「心に響く!!」ウイスキーのキャッチコピーから学ぶ『コトバ』の力!!!

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本日もお越しいただきありがとうございます!!

人の心をつかむコトバの力についてアラサーになって勉強し始めたウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。 (@TW0GPYU3yMS7N3o
 

 

本日のテーマは「ウイスキーのキャッチコピーから学ぶ『コトバ』の力」

 

ブログ・企画書・新商品など、

タイトルで心をつかむ「キャッチコピー力」は、とても重要だと思います。

 

調理師である僕も、料理名の付け方でこの力を痛感させられることが多いです。

料理名次第で、お客様に頼まれやすいかどうか雲泥の差が生まれます。

 

ただキャッチコピー力ってどう鍛えたらいいかわかりにくいですよね。。

僕も勉強中です。。。。

 

 

ただ最近勉強してみてしてみて、

 

  • 「こういう書き方をしているから『強さ』が生まれてくるのか。」
  • 「『心に響く』書き方には、こういうのがあるんだ!!」

 

などを知りました!!

 

つまり、 「心に残るコトバ」にはロジックがあるということ!!

 

そこで今回、「ウイスキーのキャッチコピー」から『キャッチコピー力』・『コトバの力』を学んでいこうと思います!!

 

  1. ブログを書いている方
  2. YouTubeなどでタイトルに悩んでいる方

にとって少しでも参考になっていただけたらと幸いです!!

 

目次

はじめに……

 

最近気にして様々な広告の売り文句みるようになったり、

参考書などで勉強して目からうろこがいっぱい落ちました。

 

特に僕にとって最も大きい『うろこ』だったのが、

「『心に残る言葉』に正しい国語力は必要ない!!」

ということ。

 

実は、

正しい文法や言葉では、人から目を引く文章を書くのがかなり難しいのです。

 

例えば……

「このウイスキーは、バニラのような味わいです。」

「えっ?このウイスキー、めっちゃバニラ!!」

どっちがわかりやすいですか。

 

どちらも言いたいことは同じ「バニラの味がするウイスキー」という紹介文です。

 

後者の方は、文章というより話し言葉ですよね。

前者の方が正しい文章だと思います。

だた後者の方が、より心に残りやすいのではないでしょうか

 

 

感情にダイレクトな言葉をタイトルにしたり、文章の中に書いたりすると……

一気に人から注目されやすい記事や紹介文になるそうです。

 

正直学生時代国語が大の苦手だった僕は、これを知ったときかなり救われたような気がしましたw。

 

確かに正しい国語力は、大事です。

文章を発信する上で、勉強しなくてはいけないことだとは思います。

 

ただし!!

心に残るキャッチコピーが、必ずしも正しい日本語で書いているわけではないです。

 

 

それではウイスキーのキャッチコピーを見ながら、「コトバ」の力について学んでいこうと思います。

 

「心に残るコトバ」のロジックとは??
ウイスキーのコピーから学ぶコトバの力

 

『コピー力』を身に着けたいあなたへ。
語り掛けや自分に関係があると思わせるコトバ

 

まずコトバで注目を集めたいとき最も有効なのが、「自分に関係のある」と思わせることだそうです。

もちろんそうですよね。

普段政治に関心のない人でも、自分の生活に直結する記事やニュースは関心をもって調べると思います。

 

 

語り掛けたり、興味のある人を限定させてみたりすることが、一番わかりやすいキャッチコピーかなと思います。

「自分と関係のある」って思うとやっぱり気になっちゃいますよね!!

 

「お好きでしょ?角ハイボール。」 サントリー角瓶

 

ウイスキーのコピーでも、かなり有名ですよね。

これが「角ハイボールがお好きでしょう?」と普通の文法で書いてあったら、ただの質問ですよねw。

 

それが、「お好きでしょ?」が先に来ることで「何が?」を一瞬思わせることができます

そして「お好きでしょ?角ハイボール。」とスピード感も重要。

一気に目を引くことで、コトバの力を引き出していると思います。

特に、サントリーはこういう『強い』コピーを作るのがうまいですよね!!

