甘いウイスキー好きなら必飲!16銘柄のおすすめ甘口ウイスキー

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「蒸留酒であるウイスキーに甘みはない」

以前SNSにてこのようなコメントをいただきました。確かにウイスキーに糖分はゼロに等しいほどありません。

ところが甘いウイスキーは確かに存在します。

そこで今回、なぜ甘いウイスキーはあるのか、そして私が特におすすめしたい甘口ウイスキーを紹介したいと思います。

甘いウイスキーを試してみたい方、お好きな方はぜひ参考に飲み比べてみてください。

目次

なぜウイスキーが甘いの??

確かに私が以前コメントいただいたように、蒸留するウイスキーに『甘み』なんて存在しないという意見はごもっともです。

ウイスキーなどの蒸留酒では、蒸気を集めてアルコールを濃縮させる「蒸留」作業を行うため、必然的に糖分は取り除かれます。

そのため、糖分による甘みを感じることはほとんどないでしょう。

ところが、蒸留酒はそんな簡単な話ではありません。

そもそも「甘み」を感じさせるものは糖だけではないからです。

例えばコカコーラ・ゼロなど糖質ゼロ飲料でも甘みを感じるでしょう。

糖質ゼロ飲料には『ステビア』というハーブから抽出できる甘み成分(甘味料)が使われています。

このように糖分ではないですが、「甘み」を感じる成分はたくさんあります

そしてアルコールも「甘み」を感じさせることがあるのです。

未熟成の蒸留酒では、アルコールの刺激によるピリピリ感や苦味を感じてしまいますが、円熟味のあるウイスキーなどの熟成したスピリッツは「甘み」を感じやすいです。

香りからくる甘み

ウイスキーの「甘み」は香りから来ていることもあります。

代表的なところだと「バニリン」という成分です。

これはバニラの香り成分で、ウイスキーでは樽から抽出されることが多いです。

バニリン」によりバニラのような香りを感じると、脳が味覚として「甘み」を錯覚することがあります。

他にも「甘み」を錯覚させる成分はあります。

ウイスキーから発見された「ウイスキーラクトンココナッツのような香りが特徴で、ココナッツから甘みを錯覚させられることがあるのです。

酸とアルコールが反応してできる「エステル類」は、果物のような香りを連想させるものがあります。

香料にも使われている成分で、ウイスキーでは主に発酵熟成で生成される成分です。

リンゴパイナップルバナナマンゴー洋ナシアプリコットオレンジなどな……

エステル類の中でも成分の違いで様々な香りが現れてきます。

yaffee

アルコールと甘い香りが結びつくことで脳は「甘み」を錯覚させられるみたいですね!

味として感じる甘み

ウイスキーは糖分の添加が禁止されているものが多く、日本の酒税法でも糖分を添加した場合「リキュール」の扱いとなります。

そのため、ウイスキーに糖分が含まれていることはほぼゼロです。

ところが、実際に舌で感じられる「甘み」もあります。

そのほとんどが樽由来です。スコッチやアイリッシュ、ジャパニーズなどのウイスキーはほかのお酒が入っていた空き樽で熟成させます。

例えば、極甘のペドロヒメネス(シェリー酒)の樽や甘口ワインで有名な「ソーテルヌ」の樽で熟成させると甘みのあるウイスキーとなりやすいです。

また梅酒の樽で寝かせたウイスキーも爽やかな甘みが感じられたりします。(スコッチでは梅酒の樽はNG

前の経歴のお酒が樽に沁みついていることもあるため、そのお酒由来の甘みがウイスキーにも抽出されるのです。

樽以外にも「甘み」の要因となることがあります。

ウイスキーの蒸留アルコール度数は70%前後です。

原料の個性を程よく残すため、大体このぐらいのアルコール度数で蒸留されています。

例えば、バーボンウイスキーはトウモロコシ由来のもったりとした甘みが感じます。

ニューポット(熟成前のウイスキー)の時点で爽やかな甘味を感じることもあります。

これが「原料由来の甘み」ではないでしょうか。

特にバーボンなどでは65%ぐらいで蒸留するところもあるぐらい、原料由来の香りや味が重要視されています。

どこまで低アルコール度数で原料由来の味を残すかは蒸留所の考え方によって変わります

このようにウイスキーには「甘み」を感じさせるポイント・根拠が豊富にあります。

もちろんウイスキーに「甘みを感じられない・わからない」といった感想はあるかもしれません。

ぜひこれから紹介する「甘口のウイスキー」をゆっくりと吟味してみてください。

ウイスキーの香りとともに甘い味わいが楽しめると思います。

ウイスキーの甘みのポイント
  • 香りから連想
  • 甘みを付与する樽がある
  • 原料由来の甘み
  • 「甘み」は「糖分」だけではない。

オススメの甘口ウイスキー

それではおすすめの甘口ウイスキーを紹介していこうと思います!!

