ウイスキーにハマるきっかけになった銘柄

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あの日、私はウイスキーに出会ってしまいました。

以来 私の毎日は、琥珀色に染まっていきました。

本日もお越しいただきありがとうございます。

ウイスキーを愛する料理人Yaffeeです。 (@TW0GPYU3yMS7N3o

今回のお話は、「僕がウイスキーにハマるきっかけとなった銘柄」について!

ウイスキー好きにとって、必ず「ハマるきっかけの一本」があると思います。

僕にもウイスキーにハマるきっかけになった銘柄、より深みにハマった銘柄があります

同じ銘柄を試してみてハマるかどうかわかりません。

ただ今回は僕がなぜウイスキーにハマったのか、ハマるきっかけとなった銘柄と人がウイスキーにハマる理由から書いていこうと思います。

目次

筆者がウイスキーにハマったきっかけ

今でこそ「ウイスキー料理人」としてほぼ毎日お酒を飲んでいますが、実はお酒に弱くどちらかというとお酒が苦手でした。

蒸留酒なんてもってのほか。

ビールをそこそこ飲む程度で、チューハイは苦手ですしワインや日本酒もあまり飲めませんでした。

すぐ眠くなってしまうため、飲み会もそこまで好きではありません。

ただある日、ウイスキーと出会ったことで一気にお酒が好きになりました。

yaffee

ここからは、まるで沼に沈むようにウイスキーにハマっていきました。
まさに「ウイスキー沼」です!(笑)

僕がウイスキーにハマっていったポイントは6つ

  1. ウイスキーの多彩さ
  2. ウイスキーの飲み方の違い
  3. いいウイスキーとの出会いでさらなる沼に
  4. 蒸留所見学
  5. 料理との合わせやすさ
  6. 樽への興味から他のお酒にもハマっていく

それぞれ、僕の体験も踏まえて沼に沈むようにハマっていくウイスキーの魅力を紐解いていこうと思います!!

ウイスキーにハマるきっかけの銘柄

最初にウイスキーにハマったきっかけは多彩さでした。

料理の香りづけにシングルモルトウイスキーを使ったことがきっかけです。

それ以前もウイスキーを飲んだことがありましたが、ハマるほどではありません。

アルコールのきついお酒という印象しか持っていませんでした。

そんな時出会ったのがラフロイグ10年です。

以前働いていたお店で、ラフロイグ10年をチョコレートタルトに使用していました。

yaffee

始めてドルチェ(デザート)担当になったときに料理長から教わり、こんなクセの強いお酒があるんだと驚いた記憶があります。

ただチョコレートタルトに使うには程よいクセでしたが、あまりのクセの強さに飲むことはできませんでした。

ラフロイグ10年のクセの強さからウイスキーに興味を持ちましたが、ウイスキーを常飲するようになったのは「グレングラント」という銘柄を飲んでからです。

中でも最初に飲んだのは、グレングラントの中で当時は最安値だった「グレングラント ザ・メジャーリザーブ」。

グレングラントは、イタリアで最も飲まれているシングルモルトウイスキーとして知られていました。

当時イタリア料理店に働いていたので、イタリアつながりで飲んでみることに……

ラフロイグ10年と同じスモーキーなクセがあると構えていた僕はいい意味で裏切られました。

yaffee

こんなフルーティで飲みやすいウイスキーがあるの??
しかも、ラフロイグ10年と同じスコッチシングルモルトってウイスキーで??

始めて飲んだフルーティなスコッチシングルモルトに感動。

そこからスコッチシングルモルトを中心にウイスキーにハマっていきました

残念ながらこのウイスキーは終売となってしまいましたが、その後釜として「グレングラント アルボラリス」がリリースされました。

飲み方の違いにハマった銘柄

ウイスキーのシングルモルトにハマり、オフィシャルボトルからウイスキーを購入し始めました。

ただ当時はイタリアンレストランで働きながら、安月給でシングルモルトを中心に買い家で楽しむことが多かったです。

その中でどんどんウイスキーにハマっていき、ついには仕事を変えました。

イタリアンの料理人からバーラウンジの料理人にジョブチェンジ

都内の壁一面にウイスキーがあるお店のキッチンメインのスタッフになりました。

バーテンダーと一緒に働くことで自分の料理にも大きな影響を与えましたが、その中でも衝撃だったのは……

ウイスキーの飲み方による味わいの違いです!!

