意外と知らない 『アイリッシュウイスキー:Irish Whiskey』とは!?

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浮き沈みのある人生をただいま爆走中なウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。

ウイスキーの魅力を配信したい料理人ウイスキーブロガーです。ウイスキーが好きすぎるあまり「ウイスキー文化研究所認定ウイスキープロフェッショナル」を取得。2021年に開催されたTWSC(東京ウイスキー&スピリッツコンペティション)の審査員を務めさせて頂きました。当ブログで料理人目線のウイスキーの魅力をお伝えしていこうと思います!

今回のテーマは『アイリッシュウイスキー』について!!

ウイスキーをあまり知らない人にとってはわかりにくく、

ウイスキー好きの方でも意外と知らないことの多い『アイリッシュウイスキー』。

 

実は、アイリッシュウイスキーはスコッチウイスキーより人気が高かった時代があり、スコッチウイスキーよりも歴史が古い説があります。

ただ一度衰退してしまったアイリッシュウイスキー。

ところが!!

ここ最近、アイリッシュウイスキーが大きくV字回復中!!

多くの蒸留所が誕生し、元々あった銘柄が復活などアイリッシュウイスキー業界の中で大きな流れができています!!

 

今回はそんなアイリッシュウイスキーの世界を覗いていこうと思います!!

 

『アイルランド』について

 

『アイルランド』は、グレートブリテン島の西側に位置する島。

この島の中で、共和制の「アイルランド共和国」と立憲君主制で英国の一部の「北アイルランド」の2つの国に分かれています。

 

【アイルランド共和国】

面積 

約73000㎢(スコットランドより若干小さいぐらいの面積)

人口 

約470万人
首都 ダブリン(人口約137万人)

宗教 

カトリック約8割

元首 

M・D・ヒンギス大統領

通貨 

ユーロ

国花

シャムロック
守護聖人 聖パトリック

 

【北アイルランド】

面積 

約14100㎢(一番小さい県の香川県より少し小さい面積)

人口 

約188万人

首都 

ベルファスト(人口約34万人)

宗教 

プロテスタントとカトリックほぼ同数

元首 

エリザベス女王

通貨 

ポンド
国花 シャムロック
守護聖人 聖パトリック

アイルランドの歴史

 

紀元前のアイルランド

 

紀元前3000年頃にアイルランドにケルト人が到達。

ケルトの文化が根付いていきます。

 

紀元前1世紀末、ローマによるブリテン島を征服が始まります。

その時、ローマ軍はアイルランド島までは進軍しませんでした。

 

そのためローマの支配下にはならず、古代アイルランドでは100近い小国が乱立していたようです。

 

ただ不思議なことに、それらの小国は文化面では、

同じ言語(ゲール語)

宗教(ドルイドを中心とした自然崇拝)

法律(ブレホン法)

が共有され、発展した民族だったといわれています。

 

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キリスト教の布教

 

アイルランドは国教がキリスト教です。

結構古い時代からキリスト教が根付いていたそう

ただローマに侵略されなかったアイルランドに、キリスト教がなぜ普及したか疑問に思いませんか?

 

それはアイルランドの守護聖人・聖パトリックの布教活動が素晴らしかったからだそうです。

聖パトリックは、アイルランドの民衆に広まっていた自然崇拝をキリスト教に取り込み、古代の宗教とキリスト教のハイブリットを実現させました。

それによって、アイルランドの民衆からの信仰を集めることに成功。

それがよくわかるのが、アイルランドやスコットランドなどに残るケルト系キリスト教のシンボル「ケルト十字」です。

聖パトリックが、ラテン十字に太陽のシンボルである円環を組み合わせたとされています。

これにより急速にアイルランドでキリスト教が普及していきました。

 

イングランドの支配

 

1172年にイングランドのヘンリー2世がアイルランドに侵攻

そこからは800年近くイングランドからの支配とイングランドへの謀反の時代となります。

 

この時にアイルランドでは穀物原料の蒸留酒が飲まれていたそう。

アイルランド侵攻時に、兵士から穀物原料の蒸留酒があったという報告が記録として残っています。

 

これがスコットランドやアイルランドなどで穀物原料の蒸留酒が歴史に現れた最初の記録といわれています。

そして、この記録からアイルランドがウイスキーの発祥地といわれています。

 

イギリスからの独立

 

19世紀後半から20世紀初頭にかけてイングランドからの独立の気運が高まります。

 