今回は「甘口」に注目してウイスキー銘柄を厳選、おすすめの銘柄を紹介していこうと思います。

甘口のアメリカンウイスキー

アメリカンウイスキーの中でもバーボンテネシーウイスキーなどは「内側を焦がした新樽で熟成させること」が義務づけられています。

新樽は樽材成分が特に溶け出やすいため、バニラやはちみつを連想させる甘い香りとなることが多いです。

蒸留時の度数が低めなので、原料のトウモロコシ由来のもったりとした甘み残りやすくなります。

また、テネシーウイスキーはメープルの炭でろ過する『チャコールメローイング製法』が義務です。

クリアでスムースな酒質になるとともにメープルの甘み香りが付与されます。

バーボンやテネシーウイスキーには甘口のものが多いです。

メーカーズマーク

甘さレベル8/10

メーカーズマークは、アメリカのバーボンウイスキーを代表する銘柄の一つで、現在サントリーが所有している蒸留所で作られています。

ハンドメイドにこだわり、今でもキャップのロウは人の手で作っているのだとか……

バニラやハチミツの香りやクリーミーな口当たりが甘みを連想させやすく、初心者でも甘い味わいがわかりやすいと思います。

特にハイボールがおすすめです。

ハーブを添えたりオレンジの皮を入れたりしたアレンジハイボールもおすすめです!!

メーカーズマーク
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • 甘い味わい・香りが楽しめる
  • アレンジハイボールが面白い
デメリット
  • ストレートではやや飲みにくい
《アロマ》

はちみつ、バニラ、鉛筆、甘い香りとウッディなアロマ

《フレーバー》

クリーミーな口当たりでスムース。ややオークのざらつく印象がある

《フィニッシュ》

甘く芳醇な程よいアフターフレーバー

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ウッドフォードリザーブ

甘さレベル8/10

ウッドフォードリザーブは『元祖クラフトバーボン』ともいわれている長い歴史があり、プロから圧倒的に支持されているバーボンウイスキー。

強いバニラ香にリッチでクリーミーな味わい

口いっぱいに広がるシナモンやペッパーのようなスパイス感、バニラやキャラメルのような甘みが心地いい一本です。

ウッドフォードリザーブ
総合評価
( 4 )
メリット
  • 甘く芳醇な味わいが楽しめる
  • ボトルデザインがかっこいい
デメリット
  • ウイスキー棚の場所をとる
《アロマ》

バニラとクランベリー、はちみつ、ウッド、シナモン。華やかさと甘くスパイシーな印象

《フレーバー》

芳醇でコクがあり、シルクのような口当たり。柑橘、チョコ、キャラメルのフレーバー

《フィニッシュ》

複雑で深く長い余韻。バニラとローストウッドのフィニッシュ

ウッドフォードリザーブ
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ワイルドターキー 8年

甘さレベル9/10

ワイルドターキーは、「アリゲーターチャー」といわれるかなり内側を焦がした樽で熟成させることが特徴です。

バーボンでは長い熟成期間にこだわっている蒸留所で、バニラっぽい香りが特に強い濃厚系バーボン

とうもろこし由来のまったりとした甘みと重なり、甘い印象が楽しめると思います。

ワイルドターキー 8年
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • バーボンにしては長めの熟成期間
  • 樽のウッディさ・バニラ香が良く出たウイスキー
  • アルコール度数が高く、香味が豊か
デメリット
  • 強い樽香が苦手な方には、おすすめできない
  • アルコール度数が高く、慣れていないとストレートはきついかも

