スコッチウイスキーは、ピートを使ったスモーキーフレーバーが特徴とよく勘違いされています。
ところが、クセの強いスモーキーなウイスキーはスコッチ全体のたった1%(生産量ベース)程度です。
現在のスコッチは、ノンピートの原酒の方が多く作られているといっても過言ではありません。
多くの銘柄は、ノンピートとピーデッド原酒を調合して製品化されていますが、ノンピート原酒のみで作られたスコッチモルトウイスキーも存在しています。
今回は、ノンピートのスコッチモルトウイスキーの魅力を紐解きつつ、おすすめの銘柄を紹介していこうと思います。
「ノンピート」とは??
「ノンピート」とは、ピートを焚いていない製法で、スモーキーフレーバーがないウイスキーのことを言います。
ノンピートのウイスキーは、樽香やフルーティさなどスモーキー以外のフレーバーが感じやすく、クセのない銘柄が多いです。
ビギナー向けのボトルや樽香・フルーティさ・原料由来のフレーバーなどを強調させた玄人向けのボトルなどがあります。
「ノンピート」ウイスキーの魅力
ノンピートの最大の魅力は、「スモーキーフレーバー以外のウイスキーの香り・味わいがわかりやすい」ことです。
ウイスキーには、1000種類以上もの香り成分が含まれているといわれています。
スモーキーなフレーバーという強い香りがない分、ビギナーでも繊細な香りまで感じられるでしょう。
繊細なフルーティさやフローラルさ、甘美なバニラ香などをウイスキーの新たな魅力に触れることができるかもしれません。
おすすめの「ノンピート」スコッチシングルモルトウイスキー!!
それでは、僕がおすすめしたい「ノンピート」のウイスキーをご紹介していこうと思います!!
ジャンル | シングルモルト |
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生産国 | スコットランド・スペイサイド |
アルコール度数 | 40% |
樽 | バーボン樽とシェリー樽 |
熟成年数 | ノンエイジ |
グレングラント蒸留所180周年を記念してリリースされたノンエイジタイプのシングルモルトウイスキー。
アルボラリスは、ラテン語で「木漏れ日」の意味で、その名の通り明るい色合いと華やかでライトなテイストが特徴です。
蒸留所のヴィクトリアガーデンに差し込む木漏れ日からインスピレーションを得てつくられました。
バーボン樽とシェリー樽で熟成された原酒を使用。
それぞれの特性を生かしてブレンディングされています。
ジャンル | シングルモルト |
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生産国 | スコットランド・アイラ |
アルコール度数 | 50% |
樽 | バーボン樽、ワイン樽など |
熟成年数 | ‐ |
アイラ島の湧き水やスコットランド産大麦100%使用などテロワールにこだわるブルックラディ蒸留所のフラグシップボトル。
アイラ島ながらノンピートで作られており、フルーティでフローラルなエレガントさが特徴です。
アルコール度数50%とハイプルーフですが、口当たりがなめらかで奥深い余韻がお楽しみいただけます。
によりストレートやロック、ハイボールなど幅広く活躍できる一本です。
最後に……
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか??
実は僕スモーキーなタイプよりノンピートのウイスキーのほうが好きです!(笑)
スモーキーなタイプは、日常的に飲むには味が強すぎて疲れてしまいます。。
逆にノンピートタイプは僕にとって「癒し系」です!
癒されたいな~ってときは必ずノンピートウイスキーといっても過言ではないでしょう。
そんなノンピートウイスキー、ぜひ楽しんでいただけたらなと思います。
それでは良いウイスキーライフを!!
また次回もよろしくお願いします!!