1916年の「イースター蜂起」を機に一気に反英・独立戦争が勃発します。

 

 

結果、1922年に現在アイルランド共和国となっている地域がアイルランド自由国として独立

北部がイギリスに残る選択をします。

これが現在の北アイルランドです。

しかし、この独立という選択がアイリッシュウイスキー界に悲劇を呼びます。

 

アイルランドの歴史を語る上で欠かせない悲劇「ジャガイモ飢饉」

 

1845年から49年にかけて起きたこのジャガイモ飢饉で、アイルランドに住む100万人以上の方が亡くなります

約800万人いた国内の人口が、250万人近くまで落ち込むこととなります。

 

なぜジャガイモの不作がここまでの被害となったかというと……

当時の農民たちが作っていた麦は、地代として納めるものでした。

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日本でいう「年貢」みたいなものだと思います

 

農民たちが口にできたのは、自給自足のジャガイモだけ。

 

つまりどの国よりジャガイモの依存度が高かったそうです。

そのジャガイモが大不作となり、農民たちは栄養不足、食糧不足による免疫力の低下により、伝染病で次々と亡くなっていきました

それは小さな町では、そのコミュニティが崩壊するほどでした。

 

現在のアイルランド全体の人口が660万人なので、まだまだこの飢饉の傷跡は残っているようですね。

 

移住した先は大体がアメリカでした。

そのため今でもアイルランド系アメリカ人が多くいます

つまりアイルランドはアメリカ依存が高い国です。それだけアメリカの影響を受けやすい国となります。

ここもアイリッシュウイスキー衰退の大きな要因となってしまいます。

アイリッシュウイスキーの定義

  1. 穀物類を原料とすること
  2. 麦芽に含まれる酵素で糖化させること
  3. 酵母の働きによって発酵させること
  4. 蒸留液から香りと味を引き出せるアルコール度数94.8%以下で蒸留すること
  5. 容量700ℓ以下の木製の樽に詰めること
  6. アイルランド、または北アイルランドの倉庫で3年間以上熟成させること。

 

アイルランド共和国、北アイルランド間を移動させてもOK

その際、熟成期間は累計で計算されます。

 

また、スコッチウイスキーでは熟成で使える樽はオーク製の樽のみでしたが、 アイリッシュウイスキーでは木製であればOK!!

基本的にどの素材の樽で熟成してもアイリッシュウイスキーと呼ぶことができます

現に桜や栗の樽で熟成させている蒸留所もあるそうです。

 

アイリッシュウイスキーの歴史

 

アイリッシュウイスキーの発見

 

上のアイルランドの歴史で「イングランドの支配」でも書きましたが、

実はスコッチウイスキーよりアイリッシュウイスキーの方が歴史が長いともいわれています。

 

1172年の侵攻時に、イングランド兵士がアイルランドで「ウスケボー」という穀物の蒸留酒があることを報告したという記録があります。

ただし、当時の蒸留酒(ウイスキー)は蒸留したてをそのまま飲むか、干しブドウや果物、香料、スパイスで香り付けしたもの

今のように樽で熟成させて飲むものではなかったそうです。

 

アイリッシュウイスキーの全盛期

 

18世紀にかけてウイスキーのも産業化の波が押し寄せます。

 

このぐらいの時代が、アイリッシュウイスキーの全盛期です。

この当時、ウイスキーといえばアイリッシュウイスキーのほうが人気が高かったそうです。

ロシア皇帝のピョートル大帝は、アイリッシュウイスキーを愛飲し、

「アイリッシュこそNo1のお酒!!」みたいなことを言っていたそうです。

 

ただ、イングランド政府からの酒税が高かった時代。

スコットランドと同じようにアイルランドにもたくさんの密造所ができていました。

 

1823年酒税法改正されますが、アイルランドでは政府公認蒸留所になろうと思ったところは少なかったそうです。

それはイングランドへの反逆心が特に強かったから

 

イングランドからの公認なんていらなかったのかもしれないですね

1840年代あたりから、スコッチウイスキーがアイリッシュウイスキーの生産量を上回り始めます。

 

アイリッシュウイスキー衰退の理由

 

アイリッシュウイスキーが衰退した原因は大きく3つあるといわれています。

  1. 連続式蒸留機の発明とスコッチブレンデッドウイスキーの誕生
  2. アイルランド独立戦争
  3. アメリカの禁酒法

連続式蒸留機の発明とスコッチブレンデッドウイスキーの誕生

 