ジャックダニエル ゴールド

甘さレベル10/10

ジャックダニエルはウイスキーを普段のまれない方でも知っているような銘柄だと思いますが、ジャックダニエル ゴールドはあまり見かけないでしょう。

通常のジャックダニエルチャコールメローイング製法を行ってから、熟成させてボトリングさせます。

ところが、ジャックダニエル ゴールドは通常の製法からさらにメープルウッドの樽で追加熟成させた後、もう一度チャコールメローイング製法を行って作られています。

2回熟成して2回チャコールメローイングしたジャックダニエルとして2倍の手間をかけたことが特徴。

そのため、通常は「No.7」ですが、ゴールドは「No.27」となっています。

甘美なメープルの渦に飲まれていくような心地いい余韻が楽しめます。

ジャックダニエル ゴールド
総合評価
( 5 )
メリット
  • 完璧
デメリット
  • 高価で手が出しにくい
《アロマ》

上品なメープルウッド、バニラ、樽香、はちみつ

《フレーバー》

深いコクとメープルの甘美なフレーバー。ミディアムボディでスムースな飲みやすさがある

《フィニッシュ》

口当たりがよく芳醇な長い余韻

ヘブンズドア テネシーバーボンウイスキー

甘さレベル10/10

ヘブンズドア テネシーバーボンウイスキーは、歌手のボブ・ディランが手掛けたアメリカンウイスキーです。

エンジェルズ・エンヴィ蒸留所で作られた原酒が使われており、アメリカンオーク樽で6年半とバーボンウイスキーの中では長い熟成期間となっています。

リッチで芳醇。上品な大人の甘みが特徴です。

ヘブンズドア テネシーウイスキー
総合評価
( 4 )
メリット
  • ボトルデザインがかっこいい
  • 深く濃厚なフレーバーに長い余韻
デメリット
  • 手に入りにくく、高価
《アロマ》

メープルシュガー、はちみつ、バニラ、シナモンやクローブのスパイス

《フレーバー》

クリーミーな口当たりとしっかりとしたボディにメープルとバニラの甘美なフレーバー。

《フィニッシュ》

ローストウッドの深く濃厚なアフターフレーバー

甘口のスコッチウイスキー

スコッチウイスキーは一般的にはほかのお酒の入っていたいわば中古の樽が熟成に使われます。

様々な理由があるのですが、大きく分けると……

  1. 元々入っていたお酒の個性を付加する
  2. 樽材のあく抜き

の効果から再利用樽が使用されています。

甘いお酒が詰められていた樽(甘口ワイン樽や極甘のシェリー樽など)を使ったウイスキーは「甘み」が付きやすいです。

また樽だけではなく原料や発酵由来など様々な理由で「甘み」、「甘い香り」というものが出てきます

モンキーショルダー

甘さレベル7/10

世界No.1 シングルモルト『グレンフィディック』のウィリアム・グラント社が自社のモルトウイスキーを中心にブレンドしたブレンデッドモルトウイスキー。

初心者でも親しみやすいスムースで飲みやすい味わいから優しい甘みが感じされます

そしてリッチで芳醇なモルトウイスキーとブレンドによるバランスの良さが楽しめる銘酒!!

お買い求めやすいお値段もまたこのウイスキーの魅力です。

モンキーショルダー
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • バランスのいい味わい
  • 飲み方を選ばない
  • カクテルにしてもGood
デメリット
  • 少し若さが目立つかも
《アロマ》

洋梨やはちみつ、ビターチョコ、バニラ、青リンゴ

《フレーバー》

優しい口当たりとバランスのいい味わいながら、複雑にフレーバーが絡み合う

《フィニッシュ》

甘く、芳醇なアフターフレーバー

¥3,740 (2023/12/07 05:40:39時点 楽天市場調べ-詳細)

デュワーズ  15年

甘さレベル8/10

デュワーズの定番リリースの中で最も華やかな一本。

スムースさと華やかさそして甘みのバランスが特にいいブレンデッドウイスキーです。

しかも比較的入手しやすく、15年にしては安価なのも魅力です!!