 

「こっちのスコッチ、スモーキー」 ティーチャーズ

 

スモーキーなウイスキーを探している方へ、

「ここにスモーキーなウイスキーがあるよ」とわかりやすくシンプルに届けるコピーだと思います。

実際ティーチャーズは、1000円以下のウイスキーの中では断トツにスモーキーなウイスキー

「心をつかむ」コピーで興味を引き、実際飲んでみて納得できるウイスキーだと思います!

 

 

「みんな―!!ウイスキーしよう! 自由に楽しも。」 キリンブレンデッドウイスキー 陸

 

気軽に楽しむキリンのウイスキーということで開発された「陸」。

その「気軽さ・自由さ」がすっごくわかりやすいコピーだなと思います。

 

今までキリンのウイスキーは、どちらかというとクラフトマンシップとこだわりのイメージが強いです。

そういった意味でも「気軽に自由に楽しむウイスキー」という新しいキリンのウイスキーの挑戦が伝わってくるのではないでしょうか。

 

 

「夜の深みへ、旅に出よう。」 ブラックニッカ ディープブレンド

 

「心に響く」というより「心にしみる」ようなコトバ。

 

夜の晩酌、一人ゆっくりウイスキーを嗜む時間を「旅」に例えた素晴らしいコトバですよね。

深い「癒し」を与えてくれそうww。

 

特にニッカは、こういうしみるキャッチコピーを作るのがうまいと思います。

 

 

シンプルに、『強い』!!と思わせるコトバ。

 

語尾に「!」をつけたり、「実は、……」を冒頭に持ってきたりといった方法がわかりやすい『強さ』を持たせるやり方だそう。

 

例えば……

  1. 「そうだ、京都に行こう。」
  2. 「あ、小林製薬」
  3. 「やっぱ、コスパ」

 

 

ただ、『強さ』をつけるのはそれだけではありません!!

その『強さ』のあるコトバ、集めてみました。

 

「家サイコーッ! ジムビームハイボールだぜっ!」 ジムビーム

 

「家飲みにジムビームハイボール」ってメッセージがダイレクトに伝わるコトバではないでしょうか?

お酒の家飲み需要が伸びている今、特に興味関心を引きやすいコトバだと思います。

これが「家最高! ジムビームハイボールだぜ!」だと弱いですよね。

あえて「サイコーッ!」って崩すことで更なる『強さ』と生み出していると思います。

 

 

「真の王者だけが抱く、愛がある ザ・スモーキー・アイラ」 ラフロイグ

 

最強にクセのあるウイスキー「ラフロイグ」。

「好きか嫌いか(LOVE or HATE)」が有名なキャッチコピーだと思います。

味を語っていないのに「クセの強さ」がわかるすごいコトバだと思います。

ただサントリーのページにあるこのコピーも、『強さ』を感じる心に残るコトバではないでしょうか。

 

これが「王者だけが抱く、愛がある」だけでも『強さ』を感じますが、「真の」がつくことでより『強さ』を感じます。

 

 

『これがコトバの力!』シンプルに言い切るコトバ

 

シンプルに言い切る強いコトバって一気に刺さりますよね。

しかも言い切ってしまうとずっと記憶にも残りやすいと思います

 

例えば……

  1. 「カメラを止めるな」
  2. 「芸術は爆発だ」

 

 

ウイスキーだと特に、海外のウイスキーに多いかなと思います。

また、僕もウイスキーの紹介文の時によく使っているコトバだと思います。

 

 

「『完璧すぎる』ウイスキー」 グレンモーレンジィ

 

真っ先に思い浮かんだのがこの『強さ』!!