1831年アイルランドのイーニアス・コフィが連続式蒸留機を発明し、特許を取ります。

コフィ自身、アイリッシュウイスキーの更なる発展を期待して発明・特許獲得したそうです。

ところが、アイリッシュウイスキー造りの職人たちはこの蒸留機に見向きもされませんでした。

 

当時スコッチウイスキーは癖の強いモルトウイスキーがほとんど。

スコットランド以外では全くといっていいほど人気なかったそうです。

 

ほかの国で人気のウイスキーは、アイルランドが作る穀物感とスパイス感がありつつスムースで比較的飲みやすいポットスチルウイスキーやモルトウイスキーでした。

 

アイルランドの蒸留所では、このポットスチルウイスキーに誇りを持ってました。

 

そのため連続式蒸留機で造るウイスキーに「よくわからない機械で造るウイスキー」って考え方があったようです。

 

コフィの連続式蒸留機に目をつけたのは、スコットランド・ローランド。

その蒸留機で、穀物原料のライトでクリーンなグレーンウイスキーを製造

癖の強いモルトウイスキーと混ぜ合わせると、モルトウイスキーの癖が個性としてきれいにまとまります。

そして『スコッチブレンデッドウイスキー』が誕生しました。

このスコッチブレンデッドウイスキーがアイリッシュウイスキーより徐々に人気が高くなります

 

アイルランド独立戦争

 

1916年の「イースター蜂起」により、アイルランドではイギリスからの独立運動が激しさを増していきました。

 

そして1922年、アイルランドはアイルランド自由国として独立すると北部はイギリスに残り、国は2つに分かれました

ところが!!

独立により大英帝国の商圏から締め出されてしまいます。

アイリッシュウイスキーは大幅に市場を失うこととなりました

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当時の大英帝国商圏というと……
イギリス、カナダ、インド、オーストラリア、南アフリカ、ニュージーランドなどなど
世界各国に広がっていたすべての場所でアイルランド産の商品を売ることができなくなりました。

アメリカの禁酒法

 

1920~33年のアメリカ禁酒法は、スコッチにも大きな影響を与えました。

ただ大英帝国の商圏から締め出され、さらにアメリカへの依存が高くなっていたアイルランドは特に被害を受けることになります。

 

この3つとさらに第2次世界大戦が重なり、ついに大量にあったアイルランドの蒸留所は2つ(ブッシュミルズ、ミドルトン)だけになってしまいます。

yaffee
さらにこの時にアメリカで、粗悪なまがい物アイリッシュウイスキーが横行。
アイリッシュウイスキー=「まずい」「質の悪い」といった印象が根付いてしまいます。
このアイリッシュウイスキーのイメージが、追い打ちをかけました。

アイリッシュウイスキーの再生

 

経済が安定し始めた1972年頃にアイリッシュは残ったすべての蒸留所が国境を越えて合併し、IDG(アイリッシュ・ディスティラリー・グループ)を成立。

 

生産拠点を南の新ミドルトンと北のブッシュミルズの2か所に集結されます。

 

1987年に新しく第三勢力としてクーリー蒸留所ができると2007年にキルベガン蒸留所が復活

さらに2010年以降マイクロ蒸留所がたくさんでき、今怒涛の勢いで復活してきています。

 

アイリッシュウイスキーの種類

 

アイリッシュウイスキーには4つの種類があります。

モルトウイスキー

 

アイリッシュのモルトウイスキーはほとんどスコッチは同じです。

 

ただ定義でもあったようにアイリッシュではオーク製の樽以外でも熟成が可能です。

またスコッチが2回蒸留が多いのに対してアイリッシュでは3回蒸留が多いです 。

 

そのためスコッチでいうローランドモルトの特徴に近いスムースで穀物様の強い味わいのウイスキーが多い です。

アイリッシュポットスチルウイスキー

 

ポットスチルウイスキーは、アイルランド独特のウイスキー!!

大麦麦芽のほかに未発芽の大麦や小麦・ライ麦・カラスムギなども使い、ポットスチル(単式蒸留器)で蒸留 します。

 

グレーンウイスキーと区別するため、

大麦麦芽と未発芽の大麦がそれぞれ30%以上、それ以外の穀物は5%未満

と原料の比率が決められています。

 

しかしこの規定では、最も重要な大麦やモルト以外の穀物の味が出にくいため、マイクロ蒸留所から批判的な意見も出ているそう。

今後この定義は見直されるかもしれません。

 

グレーンウイスキー

 

アイリッシュのグレーンウイスキーは連続式蒸留機でも単式蒸留器でもどちらを使っても大丈夫 です。

ただメインは連続式蒸留機みたいですね!