デュワーズ 15年
総合評価
( 5 )
メリット
  • 華やかで飲みやすく、しっかりとした熟成感
  • 15年熟成にしては、コスパがいい
デメリット
  • 箱のデザインがかっこよくて捨てられない……
《アロマ》

白い花を連想させるフローラルさと洋梨や青リンゴのさわやかなフルーティさ

《フレーバー》

軽快でスムースな口当たりとバニラとはちみつの甘美なフレーバー

《フィニッシュ》

バランスの取れた甘みが残り、ほどよい余韻

アードベッグ TEN

甘さレベル9/10

クセのあるスモーキーさが特徴のアイラモルトですが、実は意外と「甘口」が多いのです。

飲みなれると特に「甘み」が強く感じるのがアードベッグ

「ラフロイグとアードベッグ、なぜアードベッグの方が初心者に受け入れられやすいのか。」をあるバーテンダーと議論した時、『アードベッグの方が、甘みが強いからじゃないか』という結論に至りました。

カクテルで作り比べてみると、圧倒的にアードベッグの方が甘く仕上がりやすいそうです。

アードベッグはスモーキーフレーバーの奥にマンゴーやパッションのような南国フルーツのニュアンスが特徴

そのフルーツ香が、甘さを引き立てているのかもしれません。

アードベッグ TEN
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • クセがあるスモーキーな香り
  • ハマってしまうと熱狂的に
デメリット
  • 好きか嫌いか好みがわかれる
  • 最近の値上がり幅が大きい

オーヘントッシャン 12年

甘さレベル8/10

サントリーが所有しているスコットランドの蒸留所のうちのひとつ!!

スコットランド・ローランド伝統の3回蒸留を今でも守っている蒸留所です。

特に12年は桃っぽいフルーティさと甘みを感じる一本となっています!

女性にもおすすめしやすいウイスキー!!

ぜひお試しください!!

オーヘントッシャン 12年
総合評価
( 4 )
メリット
  • はちみつのような甘みとスムースさ
  • 飲みやすく、初心者にもおすすめしやすい
  • シングルモルトにしてはリーズナブル
デメリット
  • 飲みやすくてすぐになくなってしまう
《アロマ》

華やかなスミレの蜂蜜にバナナとバニラ、クローブ、吟醸香

《フレーバー》

明るい印象を受けるフローラルさとスムースな口当たり。

《フィニッシュ》

甘く優しいアフターフレーバー。心地いい余韻。

グレンドロナック 12年

甘さレベル9/10

シェリー樽のエキスパート」と呼ばれるシングルモルトウイスキー蒸留所。

グレンドロナック12年は、辛口シェリーと甘口シェリーの両方の樽を使用しているため、シェリー樽由来の甘みを感じやすい銘柄です!

特に芳醇なドライフルーツの香りやベリー系フルーツのニュアンスが楽しめます

グレンドロナック
総合評価
( 4 )
メリット
  • 濃厚でふくよかなシェリー樽のニュアンス
  • 飲みなれていない方でもおすすめしやすい
デメリット
  • 最近、価格上昇してしまった
《アロマ》

ドライフルーツ、ミルクチョコ、いちご、ブラックベリー。芳醇な香りにさわやかなベリー。

《フレーバー》

濃厚でふくよかなシェリー樽の印象。しっかりとしたボディだが、飲みやすい。

《フィニッシュ》

紅茶やドライフルーツの深くコクのある余韻。

グレンモーレンジィ ネクタードール

甘さレベル10/10

完璧すぎるウイスキー『グレンモーレンジィ』から甘口のソーテルヌワインの樽で追加熟成させたボトル。

フルーティで甘い白桃のような香りにシルクのようななめらかな舌触りに、リッチな味わいと上品な甘みが楽しめます。

グレンモーレンジィ ネクタードール
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 甘くて、上品な口当たり
  • 女性にもおすすめしやすい
デメリット
  • ウイスキーに強い酒屋さんやネットでないと入手できない

甘口のアイリッシュウイスキー

アイリッシュウイスキーはすっきりとした飲みやすいタイプの多いです。

アイリッシュウイスキーはしばらくの間低迷してしまい、過去には2件しか蒸留所がないという状態までなってしまいました。

ところが現在多くのクラフト蒸留所ができ、様々なタイプのウイスキーがリリースされています。

バスカーブレンデッドウイスキー

甘さレベル8/10

今、大注目のアイリッシュウイスキー!

