本日もお越しいただきありがとうございます!!
ウイスキーの新商品が気になってしょうがないウイスキー好き料理人Yaffeeです。
今回ご紹介するのは……
ペルノリカールジャパン(株)から本日9/28発売の
シングルモルトスコッチウイスキー
『シークレット・スペイサイド』コレクション!!!
ペルノリカール社(シーバス・ブラザーズ社)にとって情熱の結晶ともいえるコレクションだそう
この『シークレット・スペイサイド』コレクションについて、
またそのうちの一つ『キャパドニック Caperdonich 蒸留所』についてまとめていこうと思います。
最後に『キャパドニック Caperdonich ピーテッド 18年』のテイスティングレビューもまとめました!!
希少で極上な新商品のシングルモルトウイスキー!!
その魅力に迫ります!!
『シークレット・スペイサイド』コレクションとは
『シークレット・スペイサイド』コレクションは、ペルノリカール社からリリースされるコレクション。
スペイサイドは、200か所以上あるスコットランド蒸留所のうち100以上の蒸留所が密集している地域。
華やかでフルーティな特徴のウイスキーが多く、この地域のシングルモルトウイスキーがファンという方も多数いると思います。
またブレンデッドウイスキーでも、味わいの中核となるキーモルトとして使われやすいです。
シングルモルトとしてもブレンデッドウイスキーの原酒用としても人気の高い地域で、「スコッチウイスキーの聖地」の一つに数えられています。
ペルノリカール社は、ウイスキー大手企業の中でも特にスペイサイドに多くの蒸留所を保有する企業。
『シークレット・スペイサイド』コレクションは、
その中でも特にコアなモルトファンから人気の高い4つの蒸留所を厳選、18年以上の熟成年数を誇るシングルモルトウイスキーのコレクションとなっています。
・竹鶴政孝の修行先として最も有名な蒸留所の一つ。
『ロングモーン Longmorn』
・今はもう存在していない幻のウイスキー蒸留所。グレングラントの第2蒸留所
『キャパドニック Caperdonich』
・シーバスリーガルを支えるスペイサイドのランドマーク的存在
『グレンキース Glen Keith』(日本発売はまだ未定)
・スコットランドの山奥にあるペルノリカール社のブレンデッドを支える蒸留所
『ブレイス・オブ・グレンリベット Bres of Glenlivet』 (日本発売はまだ未定)
こちらのコレクションの選定を行ったのが、現在グレンリベットのマスターディスティラーのアラン・ウィンチェスター氏。
今まであまり知られることのなかった極めて希少なシングルモルトウイスキーを選定。
ウイスキー愛好家のために「希少性と個性」を楽しめるコレクションにしたそうです。
『シークレット・スペイサイド』のコンセプト
Authenticity
蒸留所のストーリーと個性
Simplicily
蒸留所の特徴をそのまま活かしたコレクション
Premiumness
希少で厳選された高品質なウイスキー
去年(2019年)に海外マーケット向けに先行販売されました。
日本国内向けには、本日(2020.9.28)第1弾としてロングモーンから3アイテム、キャパドニックからノンピートとピーデッドで3アイテムずつ
計9アイテムがリリースされます!!
このコレクションの中でも今回は、キャパドニック蒸留所についてみていこうと思います!!
幻のウイスキー蒸留所『キャパドニック』について
1898年創業。
スペイサイドの中でもローゼスという地域に建てられました。
スペイ川のほとりにある正真正銘のスペイサイドモルト蒸留所です。
この地域で最後に建てられた蒸留所で、僕が大好きなグレングラントの第2工場として誕生。
そのため創業当時は「グレングラントNo.2」と呼ばれていたそう。
しかし創業してすぐに「ウイスキー不況」の煽りを受け、苦難の道を歩むこととなってしまします。
ついには1901年この蒸留所は操業停止に追い込まれてしまいました。
1965年ようやく再開。
この時に「キャパドニック」という独立した名前が付けられます!
「キャパドニック(Caperdonich)」はゲール語で「秘密の泉」という意味。
かつて、秘密裏に愛を誓う恋人たちが密会をしていた場所だそうです。
言い伝えによると……
17世紀のある夜、
当時スコットランド大法官を務めた当時の権力者、ロシズ公爵が愛する娘の恋人を殺めてしまった場所だそうです。
それが由来となって、ブランドロゴには短剣が描かれています。
キャパドニックは、グレングラントと同じ原料、同じ仕込み水を使用していたそう。
ただ造られるモルトウイスキーは全く異なるモルトを造っていました。
全盛期のキャパドニックはピーデッドとノンピートの2タイプをスモールバッチ(少量生産)で製造。
第二次大戦後、アメリカでもブレンデッドウイスキー人気の影響で、周囲の蒸留所はどんどん拡張。
生産量を増やしていっていました。
そんな中でもキャパドニックは、ウイスキーへの信念を忘れるとこなく小さい規模でウイスキーを造り続けていました。
クラフトマンシップを重視したモルトで、ウイスキー愛好家からかなり人気の高い銘柄でした。
ただ2003年、惜しまれつつも閉鎖。
2010年には完全解体されてしまいました。
後に土地は大手ポットスチルメーカー『フォーサイス社』が買い取り、今では組み立て中のスチルが置かれた更地となっているそうです。
ただキャパドニックは、創業から一度もオフィシャルリリースのされたことのないモルトウイスキー。
今までボトラーズ商品でした味わうことができませんでした。
閉鎖して約18年。
<p今回の>『シークレット・スペイサイド』コレクションが、オフィシャルとして初めてリリースされた「キャパドニック」です。
しかも今回のリリースはノンピートとピーデッドの2タイプからそれぞれ3アイテムずつのリリース。
ラインナップは……
ノンピートは「21年」「25年」「30年」。
ピーデッドは「18年」「21年」「25年」。
そして今回、「ピーデッド 18年」を入手することができましたので、早速テイスティングさせていただこうと思います!!
幻のウイスキー『キャパドニック ピーデッド 18年 Caperdonich Peated 18yo』 テイスティングレビュー
アルコール度数
48%
熟成年数
18年
色
濃いめの色合いの黄金色
アロマ
シャインマスカットのような甘いフルーツ香に焚火のような香ばしくスモーク。
リンゴや三温糖、ジンジャーのスパイス感とほのかなオレンジ。
評価
94/100
コメント
ファーストコンタクトはかなり優しい。
48%のアルコール度数を感じさせない舌触り。
ただ舌に広がった瞬間に、
ベリーやマスカットのフルーツ香、焚火のようなスモーキーさ、和三盆のような甘いニュアンス、穀物のようなニュアンス
などなど複雑なフレーバーが口一杯に広がり、鼻から吹き抜ける。
そしてフレーバーが爆発したまま伸びる。
スモーキーさにややスパイスとハーブティーのようなアフターフレーバー。
複雑な味わいだが、全体的には味わいがやさしくライトめ。
長期熟成だがまったくくどくなく、著名人なのに親しみやすい人格者のようなウイスキー。
加水するとベリー系のニュアンスがさらに強くなる。
すっごくフルーティ。
そしてスモーキーフレーバーも強くなる。飲んでみるとより優しく、より香りが強い。ややナッツのような余韻もあり、変化が楽しい!!
参考価格
16500~18500円
かなり高級なウイスキーだと思います。
ただこの値段にふさわしい極上のモルトで、特別な日の贈り物や自分へのご褒美などにぜひいかがでしょうか??
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか。
面白かった、ためになったと思っていただけたら嬉しいです。
また次回もよろしくお願いいたします。
それでは『酔いウイスキーライフ』を!!!
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