のほとんどが密造所です。

なので、元密造所を探すとき創業年が1824年以前かそれよりも後かで探すといいかと思います。

 

スコットランド

1775年創業 グレンタレット蒸留所

 

グレンタレット 10年
3.3

現存する最古の蒸留所『グレンタレット』のオフィシャルスタンダードボトル。

以前まであった12年の後継のボトルとなります。
バニラやはちみつといった優しく甘いニュアンスに、かんきつ系の爽やかさ。
スパイシーなアフターフレーバーが心地いい一本。

バランスがよく、ちょっといい日常の晩酌にはピッタリなモルトウイスキーかなと思います!!

価格帯

4000~5000円

アルコール度数

40%

容量

700ml

特徴

現存する最古の蒸留所のオフィシャルボトル

原産国

スコットランド

アロマ 3.3
フレーバー 3.3
余韻 3.3

 

1779年創業 ボウモア蒸留所

 

ボウモア 12年
4.6

スモーキーなクセとソルティなフレーバーに、フルーティな気品を感じる『アイラモルトの女王』。

ベリー系の華やかでフルーティなフレーバーに、スモーキーフレーバー!
アイラモルトの中ではクセは強くなく、バランスのいいシングルモルト。
特にファンの多い銘柄です!!

価格帯

3000~4000円

アルコール度数

40%

容量

700ml

特徴

アイラモルトの女王

原産国

スコットランド

yaffee
ボウモアのお湯割りと牡蠣のオイル漬けの相性は抜群!!
間違いのない組み合わせです!!
アロマ 4.7
フレーバー 4.6
余韻 4.5

 

1794年創業 オーバン蒸留所

 

オーバン 14年
4

ディアジオ社がリリースしているスコッチモルトウイスキーの生産地ごとまとめたシリーズ「クラシックモルト」シリーズの一つ!

西ハイランド代表となっています!
飲みやすいですが、味わい深くハーブのような香りにスモーキーフレーバーが楽しめるウイスキーです!!

価格帯

6000~7000円

アルコール度数

43%

容量

700ml

特徴

クラシックモルト「西ハイランド代表」

原産国

スコットランド

yaffee
ハイランドモルトの中では、スモーキーさと潮感、味わい深さもあるややキャンベルタウモルトよりの一本かなと思います!
アロマ 3.9
フレーバー 4.1
余韻 4

 

1798年創業 ハイランドパーク蒸留所

 

ハイランドパーク 12年
3.5

「究極のオールラウンダー」といわれるモルトウイスキー。

ナッツやはちみつ、スパイス感。
芳醇で甘いニュアンスとスモーキーフレーバー、潮っぽさ、スパイシーさもあり、まさにオールラウンダーといった印象です。

価格帯

3500~4500円

アルコール度数

40%

容量

700ml

特徴

究極のオールラウンダー

yaffee
スモークサーモンや白身魚のカルパッチョなどとすごく合いやすいです!!
ストレートでも合いますが、飲み慣れていない人はハイボールで
アロマ 3.3
フレーバー 3.7
余韻 3.5

 

1815年創業 アードベッグ

 

アードベッグ TEN
4.2

『アイラモルトの革命児』

強いスモーキーフレーバーとその奥に隠れた南国フルーツのような甘みが特徴のウイスキー。

後味のペッパー感がよりこのウイスキーに深みを与えています。
マニアならストレートが病みつきですが、ハイボールにすると飲み慣れていない方でも楽しめると思います!!

価格帯

4000~5000円

アルコール度数

46%

容量

700ml

特徴

鎖につないでないと何をしでかすかわからないやつ

原産国

スコットランド

yaffee

究極のアイラモルトといわれるほど強いクセのあるウイスキー!!