飲みやすいくしっかりとした深みがあり、ウイスキー初心者から飲みなれている方まで楽しめる一本だと思います。

手の出やすいリーズナブルな価格帯も魅力です。

バスカー ブレンデッドウイスキー
総合評価
( 5 )
メリット
  • 飲みやすく、甘いフレーバーが楽しめる
  • リーズナブル
デメリット
  • 最近、やや入手困難
《アロマ》

杏とバニラ、はちみつ、切りたての木材、シナモン、クローブのスパイス香

《フレーバー》

フレッシュフルーツのような爽やかでスムースな味わいの中に甘く芳醇な印象。

《フィニッシュ》

軽快な味わいから甘い余韻。ややキレがある

ジェムソン スタウトエディション

甘さレベル6/10

黒ビール(スタウトビール)の樽で追加熟成させたジェムソン。

スタウトビールの香ばしさと上品な甘味が楽しめます。

スッキリとクリアなジェムソンに深みが加わり、多くの人が満足する一本かなと思います。

ジェムソン スタウトエディション
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 飲みやすく、バランスがいい
  • スッキリとした味わいの中に、香ばしいフレーバーとコク
  • 数少ないビール樽熟成の定番ウイスキー
デメリット
  • 熟成年数が短く、ストレートだと荒さが気になるかも
《アロマ》

バニラと麦茶、香ばしいトーストウッドとシリアル

《フレーバー》

樽の香ばしい香りとビターチョコのようなほのかな苦みにバニラ香

《フィニッシュ》

ビターなアフター。キレのある余韻

甘口のカナディアンウイスキー

アメリカンの禁酒法時代に大きく発展していったウイスキー。

アメリカンと同じようにアメリカ大陸に移住したスコットランドやアイルランドの人たちが築いていきました。

バーボンなどアメリカンはもったりとした甘みが特徴ですが、カナディアンはライトでマイルドな風味、ややスパイシーで優しい甘みが特徴だと思います。

クラウンローヤル

甘さレベル8/10

世界では最も売れているカナディアンウイスキー。

1939年イギリス国王として初めてカナダを訪問したジョージ6世に献上されたウイスキー。

口当たりがよく、まろやかな味わい。メープルのようなコクのある甘みと高貴な香りが特徴です。

クラウンローヤル
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • 実は世界で一番売れているカナディアンウイスキー
  • カナディアンクラブより複雑みがある
  • しっかりとした甘みがある
デメリット
  • 少し重めで、飲みにくいと思う人も……
  • 最近手に入りにくく、価格上昇している
《アロマ》

バニラ、はちみつ、メープルシロップを思わせる甘い香り

《フレーバー》

なめらかでクリーミーな味わい

《フィニッシュ》

余韻が長く、ウッディさとバニラ香が続く

カナディアンクラブ

甘さレベル6/10

日本で一番売れているカナディアンウイスキー。

通称『C.C』と呼ばれていて、結構好きな方が多いのではないでしょうか?

カナディアンウイスキーは個性の少ない「ベースウイスキー」コクのある「フレーバリングウイスキー」がブレンドされてますが、多くは別々に熟成されます。

ところが、カナディアンクラブは蒸留したての段階でこの2つをブレンドして熟成させます。

こうすることで原酒同士がなじみやすく、よりまろやかな味わいになりやすいそうです。

ハイボールにすると爽やかな味わいで優しい甘みストレートだとスムースでライトな味わいにややコクのある甘みが心地いいです。

カナディアンクラブ
総合評価
( 3.5 )
メリット
  • リーズナブルで入手しやすい
  • バランスが良く、クリアでハイボールが特に爽快
デメリット
  • 人によっては物足りなさを感じてしまうかも
  • ストレートで飲むには、少し複雑さが足りない
《アロマ》

バニラやキャラメル、ブラックペッパーの甘みとスパイス香

《フレーバー》

口当たりが優しく軽快でスムース。オーク由来のバニラフレーバー

《フィニッシュ》

ドライでクリーン。やわらかなオークとキレのある余韻

ヴェリタス
¥1,280 (2023/12/07 00:49:18時点 Amazon調べ-詳細)

