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最近サントリーのジン「翠」にドはまりなウイスキー好き料理人Yaffeeです。
サントリージン「翠」とはここ最近リリースされた家飲み用に最適なジンで、柚子、緑茶、生姜など和素材が使われています。
このジンはソーダで割るとめちゃくちゃいろんな料理に合いやすいです。
ポテサラや唐揚げ、枝豆などなど
家でも楽しめる“居酒屋めし”に合うことで、サントリーが「翠ジンソーダ」に今力を注いでいます。
ただ「ジンソーダ」という飲み方あまり聞いたことないですよね?
今まであってもおかしくなかっただろうに、
なぜあまり聞かないのか。
なぜジンというと「ジントニック」なのか。
今回はこのような疑問を自分なりにまとめていこうと思います。
また「ジントニック」や「ジンソーダ」のおいしい作り方、「翠」以外にもジンソーダにオススメしたいジンの銘柄もご紹介させていただきます。
「ジンソーダ」??いや「ジントニック」でしょう!!
前置きでも書いたように、ジンといったら「ジントニック」が最も有名な飲み方かなと思います。
それ以外でいうと「ジンバック」、「ジンライム」などなど。
ソーダで割るレシピだと「ジンフィズ」がありますが、「ジンソーダ」とは全く違います。
「ジンフィズ」とは、ジン・レモンジュース・シロップ(または砂糖)をシェイクし、ソーダでアップしたもの。
ジン(蒸留酒)の扱い方、レモンジュ―スの絞り方、レシピの調合、炭酸の扱い方、シェイク、ステア
などなどバーテンダーに必要な技術が一杯に詰められているカクテル。
ジンフィズはバーテンダーにとっての「永」の字に例えられたりします。
それに対して、「ジンソーダ」はジンをソーダで割ったもの。
味わい、技術ともに全然違ってきます。
やっぱり手軽さ・味の面で見てもジンで割りものといえば「ジントニック」だと思います。
そこでまず先に「ジントニック」についてみていこうと思います。
その前に「ジン」について
そもそもジンとは……
EUの規格で「ジュニパーべリーで農作物由来のアルコール度数95%以上で蒸留したエタノールを香り付けした蒸留酒」
となっています。
元々は解熱・利尿作用のある「薬」として開発されました。
そのためジュニパーベリーが必須材料となっています。
「ジントニック」の歴史、由来
「ジントニック」とはジンをトニックウォーターで割ったカクテル。
トニックウォーターは柑橘を思わせる爽やかな香りに、甘みと苦みが特徴の炭酸飲料。
元々はキナの樹皮から抽出される「キニーネ」という薬効成分が原料。
各地で猛威を振るっていた「マラリア」に対する薬として開発されました。
ただこのキナで作った「トニックウォーター(キニーネ水)」はめちゃくちゃ苦かったそう。
そこで同じく薬として流通していたジンを割って飲んだところ、苦みが和らぎおいしく飲めるようになったそうです。
その後イギリス将校たちを中心にジンとキニーネ水が一緒に楽しまれるようになりました。
1858年、健康飲料として「トニックウォーター」がリリース。
するとジントニックは徐々に「薬」から「嗜好品」へと変わっていきます。
「薬」から「おいしい飲み物」に変わっていく工程で、トニックウォーターのキナ(キニーネ)が使われなくなっていきます。
トニックウォーターも、徐々に市場の求める「飲みやすいカジュアルなトニックウォーター」へと変わっていきました。
ただ今「フィーバーツリー」などプレミアムトニックウォーターで原点回帰の流れができています。
キナを使っていた時のような苦みの強いタイプも出ていますので、気になる方はぜひ試してみてください!!
個人的には結構好きです。
家庭でも簡単おいしい「ジントニック」の作り方
ジントニックはバーでご注文されるとバーテンダーが緊張するほど、実は難しいカクテル。
わかる人には、どう味を持ってくるかでバーテンダーの個性がわかってしまうそうです。
僕が伝えるおいしいジントニックの作り方も、たくさんある中の1つでしかないです。
ぜひ一度試してみたうえで自分好みの作り方に挑戦してみてください!!