完璧すぎて『最強』ですよねww。

 

「えっ?どういうウイスキー?」って一気に引き込まれるコトバだと思います。

また味わいの面でも、多くを語らず見た人に考えさせるようなコトバというのも『強さ』に秘訣かもしれないですね。

 

 

「全てのシングルモルトの原点」 ザ・グレンリベット

 

『強さ』と『自信』の塊のようなコトバですよね!!

実際には、政府公認第一号蒸留所なので、密造時代から見ていったら「原点」はほかにあります。

ただ、「ザ・グレンリベット」の『シングルモルトの基準』ともいえる味わいがこのコトバにより説得力を持たせていると思います。

 

 

「スコットランドの味がする、スコットランドのウイスキー」 バランタイン

 

「当たり前でしょ!」と思いつつも、一気に引き込まれるコトバ。

「The Scotch」とも呼ばれるバランタインだからこそ、使えるコトバかなと思います。

 

このコトバは「スコットランド」を2回繰り返すことがさらに『強さ』を生み出しているそう。

『スコットランドの味がする、ブレンデッドウイスキー』と比べてみて皆さんはどういった印象を受けるでしょうか??

 

 

「12年シングルモルトの理想形」 グレンファークラス 12年

 

自身のシングルモルトへ、強い『自信』を感じるコピーですね。

 

「理想形」だと言い切ることで一気に『強さ』を生み出しているコトバです。

 

シングルモルトの伝統的製法「直火蒸留」と「シェリー樽熟成」、そして「家族経営」を守り続けている「グレンファークラス」だからこそのあふれる自信ではないかなと思います。

 

12年熟成のウイスキーの中でも、特に人気の高い「グレンファークラス 12年」

確かに「理想形」なのかもしれないですね。

 

 

ちなみにこの「グレンファークラス」の「25年」熟成のボトルは

 

「スペイサイドモルトの一つの到達点。」

 

とのキャッチコピーがつけられています。

いやー強い「言い切りのコピー」ですね!!

 

 

「誰の足跡も追わない。」 富士山麓 シグニチャーブレンド

 

ブレンデッドウイスキーはモルトウイスキー主体で味わい組み立て、グレーンウイスキーで伸ばしていく作り方が主流です。

ところが、「富士山麓」はグレーンウイスキーを主体にモルトウイスキーでバランスをとっています。

世界各国のウイスキー造りを踏襲し、独自路線のウイスキーを切り開いたキリンの富士山麓。

 

そこからつけられたコトバがこの「誰の足跡も追わない。」だと思います。

「かっこよさ」と「強さ」のある言葉ですよね!!

 

「この強烈な個性を知らずしてシングルモルトは語れない」 ラガヴーリン

 

ものすごい言い切りのコピー。

ただ、「ラガブーリン」を飲んでみたら納得できますし、飲んだことのない人には「飲んでみないと!!」って思ってしまうのではないでしょうか。

 

 

 

知らないからこそ学ぶ楽しみがある。キャップが生み出す一気に引き込まれるコトバ

 

同じ言葉でも「キャップ」があると一気に力が増すそう。

 

例えば……

踊る大捜査線の

「事件は会議室で起きているんじゃない。現場で起きているんだ。」

オバマ前大統領の就任スピーチ

「これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ。」

 

 

どうですか??

伝えたいメッセージの前に、反対のコトバを持ってくることで一気に伝えたいメッセージが強調されますよね。

 

 

「やさしく、力強く、愛が香る。」 スーパーニッカ

 

「やさしさ」と「力強さ」その二つを並べることで、コトバに『強さ』が生まれています

そして最後には「愛が香る」という「調和」を比喩したようなコトバでまとめているところもしみるキャッチコピーだと思います。

 

 

「禁酒法という名のブレンデッドスコッチ」 カティーサーク プロヒヴィジョン

 

ウイスキーのコピーの中でも特にギャップのあるコピーかなと思います。

お酒全般を否定した「禁酒法」という名をつけたブレンデッドウイスキー。

 

そのキーワードだけでも一気に強い言葉になっていますよね。

「いったいどんな味なんだろう。」とついつい興味惹かれるコトバですよね。

 

 

「厳しさが育む、優しさがある。」 トマーティン

 

個人的に、これはうまいな!!って思いました。

トマーティン蒸留所付近は、標高が高く複雑な地形で厳しい環境だそう。

ただその環境が、優しい味わいの「トマーティン」を造っているそうです。

 

それをそのまままとめたコピーですが、「厳しさ」からのギャップで「優しさ」さらに強調させている「心に響く」コトバではないでしょうか。

 

最後に……

 

最後までお読みいただきありがとうございます!!

