意外と知らない 『アイリッシュウイスキー:Irish Whiskey』!定義や種類、特徴とは?

本日もお越し頂きありがとうございます。

ウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。

@TW0GPYU3yMS7N3o

 

今回のお話は『アイリッシュウイスキー』について!!

 

ウイスキー好きの方でも意外と知らないことの多い『アイリッシュウイスキー』

アイリッシュウイスキーとは、アイルランドで作られているウイスキーのことです。

有名銘柄だとジェムソンがアイリッシュウイスキーとなります。

 

実は、アイリッシュウイスキーはスコッチウイスキーより人気が高かった時代があり、スコッチウイスキーよりも歴史が古いそうです。

ただアイリッシュウイスキーは、一度衰退してしまいました。

 

ところが!!

ここ最近、アイリッシュウイスキーが大きくV字回復中!!

多くの蒸留所が誕生し、元々あった銘柄が復活するなどアイリッシュウイスキー業界の中で大きな流れができています!!

 

今回はそんなアイリッシュウイスキーの世界を覗いていこうと思います。

今回の記事でわかること……

  • アイリッシュウイスキーとは?
  • アイリッシュウイスキーの定義
  • アイリッシュウイスキーの特徴
  • アイリッシュウイスキーの種類

アイリッシュウイスキーとは?

 

アイリッシュウイスキーとは、アイルランドで作られているウイスキーのことです。

スコットランド同様に古くからアイルランドではウイスキーが作られています。

一説によるとスコッチウイスキーより歴史が古いそうです。

アイリッシュウイスキーの歴史について詳しくはこちら

 

世界5大ウイスキーの一つにも数えられています。

有名銘柄としては……

などがあります。

 

アイリッシュウイスキーの紹介をしていく前に、アイルランドについて少しまとめようと思います。

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アイルランドとは?

 

アイルランドとは、グレートブリテン島の西に位置するアイルランド島にある国のことです。

アイルランド島には現在「アイルランド共和国」と「北アイルランド」の2つの国があります。

 

アイルランド共和国は共和制の独立国家で、1922年にアイルランド自由国としてイギリスから独立しました。

面積約73000㎢(スコットランドより若干小さいぐらいの面積)
人口約470万人
首都ダブリン(人口約137万人)
宗教カトリック約8割
元首M・D・ヒンギス大統領
通貨ユーロ
国花シャムロック
守護聖人聖パトリック

 

対して北アイルランドは、立憲君主制の国で英国(グレートブリテンおよび北アイルランド王国)の一部です。

1922年にアイルランドがイギリスから独立した際、独立しなかった地域が北アイルランドとして残りました。

面積約14100㎢(一番小さい県の香川県より少し小さい面積)
人口約188万人
首都ベルファスト(人口約34万人)
宗教プロテスタントとカトリックほぼ同数
元首エリザベス女王
通貨ポンド
国花シャムロック
守護聖人聖パトリック

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アイリッシュウイスキーの定義

アイリッシュウイスキーの定義
アイリッシュウイスキーの法定義についてまとめてみました。
  1. 穀物類を原料とすること
  2. 麦芽に含まれる酵素で糖化させること
  3. 酵母の働きによって発酵させること
  4. 蒸留液から香りと味を引き出せるアルコール度数94.8%以下で蒸留すること
  5. 容量700ℓ以下の木製の樽に詰めること
  6. アイルランド、または北アイルランドの倉庫で3年間以上熟成させること。

アイリッシュウイスキーはアイルランド共和国・北アイルランドどちらでも作ることは可能です!!

また、アイルランド共和国、北アイルランド間を移動させてもOK

その際、熟成期間は累計で計算されます。

 

また、スコッチウイスキーでは熟成で使える樽はオーク製の樽のみでしたが、 アイリッシュウイスキーでは木製であればOK!!

基本的にどの素材の樽で熟成してもアイリッシュウイスキーと呼ぶことができます

現に桜や栗の樽で熟成させている蒸留所もあるそうです。

 

その他、基本的にはスコッチと同じような法律となっています!

スコッチウイスキーの法定義はこちら

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アイリッシュウイスキーの種類

アイリッシュウイスキーには4つの種類があります。

アイリッシュウイスキーの種類
  1. モルトウイスキー
  2. アイリッシュポットスチルウイスキー
  3. グレーンウイスキ―
  4. ブレンデッドウイスキー

モルトウイスキー

アイリッシュのモルトウイスキーはほとんどスコッチは同じです。

 

スコッチウイスキーと違うところは……

  • アイリッシュではオーク製の樽以外でも熟成が可能なこと
  • スコッチが2回蒸留が多いのに対してアイリッシュでは3回蒸留が多いこと
  • ピートを使ったウイスキーは少ないこと

です 。

特徴としては、飲みやすくスムースで穀物系のフレーバーを感じるものが多いこと。

そのためスコッチでいうローランドモルトの特徴に近いモルトウイスキーが多いです。

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アイリッシュポットスチルウイスキー

ポットスチルウイスキーは、アイルランド独特のウイスキー!!