 

また単式蒸留器を使った場合、上のポットスチルウイスキーと区別できないため、大麦麦芽の使用は30%未満 と決められています。

 

アイリッシュブレンデッドウイスキー

 

アイリッシュブレンデッドウイスキーは3つのうちどれか2つを混ぜればブレンデッドウイスキーとなります。

そのためスコッチよりブレンデッドウイスキーの組み合わせの幅が広いです。

 

アイリッシュウイスキーの製造

 

基本的には、モルトウイスキーもグレーンウイスキーもスコッチウイスキーと同じような手順、製造方法で造られます

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そこでポットスチルウイスキーの製造方法を見てでモルトウイスキーと比較していこうと思います。

 

ポットスチルウイスキーで使われる穀物は、モルトより圧倒的に硬い です。

モルトウイスキーで使われるモルトミルでは、うまく粉砕できないそう。

昔は石臼で粉砕を行っていたそうです。

 

現在では、ハンマーミルという強力な粉砕機を使うことが多いです。

 

また、モルト100%ではないため、糖化に時間がかかります

その長時間の糖化が独特のオイリーさを生んでいる といわれています。

 

そして、アイリッシュポットスチルウイスキーは3回蒸留がほとんど。

すると、スコッチより高いアルコール度数で蒸留されるため、ライトな味わいで熟成の早い原酒 ができやすいそうです。

 

またポットスチルウイスキーに限らず、アイリッシュウイスキーの熟成方法はパラダイス式という樽を縦置きがメインです。

縦置きの樽をパレット板に並べて熟成させています 。

 

この方式は、フォークリフトなどで、パレット板単位ごと移動できます。

そのため、効率がかなり良く省スペースで熟成できます。

 

また熟成自体もスコッチに多い横置きで熟成させる方式より早く熟成が進む傾向があります。

ただその反面、樽からの液漏れが生じやすいというのが欠点です。

 

 

 

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アイリッシュウイスキーで注目したい蒸留所

 

 ブッシュミルズ Bushmills

1608年にイングランド王ジェームズ1世から蒸留免許を与えられた由緒ある土地にある蒸留所です。

そのためブッシュミルズは「世界最古の蒸留所」と言われています。

 

現在の蒸留所が建てられたのが1784年。ただし密造時代から含めると1743年から記録があります。

記録の話なしにしてもかなり歴史ある名門蒸留所です。

 

しかし創業当時の建物は1885年の火災により焼失。直後に施設を一新。

当時のアイリッシュウイスキーでは稀なシングルモルト蒸留所となりました。

 

スコッチと違ってノンピートでアイリッシュ伝統の3回蒸留は守っています。

最近オーナー会社がメキシコのテキーラ大手、ホセ・クエルボ社に変わりました。

同社がどのようなウイスキーを表現していくか多くのウイスキーファンが注目しています。

 

ブッシュミルズ オリジナル
3.1

モルトウイスキーにこだわる蒸留所『ブッシュミルズ』のスタンダードボトル!

モルト比率高めなブレンデッドウイスキーで、すっきりとクリアな味わいにややシリアル感のあるフレーバーが特徴!

ハイボールにするとフルーティになり、ライトに楽しめます!!

価格帯

1000~1500円

アルコール度数

40%

容量

700ml

特徴

北アイルランドのモルト比率高めなブレンデッドウイスキー

原産国

アイルランド

yaffee
モルト比率の高いブレンデッドウイスキー!シリアルと青リンゴのフレーバーが楽しめ、爽やかな印象が強いウイスキーです。日常のウイスキーとしてオススメな銘柄です!!
アロマ 3.3
フレーバー 3
余韻 3

 

ミドルトン Midleton

ミドルトン蒸留所はアイルランドの南、ミドルトン町に1825年設立された蒸留所でした。

1975年にIDGの新しい生産拠点とするために巨大なプラントとなります。

 

ミドルトン蒸留所はモルトウイスキーとグレーンウイスキー、ポットスチルウイスキーの3タイプを生産し、アイリッシュNo.1のジェムソンやパワーズ、パディー、レッドブレストなど多くの銘柄を作っています。

 

特にポットスチルウイスキーに力を入れていて数々の限定ボトルもリリースしています。

 

ミドルトンの生産量はグレーンウイスキーも含めると7000万ℓ近く!!

