2人の女性が活躍!?スペインで最も人気、「ジョニーウォーカー」の鍵となるシングルモルト カーデュ Cardhu

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本日もお越し頂きありがとうございます!!

ウイスキー界で活躍する女性って「かっこいいな」と思うウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。 (@TW0GPYU3yMS7N3o    

 

今回紹介する蒸留所はスコッチの中でも、特に女性(嫁)が活躍した蒸留所カーデュ Cardhu」です!!

 

このシングルモルトは、女性の活躍によりトップモルト蒸留所の一つとなり、スペインで人気のモルトウイスキーに!!

さらに世界No.1 「ジョニーウォーカー」の重要な原酒に使われています。

 

その「カーデュ Cardhu蒸留所」について詳しくみていこうと思います!!

 

目次

カーデュ Cardhu蒸留所について

 

カーデュ Cardhu」とはゲール語で「黒い岩」という意味だそう。

 

カーデュはスコットランド・スペイサイドで作られているモルトウイスキー。

 

ただ個人的な感想ですが、スペイサイド独特の華やかなモルトウイスキーというより、ハイランドのような骨格のしっかりしたタイプに近い気がします。

 

実際その方が「ジョニーウォーカー」に使いやすいのか……。

カーデュは「ジョニーウォーカー」の重要なキーモルトです。

 

そんなカーデュは2人の女性が大活躍したということで有名な蒸留所。

その活躍を「カーデュ」のストーリーから見ていこうと思います。

 

カーデュ Cardhuのストーリー

カーデュは1811年、農家のジョン・カミング農閑期の副業として始めました。

 

ただこの時スコットランドのウイスキーは密造酒時代。

 

1707年よりイングランドに併合されたスコットランド。

その結果ウイスキーやビールなど、高額な酒税がかけられていました。

 

そのため、多くの蒸留所がウイスキーを密造していたのです。

カーデュも、その近辺の蒸留所もすべて密造所でした。

 

この時代、イングランドから調査団が来ては多くの密造所が摘発されていたそう。

 

ところが、カーデュ近辺の密造所は極端に摘発件数が少なかったそうです。

 

それはカーデュ蒸留所のカミングの嫁『ヘレン』の活躍があったから!!

 

ヘレンは、極秘の調査団が来ることをキャッチ、周囲に知らせていたそう。

また調査団をうまく欺いて、この地の密造所を守っていたそうです。

 

そのため、「密造酒を支える女傑」、「肝っ玉母ちゃん」なんて呼ばれていたのだとか……。

 

1824年には政府公認の蒸留所となります。

この時のオーナーはジョン・カミングの息子ルイスとその嫁のエリザベス。

 

エリザベスはルイスの右腕として、夫を支えていたそう。

ところが、ルイスは若くして亡くなってしまいます。

 

ルイス死後、エリザベスは一人で蒸留所を運営することに

 

夫との絆の蒸留所だったのか、二人の蒸留所を守りたかったのか……。

エリザベスの手腕によりカーデュ蒸留所は不動のトップブランドへと成長してきます。

 

なんでも毎年3倍の売り上げを更新していたのだとか!!

 

ほどなくして「ジョニーウォーカー」で有名な「ジョン・ウォーカー社」が買収します。

そこから「ジョニーウォーカー」の原酒にも使われるようになり、カーデュ蒸留所の業績はどんどんUPしていくこととなりました。

 

 

ところが、1990年代「カーデュ」をめぐってとある問題が起きます。

それはカーデュが売れすぎたために起きた問題でした。

ジョン・ウォーカー社を買収したディアジオは、シーバスリーガルに対抗しようとスペイン向けにジョニーウォーカーブラックを売り込もうとします。

 

しかし、スペインでは「モルト」の記載があるウイスキーの方が人気高かったそう。

 

そこでディアジオ社は「シングルモルト カーデュ 12年」をスペイン向けに販売します。

するとこれが大好評!!

 

1997年から2002年にかけて販売量が10万ケースも拡大したそうです。

今でもカーデュの原酒30%ぐらいのシングルモルト用のうち、7割はスペイン向けだそうです。

 

カーデュがスペインで売れすぎた結果、生産が追いつかなくなりました。

 

そのため価格をあげて需要を抑える方法も考えたそう(今の日本のウイスキーのようですね。。)ですが、

ディアジオ社は「カーデュ」をベースにスペイサイドモルトをブレンドすることを決定。

カーデュ ピュアモルト」をリリースすることにしたそう。

 

これが業界内で物議をかもすようになります。

「ピュアモルトというあいまいな表現はよくない」といった意見が出たそう。

 

最終的には2003年3月に「カーデュ ピュアモルト」の販売を断念。

「カーデュ12年」を再び市場に送りこむこととなりました。

 

ただこの機会をこのままで終わらせたくない団体がありました。

それは「SWA(スコッチウイスキー協会)」です。

 

これを機に「ピュアモルト」という表記の使用禁止へ働きかけます

そしてついには2009年のスコッチの法律で制定・施行されることになりました。

 

カーデュが日本でそこまでメジャーじゃないのも、もしかしたらこういった物議が原因かもしれないですね。。

 

ラインナップ

 

カーデュ 12年

 

はちみつのような甘みやコクに、シリアルのフレーバーが特徴

個人的にややザラザラしたような舌触りも独特かなと思います。

 

華やかなモルトというより、はっきりくっきりした味わい。

ウイスキーファンの中でも好みを分ける一本ではあると思います。

 

ただジョニーウォーカーがお好きな方、ぜひ飲んでみてください!!

ジョニーウォーカーの骨格が味わえると思います!!

 

 

蒸留所データ

 

創業……1811年(正式オープンは1824年)

創業者……ジョン・カミング

オーナー会社……ディアジオ社

年間生産量(100%アルコール換算)……340万ℓ

仕込み水……マノックヒルの泉

発酵槽……8基のカラマツ製

ポットスチル……初留釜3基、再留釜3基(ストレートヘッド型)

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回のお話いかがだったでしょうか。

 

また今回の記事が、面白かった、ためになったと思っていただけたら嬉しいです。

 

また次回もよろしくお願いいたします。

 


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この記事を書いた人

香りづけに使用したことからウイスキーにどっぷり嵌ってしまった料理人です。
調理師の仕事をしつつ、ウイスキーと料理の魅力を紹介するためにブログ・メディアを作成。
様々な視点からウイスキーを解説しています。

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