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ウイスキーを愛する料理人yaffeeです!
今回のお話は
「スパイス系のアロマ・フレーバーが楽しめるウイスキー」
について
ウイスキーの中には、スパイス系の香りが楽しめるものがあります。
よくあるフレーバーとしては、ジンジャーやブリニー(潮っぽさ)です。
それらをまとめて「スパイシー」と表現することが多いです。
またスパイスとは少し違った方向性となる刺激のあるアロマ・フレーバーなので、別ものとして考えてもいいと思います。
僕のブログでは「ソルティ」さでまとめた記事があるので、別ものとしてまとめていきます。
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ウイスキーに感じるスパイシーさとは??
- ジンジャー、カルダモン
- シナモン
- バニラ
- クローブ
- アニス、スターアニス
- ペッパー、黒コショウ、白コショウ
- ナツメグ
- クミン
などなど
ジンジャー、カルダモン
ウイスキーに感じるスパイス系フレーバーの中で、刺激的な香りの中では断トツに感じるのが「ジンシャー」や「カルダモン」系の香りです。
清々しさやさわやかさを感じる香りと体が熱くなるような辛みのある刺激がジンジャーやカルダモンの特徴。
ジンジャーは日本料理や中華調理には欠かせないスパイス。カルダモンはカレーなどによく使われます。
さわやかな刺激のある香りで、柑橘系フレーバーも一緒に感じると「ジンジャー(生姜)」っぽさを感じやすく、より乾いた感じだと「カルダモン」を感じやすいかなと思います。
シナモン
甘みを帯びたスパイス系の香りでよく感じるのが「シナモン」。
木の樽で熟成させるウイスキーには、同じく木であるシナモン(木の皮)を連想させる香りは出てきやすい傾向があります。
甘い香りの中にツンとする刺激があり、少し熱くなるような辛みも含んでいるのがシナモンの特徴。
リンゴや桃などフルーツに合わせることが多いスパイスです。
熟成を重ねたものや新樽、1stフィルの樽など樽のニュアンスが出てきやすいウイスキーに多いかなと思います。
バニラ
甘みを連想させるウイスキーには、ほぼ必ずと言っていいほど感じる「バニラ香」
バニラは芳醇かつ甘い香りが特徴で、ほのかにフローラルさも含んでいます。
デザートに使われることの多いスパイスで、乳製品と合わせることが多いです。
ウイスキー熟成中、樽からバニラの香り成分である「バニリン」という成分が抽出されています。
そのため、ウイスキーからバニラ香は感じやすいです。
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特にアメリカンオークの樽を使ったウイスキーに多く、バーボンやテネシーウイスキー。
スコッチならバーボン樽熟成のウイスキーにバニラ香を感じるものが多いです。
クローブ
甘さを含んだ刺激のある香りが特徴のクローブ。
シナモンと系統的には近い、甘さと刺激を含んだ香りですが、クローブの方がより刺激的な香りがします。
香りが強く、そしてバニラと同じようにほのかにフローラルさもあるのがクローブの香りではないでしょうか。
西洋料理の煮込みには欠かせないスパイス。肉の出汁をとるときにはよく使われています。
ウイスキーではやはり樽由来の香りのことが多いと思います。
特に熟成年数の長いタイプに多いです。
アニス、スターアニス
甘く、独特の清涼感のあるさわやかな香りが特徴。
薬っぽい感じがあり、アニスの香り自体好き嫌いはっきりと分かれると思います。
中華の豚の煮込みなどによく使われています。
ウイスキーでもアニスの香りを感じるものは多々あります。
特に、バーボンやライウイスキーなどライ麦を使ったウイスキーに多いかなと思います。
ただウイスキーから「めっちゃアニス!!」ってほどアニスの香りを感じることはあまりないです。
もしかしたら、そういったウイスキーもあるのかもしれませんが、僕はほのかにアニスっぽい香りがいるな~程度しか感じたことはないです。
ペッパー、黒コショウ、白コショウ
つーんとした刺激のある香りとピリッとした辛みが特徴の胡椒。
黒コショウだとより刺激が強く、白コショウはまったりとしたニュアンスを感じるかなと思います。
胡椒は辛みのスパイスとして多くの料理に使われています。
ペッパーのニュアンスを感じるウイスキーは意外とあります!
余韻の中から感じたり、アロマの時点で胡椒のニュアンスをひろったり……。
どちらかというとスコッチモルトウイスキーを飲んでいるときに感じることが多いと思います。
ナツメグ
独特の甘い香りにほのかな苦みがナツメグの特徴。
ハンバーグによく使われるスパイスです!
アニス同様「めっちゃナツメグ!!」っていうウイスキーはあまりありませんが、ほのかにいるな~というウイスキーはあります。
なかなかナツメグの香りをキャッチするのは難しいですが……。
クミン
カレーのスパイスとしては欠かせないクミン。
独特の刺激的な芳香のあるスパイスで、ほのかに苦味があります。
こちらもアニスやナツメグ同様にがっつり感じるウイスキーはほとんどありません。
ほのかに奥の方にクミンの香りを感じる……かな~??ぐらいの香りです。
しかも感じたとしてもクミンと同じ香りというよりは、「似ている」「近い」といった印象だと思います。
スパイス系のアロマ・フレーバーが楽しめるウイスキーは食事に合いやすい!
ウイスキーに感じるスパイス系アロマ・フレーバーでがっつりととがって感じるものはあまりありません。
ほのかに香る、連想させられる程度の香りがほとんどです。
そのぐらいのスパイス香となると食事にも合いやすくなります!
例えば、ジンジャー系フレーバーを感じるウイスキーに「リンゴと豚肉」を使った料理を合わせてみたり、
ペッパー系のスパイス感を感じるウイスキーに牛肉を合わせたり……。
スパイスを使った料理からヒントを得てペアリングしてみると合わせやすいと思います!!
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ウイスキーからスパイス系フレーバーはどういうときに感じる??
ウイスキーから感じるスパイス系フレーバーの多くは樽由来だと思います。
ただ、香りは多くの成分の総合バランスで感じるもの。
例えば、〇〇という香り成分=「シナモン」ではないです。複雑に様々な香り成分が作用して「シナモン」の香りを作り出しています。
そして、ウイスキーから感じる「シナモン」などスパイスの香りも必ずしも「シナモン」と全く同じ香り成分が作用しているわけではありません。
別の香り成分も作用して「シナモン」の香りを連想させます。
スパイス系フレーバーでも、必ずしも樽が作用しているわけではありません。
様々な要因がウイスキーからスパイス香を感じさせています。
中にはアルコールの刺激がうまい具合に作用してスパイスの刺激感を連想させるものもあると思います。
そしてスパイス系の香りは、まずグラスに注いだウイスキーのアロマ(鼻で感じる香り)から拾うことと余韻の中から感じることが多いと思います。
- 樽由来の香りが多い!
- まず、アロマの中にいないか探してみる。
- 余韻から探してみる。
- アルコールの刺激と相まって「スパイス感」を連想させられる時がある。
オススメのスパイス系ウイスキー
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最後に……
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか。
ウイスキーに感じるスパイス香。
なかなかわかりやすいほどスパイスを感じるものは少ないかもしれませんが、優しくほのかに香るスパイス香をウイスキーの中から探してみると面白いかもしれません!
そしてスパイス系ウイスキーはハイボールにしたときにおいしいものが多く、食事にも合いやすい傾向があります!
ぜひお食事と合わせてスパイス系ウイスキーのハイボールはいかがでしょうか。
それでは良いウイスキーライフを
また次回もよろしくお願いいたします。
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