「ボタニカル?」「クラフトジン?」今人気急上昇中のお酒『ジン Gin』とは?

本日もお越し頂きありがとうございます!

ジンを使ったカクテルはよく作るウイスキー好き料理人Yaffeeです。

 

本日のテーマは「ジン Gin」について!!

 

ジンといえばジントニック!!

どこかおじさんが楽しむお酒ってイメージがあるのではないでしょうか??

 

ただし!!

最近、ボタニカルにこだわったクラフトジンや女性受けしそうなきれいなボトルのジンなどなど

様々なジンが登場。

 

『ジン』の人気が高くなってきています。

 

そこで今回、ジンについて、詳しく解説していこうと思います!!

ジントニックだけじゃない、ジンの様々な楽しみ方試してみてはいかがでしょうか??

 

ジンとは?

 

はじめに、「ジンとは?」についてみていこうと思います!!

 

ジンとは……

「ジュニパーベリーで農作物由来の(96%以上で蒸留した)エチルアルコールを風味付けしたスピリッツ」(EUの規格)

 

ジュニパーベリーというスパイスを使用し、ジュニパーベリーの香りがあるということが必須条件です。

 

そして「農作物由来のスピリッツ」なので、ベースが穀物でも、果物でもイモ類でも構いません。

ここだけ守っていれば、『ジン』と呼ぶことはできます。

 

そのため、現在焼酎ベースのジンや果物原料のジンなども出てきています!!

 

ただし、なぜジュニパーベリーが必要なのか?

ジュニパーベリーがないとなぜジンとは呼べないのか?

 

その秘密はジンの歴史に隠されていました。

 

 

ジンの歴史

 

ジンの歴史を見ていくと「ジンとは?」についてわかりやすくなると思います。

 

そこで「ジンの起源」からご紹介させていただきます!!

 

ジンの起源

 

ジンの起源は諸説あります。

ただ最も有力とされているのが、1660年オランダの医師フランシスクス・シルヴィスが作った解熱・利尿用薬用酒イェネーバ(Jenever/英ジェネーバ)

 

解熱・利尿作用があるジュニパーベリーの効果を摂取しやすいよう、アルコールに抽出し薬用酒としてものが、ジンの始まりです!

 

もともとは解熱・利尿作用など薬としてジンの原型は誕生。

これが、普通に飲んでもうまかったので一般浸透していきました。

 

1689年にイギリスにも持ち込まれました。

そしてこの時に名前も短く「ジン」と呼ばれるようになったそうです。

 

つまりジンは楽しむためのお酒としてではなく、もともと薬として生まれたもの。

しかしその後、暗い時期を迎えることとなります。

 

『薬』から一転、劣悪なお酒となった『ジン』

 

『薬』として誕生し、イギリスに広まっていったジン。

 

しかしその後、「ジンは劣悪な酒」というイメージがつけられてしまうことになります。

 

18世紀、産業革命前後のロンドンには労働者が多く流入していました。

そのなかでスラム街のようなものが形成されていったそう。

 

ジンは値段が安い割にアルコールが高く、酔いが早いことから低所得者の中で人気となります。

そして低所得者たちの中で、ジン中毒ともいえる現象が多発しました。

 

実際には、原料に使われていたアルコールの質がかなり悪かったんだと思います。

今のように徹底した品質管理が難しかった時代。

 

蒸留されたアルコールの中には、危険な成分も含まれていたのではないでしょうか。

 

19半ばには「ジンとそれに関する社会悪」に関心が高まりだします。

そして、アンチ・スピリッツ運動へと発展していきます。

 

ジンは労働者や庶民の酒、そして「不道徳な酒」

というイメージがあり、貴族や裕福な紳士、健康的な人が飲むものではなかったそう。

貴族や裕福な紳士たちはビール(エール)やシェリーワインを嗜むことが多かったそうです。

 

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ジンの発展!!

 

現在まで続くドライ・ジン銘柄「タンカレー」の創業者チャールズ・タンカレーが、1830年高級なジンを志します。

そしてロンドンに蒸留所を建設。

 

彼が尽力を尽くしたこともあり、徐々にジンの品質やイメージはよくなっていきました。

また、1831年にイーニアス・コフィーのパテントスチル(連続式蒸留機)が登場。

 

近代的なパテントスチルが生まれたことにより、スコッチブレンデッドウイスキーは劇的に進歩しましたが、この時ジンも劇的に進歩しました!!