 

アイリッシュウイスキーの約7割を生産していることになります。

 

レットブレスト
3.4

アイリッシュウイスキーの伝統『アイリッシュポットスチルウイスキー』
その代表銘柄が『レットブレスト』です。

甘草やシナモンのニュアンスに後味のスパイス感が特徴。
奥行きのある味わいで、まったり楽しめるアイリッシュウイスキーです!!

価格帯

4000~5000円

アルコール度数

46%

容量

700ml

特徴

アイリッシュ伝統のポットスチルウイスキーを代表する銘柄

原産国

アイルランド

レッドブレスト 12年 40度 700ml 箱付【誕生日 洋酒 アイリッシュ 宅飲み お祝い お中元 ウイスキー ギフト お歳暮 父の日】


クーリー Cooley

クーリー蒸留所は1987年アイリッシュウイスキー復興の父といわれているジョン・ティーリング氏が設立した蒸留所です。

 

もともとはジャガイモから工業用のアルコールを造る国立の施設でした。

ウイスキー用のポットスチルと連続式蒸留機を設置、1989年に蒸留を開始しました。

 

ジョン・ティーリング氏がオーナーだったころはもともとアイリッシュウイスキーの復興も視野に入れていたので、周りにグレーンウイスキーを売り、アイリッシュブレンデッドウイスキーに貢献していたそう。

 

さらにアイリッシュでは珍しい「カネマラ」というピートタイプのウイスキーをリリースしました。

 

2011年にビーム社が買収。この時点でブレンデッド業者にグレーンウイスキーの販売をやめてしまいます。

 

2014年にはビーム社をサントリーが買収したため、現在のオーナー会社はサントリーとなっています。ポットスチルは2基でスコッチと同じように2回蒸留を行います。

カネマラ
3.4

アイリッシュウイスキーの中では珍しいピートの効いたタイプのウイスキー!

スモーキーなフレーバーと青リンゴのようなフルーティなフレーバーが楽しめるウイスキー!!

特にハイボールにすると爽やかスモーキーでオススメです!!

価格帯

2500~3500円

アルコール度数

40%

容量

700ml

特徴

アイリッシュでは珍しいピートタイプのウイスキー

原産国

アイルランド

yaffee

アイリッシュウイスキーでは珍しいピートの効いたスモーキーなシングルモルトウイスキー!

ただスモーキーなクセが強いわけではなく、爽やかな青リンゴに心地よいスモーク
スモークサーモンなどと合いやすいです!

アロマ 3.5
フレーバー 3.3
余韻 3.4

 キルベガン Kilbeggan

 

もともとの蒸留所は1757年にブルスナ蒸留所として設立、1762年から操業開始しました。

それからロックス蒸留所と改名。

その名で多くの人から親しまれていました。

 

1920年には英国、特にリバプールでも人気のウイスキーでしたが、1953年に製造中止、閉鎖となります。

 

それから約30年後の1982年に「ロックス蒸留所博物館」として蘇ります。

 

1988年から熟成庫が使われるようになり、2007年には中古のスチル1基を導入。

 

現在はもう一基追加してついにすべてキルベガンでウイスキーが造れるようになりました。

 タラモア Tullamore

タラモア蒸留所の操業は1829年。

 

ブランド名の「タラモアデュー Tullamore D.E.W」はのちに蒸留所のオーナーとなるダニエル・E・ウィリアムスのイニシャルを取ってこのブランド名になったそうです。

 

しかし1954年には閉鎖。

その後「タラモアデュー」のブランド名のウイスキーはミドルトンで造られ続けていました。

 

2010年にスコッチの大手ウィリアム・グラント&サンズ社にブランド権が移ると再建されることとなり、2014年9月にタラモア蒸留所が蘇ります。

 

モルトウイスキー、ポットスチルウイスキー、グレーンウイスキーを作っています。

6基のスチルや30万樽保管できる熟成庫、ボトリング設備など、

ミドルトンに次ぐアイルランドで2番目に大きい蒸留所です!!