甘口のジャパニーズウイスキー

スコッチウイスキーの踏襲から始まった日本のウイスキーですが、世界的に認められて今では独自の路線を築き上げました。

日本のウイスキーは一つの会社や蒸留所でさまざまな原酒を作り分けることが特徴で、多彩な原酒を組み合わせて、複雑な個性のウイスキーを作り上げています。

ブラックニッカ リッチブレンド

甘さレベル7/10

ニッカのモルトウイスキーカフェグレーンがブレンドされたボトル。

リッチブレンドは宮城峡のフルーティなモルト原酒の比率が多くなっているそうです。

リーズナブルな価格帯ながら、ライトボディの中にコクのある甘いフレーバーが楽しめます。

ブラックニッカ リッチブレンド
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 華やかで飲みやすい
  • 爽やかなハイボールが楽しめる
  • リーズナブル
デメリット
  • ストレートだと少し若い印象を受ける
《アロマ》

爽やかなアプリコットと桃、バニラ。赤みのあるフレッシュフルーツの明るい印象

《フレーバー》

軽快でスムース。ピーチメルバのような華やかなフルーティさ。

《フィニッシュ》

優しくライトなアフターフレーバー。

富士山麓 シグニチャーブレンド

甘さレベル9/10

ジャパニーズで「甘みとコク」といったら最もおすすめしたいウイスキーです。

富士御殿場蒸留所は珍しいブレンデッドウイスキーのブレンディング方法をしています。

  • バーボンタイプ
  • カナディアンのフレーバリングウイスキーに近いタイプ
  • スコッチグレーンタイプ

この3タイプに樽の個性をプラスした多彩なグレーンウイスキ―をモルトウイスキーでバランスよく香味を広げるようにブレンドしているそうです。

バーボンを思わせるようなコクや甘みと華やかなモルトウイスキーの一体感が楽しめます。

まったり家で飲みたいおすすめの甘口ウイスキーです。

富士山麓 シグニチャーブレンド
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 深く芳醇なコクのある味わい
  • 富士山の隠し要素がおしゃれ
デメリット
  • どうしても終売品の「白ラベル」と比べられてしまう
《アロマ》

ブラウンシュガー、トーストウッド、ペッパー、シリアルの甘くスパイシーな香り

《フレーバー》

芳醇な樽香とバニラ、はちみつの甘いフレーバー。ふくよかな口当たり。

《フィニッシュ》

芳しいウッドの長く深い余韻。

まとめ

実際に「甘い」と感じるウイスキーは数多くありますが、主に香りからくる甘みや樽から抽出される甘みが多いようです。

その中で今回は甘口のおすすめ銘柄をまとめました。

スクロールできます

メーカーズマーク

ウッドフォードリザーブ

ワイルドターキー8年

ジャックダニエル ゴールド

ヘブンズドア テネシーバーボンウイスキー

モンキーショルダー

デュワーズ 15年

アードベッグ TEN

オーヘントッシャン 12年

グレンドロナック 12年

グレンモーレンジィ ネクタードール


バスカー

ジャムソン スタウトエディション

クラウンローヤル

カナディアンクラブ

ブラックニッカ リッチブレンド

富士山麓 シグニチャーブレンド
甘みレベル8/10 8/109/1010/1010/107/108/109/108/109/1010/108/106/108/106/107/109/10
甘みバニラ、はちみつ樽とフルーティさバニラ、はちみつメープルウッドメープルとバニラフルーティフルーティ南国フルーツはちみつ、バニラシェリー系、ドライフルーツフルーティフルーツ、バニラ穀物バニラとはちみつバニラフルーティバニラとフルーツ
価格2500円4200円3600円10000円11000円3000円5000円6000円3000円7000円7000円2000円2500円3300円1500円2000円4500円
購入する購入する購入する購入する購入する購入する購入する購入する購入する購入する購入する購入する購入する購入する購入する購入する購入する
今回の甘口おすすめ銘柄

ぜひ今回紹介した甘口のウイスキーを飲み比べてみてください。

ウイスキーから感じる様々な「甘み」を楽しむことができると思います。

※ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転。妊娠中や授乳期の飲酒はやめましょう。お酒は楽しく適量で。

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この記事を書いた人

香りづけに使用したことからウイスキーにどっぷり嵌ってしまった料理人です。
調理師の仕事をしつつ、ウイスキーと料理の魅力を紹介するためにブログ・メディアを作成。
様々な視点からウイスキーを解説しています。

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