<用意するもの>
タンブラーグラス
ライムカット(1/8カット)
ビィーフィーター ドライジン(またはタンカレー ドライジン)
シュウェップス トニックウォーター
コンビニのカチ割り氷
<作り方>
まずドライジンを冷凍庫に入れ、キンキンに冷やしておきます。
タンブラーグラスにライムを絞らずに入れ、その上から氷を入れます。
キンキンに冷えたジンを30ml注ぎ、すぐに上からトニックウォーターでアップしていきます。
その後バースプーンなどで下から軽く氷を持ち上げ、衝撃を加えないように戻して1周だけバースプーン回します。
これだけで充分混ざりますし、ライム皮のえぐみが出にくいです。
ただライムを上から絞っていないので、ややライムの香りが弱くなりやすいです。
ただジンとトニックの一体感が楽しみやすい作り方だと思うので、ぜひ試してみてください!!
この後に紹介する「ジンソーダ」も同じような作り方で大体おいしくできます!!
ただいつものドライジンで「ジンソーダ」を作るの場合、シロップとレモンはあった方で味を整えていくとおいしく飲めると思います。
「ジンソーダ」がなぜ今まであまり聞かなかったのか
やっと本題の「ジンソーダ」ですねww。
結論から言いますと……
『「ジンソーダ」はおいしくなかったから』
だと思います。
自分なりにタンカレー ドライジンとジャパニーズクラフトジン「翠」の「ジンソーダ」を飲み比べてみる実験を行ってみましたが、
※使用した炭酸水はウィルキンソン炭酸水です。
うん。やっぱり翠ジンは炭酸で割るとかなり良くなる!!
柑橘フレーバーに生姜の味わいが出てきて口当たりがいいです。反対にタンカレーは単なる炭酸割だとアルコールがたってドライすぎる。
つまり今までジンソーダって飲み方がなかった理由が味からもわかる pic.twitter.com/ZJ51RwgqV8
— yaffee@ウイスキーと料理のブロガー (@TW0GPYU3yMS7N3o) 2020年8月16日
個人的な見解ですが、このような結果となりました。
つまり、一般的なドライジンを単にソーダ(または炭酸水)で割ると甘みや酸味が足りず、ドライすぎてアルコールの雑味・えぐみが強くなってしまうのだと思います。
ところが、柑橘系のフレーバーに優しく上品な甘み、そしてジンジャーの爽やかなスパイス感が特徴の翠ジンなら、
単にソーダや炭酸水で割っても十分においしいのだと思います。
さらにジンも、割材も主張しすぎないことが、料理とも合いやすいのではないでしょうか。
こういった味わいに持っていくサントリーはやはりすごいなと思います。
![]() | 【あす楽】 サントリー ジャパニーズジン 翠(SUI) 40度 700ml gin_SUIG 価格:1,381円 |
「翠」ジン以外にジンソーダにオススメな銘柄
僕がジンソーダにしてうまかったな~と思ったジンをご紹介させていただきます!!
そのままやロックで楽しむのもおいしいジンなので、家飲み用にちょっといいジンも面白いかもしれません。
香の森
養命酒からリリースされているクラフトジンで、「クロモジ」という高級楊枝に使われる木材がキーボタニカルに使われています。
この「クロモジ」には、薬効成分も含まれていて、養命酒にも使われているそうです。
フレッシュな木香から爽やかな柑橘、厚みのある味わい。
ジンソーダにしても、おすすめしたいジンです!!
ややお高いですが……。
![]() | 養命酒製造 クラフトジン 香の森 700ml×1本 リキュール・スピリッツ 価格:3,980円 |
フォーピラーズ ブラッティ シラーズジン
オーストラリア産高級ワイン用のブドウ品種「シラーズ」を漬け込んだユニークなジン。
オレンジの効いたスパイシーな味わいが特徴のジンにシラーズを漬け込んだことで、甘みや程よい酸味がプラス。
そのまま飲んでも飲みやすいジンですが、ソーダ割にしたら気軽に楽しみやすい一杯に!
暑い夏、キンキンに冷えたソーダで割って爽やかに楽しみたい一本です!!
![]() | フォーピラーズ ブラッディ シラーズ ジン 37.8% 700ml 価格:4,860円 |
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