一度飲んだら忘れられず、いつの間にか家に常備してしまいます。。(笑)

アロマ 4
フレーバー4. 3
余韻 4.3

 

1815年創業 ラフロイグ蒸留所

 

ラフロイグ 10年
4.5

「LOVE or HATE  好きか、嫌いか」

好みがはっきりと分かれる、最強にクセの強いシングルモルト。
正露丸のような癖になるスモーキーなクセがあり、その奥にいるバナナ系な甘みがファンを虜にする一本。

スモーキーなアイラモルトの中では、肉系のおつまみと合いやすい一本です!!
特に炙りベーコンがオススメ!!

価格帯

3000~4000円

アルコール度数

40%

容量

700ml

特徴

英国王室御用達のクセの強いシングルモルト

原産国

スコットランド

yaffee

アイラ最強のクセのあるウイスキー!!

好きか嫌いかはっきりと分かれるウイスキーですが、ハマってしまうと抜け出せません。。

アロマ 4.5
フレーバー 4.5
余韻 4.5

 

1816年創業 ラガヴーリン蒸留所

 

ラガヴーリン 16年
4.8

「アイラモルトの巨人 」と称される人気の高いアイラウイスキーです。

特に再留にはゆっくり時間をかけて、平均より後寄りに長いハートを熟成に使うそうです。

ラガブーリンは葉巻のような心地よいスモーキーフレーバーと重厚感のあるフルボディな味わいを楽しむことができます 。

リッチでダンディなひと時を味わいたいときに最適です!

価格帯

6000~7000円

アルコール度数

43%

容量

700ml

特徴

アイラの巨人

原産国

スコットランド

yaffee

『アイラの巨人』といわれる本当に秀逸なオフィシャルスタンダードボトル!!

スタンダードで『16年』という長期熟成のこだわりがあり、まるで上等な葉巻を吸っているようなリッチなひと時を味わせてくれます!!

アロマ 4.7
フレーバー 4.8
余韻 4.8

 

 

アイルランド

1784年創業 ブッシュミルズ

 

ブッシュミルズ ブラックブッシュ
3.5

優しい穀物フレーバーとフレッシュなフルーツ香が特徴のブッシュミルズ。

そのブッシュミルズ蒸留所のラインナップの中でもシェリー樽を使った少し濃厚な味わいが楽しめます。

3回蒸留、ノンピートにこだわるブッシュミルズに「オロロソシェリー樽熟成」の要素が加わった一本です。

価格帯

2000~3000円

アルコール度数

40%

容量

700ml

特徴

三回蒸留とノンピートにこだわるアイリッシュウイスキー

原産国

アイルランド

yaffee

ライトな味わいの中にコクのあるアイリッシュウイスキー

深い夜の晩酌にはピッタリな一本ではないでしょうか。

 

アロマ 4
フレーバー 3
余韻 3.5

 

1780年創業 ボウストリート(ジェムソン)蒸留所 現在閉鎖

 

ジェムソン スタウトエディション
3.36

アイリッシュウイスキーNo.1の銘柄「ジェムソン」!

そのジェムソンの原酒をスタウトビールの樽で追加熟成させた一本。
ライトなジェムソンのフレーバーにコクのある黒ビールの甘みが特徴!!

深いコクのあるウイスキーです。

価格帯

2000~3000円

アルコール度数

40%

容量

700ml

特徴

スタウトビールの樽で熟成させたウイスキー!!

原産国

アイルランド

yaffee

意外と深いコクのある一本。

個人的には、このウイスキーはやっぱりハイボールですね!!
「プハー」といきたいウイスキーです(笑)

 

アロマ 3.7
フレーバー 3.4
余韻 3

最後に……

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回のお話いかがだったでしょうか?

 

ウイスキーは歴史と深くかかわってきます。

ただ実はウイスキーだけではなく、お酒全般的にこういった歴史と深くかかわってきます。

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お酒と歴史一緒に楽しむと面白いのではないでしょうか??

ぜひ歴史を調べながら、ウイスキー楽しんでみてください!!

 

それでは良いウイスキーライフを!!

また次回もよろしくお願いします!!

 

 

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