大麦麦芽のほかに未発芽の大麦や小麦・ライ麦・カラスムギなども使い、ポットスチル(単式蒸留器)で蒸留 します。

 

グレーンウイスキーと区別するため、

大麦麦芽と未発芽の大麦がそれぞれ30%以上、それ以外の穀物は5%未満

と原料の比率が決められています。

 

ポットスチルウイスキーは、モルトウイスキーに比べてほかの穀物が入る分ややスパイシーでオイリーな特徴が現れるといわれています。

アイリッシュモルトウイスキーに比べると少しクセがあるかもしれませんが、それがポットスチルウイスキーの奥深い魅力です。

 

しかしこの規定では、最も重要な大麦やモルト以外の穀物の味が出にくいため、マイクロ蒸留所から批判的な意見も出ているそう。

今後この定義は見直されるかもしれません。

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グレーンウイスキー

アイリッシュのグレーンウイスキーは連続式蒸留機でも単式蒸留器でもどちらを使っても大丈夫です。

ただメインは連続式蒸留機!

また単式蒸留器を使った場合ポットスチルウイスキーと区別できないため、大麦麦芽の使用は30%未満 と決められています。

 

スコッチグレーンウイスキ―同様に、アイリッシュグレーンウイスキーも基本はブレンデッドウイスキー用。

そのため、なかなかグレーンウイスキ―単体でリリースされることは少ないです。

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アイリッシュブレンデッドウイスキー

アイリッシュのブレンデッドウイスキーの場合、上記のウイスキー3つのうちどれか2つ以上を混ぜればブレンデッドウイスキーになります。

 

スコッチの場合……

モルトウイスキー+グレーンウイスキーのパターンしかありませんでした。

 

ところが、アイリッシュウイスキーは

  1. モルトウイスキー+グレーンウイスキー
  2. ポットスチルウイスキー+グレーンウイスキー
  3. モルトウイスキー+ポットスチルウイスキー
  4. モルトウイスキー+グレーンウイスキー+ポットスチルウイスキー

の4パターンで作ることができます。

そのためスコッチよりブレンデッドウイスキーの組み合わせの幅が広いです

もしかしたらアイリッシュブレンデッドウイスキーは、スコッチブレンデッドウイスキーより味わいの可能性も広いかもしれません。

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アイリッシュウイスキーの製造

基本的には、モルトウイスキーグレーンウイスキースコッチウイスキーと同じような手順、製造方法で造られます

 

ただ1つ違うところはポットスチルウイスキーがあること。

そこてポットスチルウイスキーの製造方法を簡単にまとめようと思います。

 

ポットスチルウイスキーで使われる穀物は、モルトより圧倒的に硬い です。

モルトウイスキーで使われるモルトミルでは、うまく粉砕できないそう。

そのため、昔は石臼で粉砕を行っていました。

現在では、ハンマーミルという強力な粉砕機を使うことが多いです。

 

また、モルト100%ではないため、糖化に時間がかかります

その長時間の糖化が独特のオイリーさを生んでいるといわれています。

 

そして、アイリッシュポットスチルウイスキーは3回蒸留がほとんど。

すると、スコッチより高いアルコール度数で蒸留されるため、ライトな味わいで熟成の早い原酒 ができやすいそうです。

 

またポットスチルウイスキーに限らず、アイリッシュウイスキーの熟成方法はパラダイス式という樽を縦置きがメインです。

縦置きの樽をパレット板に並べて熟成させています 。

 

この方式は、フォークリフトなどで、パレット板単位ごと移動できます。

そのため、効率がかなり良く省スペースで熟成できます。

 

また熟成自体もスコッチに多い横置きで熟成させる方式より早く熟成が進む傾向があります。

ただその反面、樽からの液漏れが生じやすいというのが欠点です

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アイリッシュウイスキーの味わいの特徴とは?

 

アイリッシュウイスキーは、スコッチウイスキーのようにピートを使うことが少なく、ノンピートのウイスキーがほとんどです。

また蒸留回数もスコッチが2回なのに対して、3回蒸留にこだわっている所が多い傾向があります。

ウイスキーは蒸留回数が増えるほどすっきりと飲みやすい酒質になりやすいため、アイリッシュウイスキーはライトな飲みやすいタイプが多いです。

 

中にはクーリー蒸留所の「カネマラ」のように例外的なピートの効いた2回蒸留のウイスキーもありますが、基本はノンピートでライトな飲みやすいウイスキーとなっています。

 

また、アイリッシュブレンデッドウイスキーには、ポットスチルウイスキーが使われていることも多いので、穀物感やオイリーな印象を感じることもあります。

 

もし、ブラインドテイスティング(銘柄を隠して飲むテイスティング)の場合……

  • ライトな酒質
  • 穀物のようなニュアンス、オイリーなニュアンス
  • ピート香が少ない

といったところをヒントにしてみるといいかもしれません!