 

タラモア デュー
3.1

やや青リンゴとシリアルのニュアンスがあるウイスキー。
飲みやすく、ライトでクリアな味わいが特徴。

このウイスキーは、個人的にはそのまま飲むよりカクテルやジンジャーエール割りなど遊んだ飲み方の方が好きです!!

価格帯

1500~2500円

アルコール度数

40%

容量

700ml

特徴

スコッチの大手企業が所有するアイリッシュウイスキー

原産国

アイルランド

yaffee
クリアな味わいのウイスキー!
クリアな分爽やかな青いフルーティさを感じられると思います。ハイボールにするとより青リンゴのようなフレーバーが楽しめ、価格帯としてもお手頃
デイリーウイスキーとしてオススメな銘柄です!!

アロマ 3.2
フレーバー 3
余韻 3

 

 ティーリング Teeling

 

クーリー蒸留所の元オーナージョン・ティーリング氏の二人の息子がアイリッシュ初のボトラーとして創業。

クーリー蒸留所がビーム社の所有となったことで、将来的な原酒確保のために2015年にダブリンに新しい蒸留所を開設しました。

ダブリンでウイスキーが造られるのは40年ぶり

さらに新しい蒸留所が建てられたのが125年ぶりだそうです。

 

ティーリング蒸留所はモルトウイスキーとポットスチルウイスキーの2タイプを製造しています。

アイリッシュのボトラーズとして人気の高かったティーリングが一から造るウイスキーに期待が高まっています。

ティーリング シングルモルト
4.4

アイルランド共和国の首都ダブリンに不死鳥のごとく誕生した蒸留所『ティーリング』!

その蒸留所がリリースしているシングルモルトウイスキー!!
ナッツのようなフレーバーに芳醇な味わいが特徴。

アイリッシュらしいライトさもありバランスのいい一品です!!

価格帯

4000~5000円

アルコール度数

46%

容量

700ml

特徴

ダブリンにいる不死鳥

原産国

アイルランド

yaffee

バニラにオレンジのような柑橘系フレーバーが楽しめるウイスキー

口当たりがやさしく飲みやすいが、味わいもしっかりとしています

アロマ 4.2
フレーバー 4.6
余韻 4.4

 

 スレーン Slane

 

毎年野外ロックコンサートが開催されているスレーン城に造られた蒸留所。

 

1981年に始まったロックコンサートは1回目のU2、ボノが参加。

以来ボンジョヴィ、マドンナ、ニール・ヤング、ローリングストーンズ、クイーンなどそうそうたるアーティストたちが野外ライブを行ってきました

そんなスレーン城の一角にオープンしたスレーン蒸留所はアメリカの酒造メーカー大手のブラウンフォーマンとパートナーシップ契約を結んでいるそうです。

 

ブラウンフォーマンから資金援助してもらい、スレーンのために樽を作ってもらっています。

原料は領地内で取れたものを使い、3回蒸留で3タイプのウイスキーを作っているそうです。アイルランドの絶対外せない観光名所で造るウイスキー、どのようなウイスキーができるのか楽しみです。

 

おすすめアイリッシュウイスキー

ランベイ

フランスのコニャックの名門カミュ社が手掛けるアイリッシュウイスキー。

コニャックのスパイス感やリッチなテイストを持ちつつも、ウイスキーのバニラや甘いスパイスライトでオイリーな味わいで、飲みやすくのほかと違う個性があります。

 

伝統の3回蒸留で作った原酒をカミュ家から選び抜かれたコニャック樽で熟成したそうです。

熟成庫はアイルランドのランベイ島。潮風の息吹を取り込みながら熟成されたウイスキーです。ココナッツやフルーツのフレーバーとかすかな潮の香りが後を引きます。

 

最後に……

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回のお話いかがだったでしょうか??

 

ウイスキーの中でも特に残酷な運命をただることとなったアイリッシュウイスキー。

特に『アイリッシュウイスキー』=まずい、味がうすいといった印象はいまだに残っていると思います。

 

ただ、本当にうまいアイリッシュウイスキーはうまい!!

フレーバーが豊富なアイリッシュもたくさんあります。

とあるアイルランド人が言っていましたが、

アイリッシュウイスキーの綴りは「Whiskey」と「e」が入ります。

その理由は「良い(e)ウイスキー」だからだそう(笑)

(本当は違いますが……)

 

ぜひ先入観にとらわれず、アイリッシュウイスキーも試してみてはいかがでしょうか??

それでは良いウイスキーライフを!!

また次回もよろしくお願いします!!

 

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