今回の話いかがだったでしょうか。

 

「『心に響くコトバ』には、ロジックがある。」ということがなんとなく伝わっていただけたら幸いです。

 

こうやって勉強してみると、僕のブログのタイトルや見出しをもっとコトバの力を持たせることができそうだなと思います。

 

他にもウイスキーのコピーで好きなコトバはたくさんあります。

 

例えば……

「ヴィクトリア女王が心酔した黄金色の美酒」 ロイヤルロッホナガー
「麦と人、水と風 アラン島が育んだ清らかなシングルモルト」 アラン
「From Barley to Bottle」 キルホーマン
「妥協しない、変わらない。正々堂々のバーボン造り。」 ワイルドターキー
「ブレンドは成功の元」 シーバスリーガル

などなど

他にもサントリーやニッカの広告で起用されているキャッチコピーもいいコトバ多いですよね!!

 

例えば……

『ウイスキーの中には、俺の独立国がある。』 サントリーウイスキー

『ウイスキーも音楽もなかったら、心がグジャグジャになるなあ。』 サントリー・ホワイト

『オトナを、ゆっくり、楽しもう。』 ブラックニッカ アロマティック

『信じてきた結果が、ここにある。』 シングルモルト 余市・宮城狭

などなど

 

皆様のお好きなコピーはありましたでしょうか?

こういったコトバの見ながら、お酒を嗜むのも面白いですよね!!

 

 

また、力のある『コトバ』を学び作れるようになったら、生活のいろいろな方面で役に立つと思います。

ブログやYouTubeなどで情報を配信されている方はもちろん、それ以外の方も「伝え方」を改めてみてみるのはいかがでしょうか。

 

ちなみに今回の記事は、こちらの本を参考に書かせていただきました。

 

『伝え方が9割 著:佐々木圭一』

 

『ひと言で気持ちをとらえて、離さない 77のテクニック キャッチコピー力の基本 著:川上 徹也』

 

ブログを書いている方は特に参考になる良書だと思うので、ぜひ読んでみてください!!

 

今回のお話が「ためになった・面白かった」って思っていただけたら嬉しいです。

また次回もよろしくお願いします!!

それでは良いウイスキーライフを!!

 

 
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この記事を書いた人

香りづけに使用したことからウイスキーにどっぷり嵌ってしまった料理人です。
調理師の仕事をしつつ、ウイスキーと料理の魅力を紹介するためにブログ・メディアを作成。
様々な視点からウイスキーを解説しています。

コメント

コメント一覧 (4件)

  • id:sekitoba1007 さん>コメントありがとうございます!
    こちらこそ!!最近赤兎馬さんのページに行けていない日が増えてしまいましたが、良く参考になせてもらってます!!
    今後ともよろしくお願いいたします!!

  • id:santa-baking さん>コメントありがとうございます!
    『ウイスキーが、お好きでしょ』は聞いてみるとほんといい曲ですよね!!
    飲みながら聞きたい!!

  • id:hukunekox さん>コメントありがとうございます!
    サントリーとニッカは特にキャチコピーの宝庫なのですごいですよ!!
    オフィシャルページ見ているだけでいい「肴」になりますww!

  • id:yaneshinさん>コメントありがとうございます!
    確かにそうかもしれませんね!
    5・7・5で季節と心情を表現する俳句って本当にすごい文化だなって思います。
    料理開発の時にも役立ちそうなので本格的に勉強したいなとは思っています!

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