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特徴がわかりやすい銘柄

 

アイリッシュモルトウイスキーの特徴ならコレ!!
ブッシュミルズ 10年 シングルモルト
3.5

ブッシュミルズのシングルモルトで最もスタンダードなもの。

バーボン樽で10年以上熟成させた原酒のみを使用したウイスキーで、はちみつやバニラのような甘い香りが特徴的です!

軽やかで初心者でもかなり飲みやすいシングルモルトかと思います。

価格帯

2000~3000円

アルコール度数

40%

容量

700ml

特徴

歴史と伝統のあるアイリッシュウイスキー

原産国

アイルランド

アロマ 3.2
フレーバー 3.6
余韻 3.7

 

アイリッシュポットスチルウイスキーならコレ!
レッドブレスト
3.4

アイリッシュウイスキーの伝統『アイリッシュポットスチルウイスキー』
その代表銘柄が『レッドブレスト』です。

甘草やシナモンのニュアンスに後味のスパイス感が特徴。
奥行きのある味わいで、まったり楽しめるアイリッシュウイスキーです!!

価格帯

4000~5000円

アルコール度数

46%

容量

700ml

特徴

アイリッシュ伝統のポットスチルウイスキーを代表する銘柄

原産国

アイルランド

yaffee
スパイシーかつバランスのいい一本。そのまま飲んでもうまいですが、カクテルベースにしてもいい感じに存在感が残るのでお勧めです!
アロマ 3.4
フレーバー 3.2
余韻3.6

 

アイリッシュブレンデッドウイスキーならコレ!
バスカー トリプルカスク 
3.9

アイリッシュウイスキーに新しく誕生したデイリーウイスキーに最高の一本!!
バーボン樽、シェリー樽、マルサラ樽の3つの樽を贅沢に使い、飲みやすくも甘みのある味わいに仕上げたウイスキー。

お値段的にも手を出しやすい価格帯でおすすめです。

価格帯

2000~3000円

アルコール度数

40%

容量

700ml

特徴

アイリッシュウイスキーの期待の新人

原産国

アイルランド

yaffee
飲みやすい!とにかく軽くて甘いです!!
アロマ 4.2
フレーバー 3.8
余韻 3.8
ロイヤルオーク蒸溜所
¥1,856(2022/06/29 18:29:26時点 Amazon調べ-詳細)

 

アイリッシュの定番ジェムソンでおすすめはコレ!
ジェムソン スタウトエディション
3.36

アイリッシュウイスキーNo.1の銘柄「ジェムソン」!

そのジェムソンの原酒をスタウトビールの樽で追加熟成させた一本。
ライトなジェムソンのフレーバーにコクのある黒ビールの甘みが特徴!!

深いコクのあるウイスキーです。

価格帯

2000~3000円

アルコール度数

40%

容量

700ml

特徴

スタウトビールの樽で熟成させたウイスキー!!

原産国

アイルランド

yaffee

意外と深いコクのある一本。

個人的には、このウイスキーはやっぱりハイボールですね!!
「プハー」といきたいウイスキーです(笑)

 

アロマ 3.7
フレーバー 3.4
余韻 3

 

アイリッシュウイスキーの例外的存在!
カネマラ
3.4

アイリッシュウイスキーの中では珍しいピートの効いたタイプのウイスキー!

スモーキーなフレーバーと青リンゴのようなフルーティなフレーバーが楽しめるウイスキー!!

特にハイボールにすると爽やかスモーキーでオススメです!!

価格帯

2500~3500円

アルコール度数

40%

容量

700ml

特徴

アイリッシュでは珍しいピートタイプのウイスキー

原産国

アイルランド

yaffee

アイリッシュウイスキーでは珍しいピートの効いたスモーキーなシングルモルトウイスキー!

ただスモーキーなクセが強いわけではなく、爽やかな青リンゴに心地よいスモーク
スモークサーモンなどと合いやすいです!

アロマ 3.5
フレーバー 3.3
余韻 3.4

 

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アイリッシュウイスキー選びにご活用ください!

 

最後に……

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回のお話いかがだったでしょうか??

 

ウイスキーの中でも特に大きな挫折を味わうこととなったアイリッシュウイスキー。

特に『アイリッシュウイスキー』=まずい、味がうすいといった印象はいまだに残っていると思います。

 

ただ、アイリッシュウイスキーにはアイリッシュウイスキーの良さがあり、うまいです!!

フレーバーが豊富なアイリッシュもたくさんあります。

 

とある日本に来たアイルランド人が言っていましたが、

アイリッシュウイスキーの綴りは「Whiskey」と「e」が入るけど、その理由を知っていますか?
良い(e)ウイスキー」だからですよ

 

日本語にかけた冗談なので、本当の意味は違います。(笑)

ただ先入観にとらわれず、アイリッシュウイスキーもたのしんでみてはいかがでしょうか??

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それでは良いウイスキーライフを!!

また次回もよろしくお願いします!!

 

 

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