 

ジンの製法・仕上がりが大きく変わることとなります。

 

以前までは単式蒸留で粗いスピリッツを生成。そのスピリッツベースからジュニパーベリーなど香り付けして作られていたそう。

 

パテントスチルによって純度の高いスピリッツが造れるようになります。

そこにジュニパーベリーなどのボタニカルをまぜて、単式蒸留で香味を抽出し仕上げるようになりました。

 

その結果、飛躍的に雑味の少ないジンを作ることができるようになり、これが今日の「ドライ・ジン」となります。

 

それから21世紀に入り、とある兄弟が200年ぶりにロンドンにジンの蒸留所を建設。

それが今日のジンブームの火種となったシップスミス蒸留所です。

 

シップスミス蒸留所をきっかけに小さい蒸留所で個性的かつ高品質なジンが人気に!!

 

「クラフトビール」をもじって「クラフトジン」と呼ばれるようになりました。

2008年までイギリス国内に12か所しかなかったジン蒸留所が、2018年までには450か所以上にもなっています。

 

またウイスキーが原酒不足やウイスキーの蒸留所建設ラッシュにより、

多くのウイスキー蒸留所が、資金調達のためジンの生産に参入するケースが増えてきています。

 

 

熟成の必要があるウイスキーは、完成するまでにかなり長い年月がかかります。

そのため、その期間にジンを生産して販売。

資金を調達とともに、ファン獲得を目指す蒸留所が増えてきました。

 

そのようなきっかけもあり、ジンが世界的なブームとなっています。

 

日本でも、もともとほぼ皆無だったジャパニーズジンの輸出が2年間で焼酎を超え、蒸留酒としてはジャパニーズウイスキーに次ぐ輸出額となっっています。

 

ジンの種類

 

一言に『ジン』といってもジンには様々な種類があります。

 

そこでジンの種類を表にまとめてみました!!

種類名概要
コンパウンド・ジンベーススピリッツにジュニパーベリーとその他スパイス、ハーブを漬けたもので、これ以上蒸留は行わない。香料や香味食材の使用が許可されている。バスタブ ジン など
ディスティルド・ジンベーススピリッツにボタニカルを漬け込み、そのうえで再留を行う。再留後に香料や精油などの添加が許されている。ヘンドリックスジンなど
・ロンドン・ドライ・ジン再留まではディスティルド・ジンと同じだが、再留のアルコール度数が70%以上と定められていて、香料や精油の添加が許されていない。再留後スピリッツの添加や砂糖の添加(1ℓ当たり0.1gまで)は認められているが、色素の添加は認められていない。タンカレー ジン 、ビーフィーター ジン
・オールドトム・ジンドライ・ジン以前のジンで雑味を抑えるために、砂糖を加えて甘めに作ったジン。数値は定められていない。ヘイマン オールド トム ジン
ジュネバ、オランダ・ジン原型に近いジン。原料を糖化、醸造した液体に副材料を加え、単式蒸留する。ボルス ジュネヴァ ジン
シュタインヘーガー生のジュニパーベリーを発酵させて作られるドイツのジン。ドライ・ジンより控えめな風味を持つ。シュリヒテ シュタインヘイガー

ロンドンジンの作り方

 

ジンの代表格である「ロンドンジン」

ロンドンジンの作り方には2つの方法があります。

【浸漬法】
ボタニカルを直接ベーススピリッツに漬け込む方法。
96%のベーススピリッツを40~60%まで加水して、ボタニカルを漬け込む方法で、ベネット型というポットスチルを使います。

【ヴェイバーインフュージョン(バケット法)】
蒸留の際に生まれる蒸気をボタニカルの入れた金属の容器の中に通し、抽出する方法。
バケットはラインアームに取り付けることが多いです。
カーターヘッド型というかごを取り付けることができるポットスチルを使います。

 

ジンに必要!!代表的な「ボタニカル」について!!

ジンには、原料のスピリッツのほかに、香りづけさせる「ボタニカル」という材料が必須です。

ボタニカルは、基本スパイスやハーブ、柑橘の皮などが使われます。

【代表的なボタニカル】
ジュニパーベリー  必須!!
種子系…コリアンダー、カルダモン、クミンなど
根系…アンジェリカ、リコリス、オリスなど
木皮系…ジンジャー、シナモン、カシスなど
柑橘の皮(ピール)系…レモン、グレープフルーツ、オレンジなど

 

それ以外に各メーカー独自のレシピで個性的なジンを造っています。

 

中には海藻を使ったジンや緑茶を使ったジンなど……

 

様々なジンを飲んでいると面白いかもしれませんね!!

 

最後に……

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回のお話いかがだったでしょうか?

 

これからどんどんジンの世界は広まっていくと思います。

 

より女性が楽しみやすいジン。より身近なジンなどなど

家のみ用のお酒にジンを買ってみるとも面白いかもしれませんね

 

それでは良い晩酌を!!

また次回もよろしくお願いいたします!!

 


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