特に水割りとハイボールは衝撃でした。

なぜなら、プロが作る水割りやハイボールと僕が作るものでは全然味が違うからです。

yaffee

サントリー角でバーテンダーが練習していたのですが、当時の僕は「混ぜ方で味が変わるわけないじゃん」と思っていました。

今まで飲んでいた角の水割りやハイボールと香りや味わいが違いました。

それも人それぞれちょっとずつ違うのです。

そこからバーテンダーに教わりつつ、仕事が終わってから始発までひたすら水割りやハイボールを作り続けました

yaffee

バイトのスタッフも巻き込んで密かに「ウイスキー水割り部」を作っていました(笑)。

そんな職場で働きながら、「ウイスキープロフェッショナル」の資格獲得に挑戦。

そのウイスキープロフェッショナル試験で、官能試験(テイスティング試験)に出てきた5サンプルのうち一つは「サントリー角」でした。

サントリー角を銘柄名を隠して飲んだ時、あまりのうまさに何なのかわかりませんでした。

バランスが良く繊細。それでいてオレンジ系のフルーティな香りも感じます。

この試験の以前はサントリー角をストレートでちゃんと飲んだことがなかったです。

初めてちゃんと飲んでみてこんなにうまいんだと感動しました。

サントリーの角きっかけとなり、ウイスキーの飲み方についてどんどん追求するようになりました。

さらなる深みにハマった銘柄

僕も徐々にバーでウイスキーを飲むようになりました。

オフィシャルだけでなく、様々なウイスキーを試すようになります。

その中で忘れられないより深みにハマっていったウイスキー銘柄があります。

その一つが富士御殿場蒸留所 シングルグレーン 25年です。

飲食店限定のキリン富士御殿場蒸留所の見学に参加、蒸留所内の有料試飲コーナーでシングルグレーン 25年を試飲しました。

富士御殿場蒸留所 シングルグレーン 25年はウイスキーの国際的コンテスト(WWA:ワールド・ウイスキー・アワード2016)にて「ワールド・ベスト・グレーンウイスキ―」を受賞した一本です。

このウイスキーに出会うまでグレーンウイスキーはすべてニュートラルなものだと思っていました……

yaffee

富士御殿場蒸留所 シングルグレーン 25年を飲んだ時、衝撃が走りました。
今まで僕が知っているグレーンウイスキ―と明らかに質が違う!!

味わいや香りがしっかりしていて甘いのですが、くどさがなく洗練されていて深みのある一杯

このウイスキーを飲む前にも長期熟成のウイスキーは飲んだことがありましたが、かなり感動した銘柄の一つです。

富士御殿場蒸留所 シングルグレーン 25年を飲んで、よりウイスキーの深みにハマっていったような気がします。

ウイスキーの作り方にハマった一杯

ウイスキーの製造工程を深く見たい・知りたいと思うようになったのは、蒸留所見学に行ってからです。

yaffee

料理人としてウイスキーの作り方に興味を持たないわけがないんですよね!(笑)

ただ、多分ウイスキーの作り方の違いにものすごく興味を持ち始めたのは、「山崎蒸留所」でニューポットを飲んでからです。

ニューポットとは?

蒸留後、まだ熟成させていないウイスキーのことを言います。

まだウイスキーとは呼べないホワイトスピリッツで基本どこの蒸留所も荒々しい味わいです。

樽のニュアンスが出ていないため、蒸留所ごとの個性がわかりやすいことが特徴。

蒸留所の個性がわかるマニアックなお酒だと思います。

多くのクラフト蒸留所ができたことにより、ウイスキーのイベントなどでニューポットを飲む機会は段違いに増えました。

新しい蒸留所のニューポットもおいしいものはあるのですが、山崎のニューポットは段違いです。

熟成前なのに、味わいに厚みがありマイナス要素が圧倒的に少なかったです。

ノウハウが蓄積された蒸留所が出せる味というものあるんだなと学びました。

そしてこの見学がきっかけでウイスキーの作り方の深く興味を持つようになりました。

ぜひ皆さんも蒸留所に行ったときは試してみてください!!

料理とのペアリングにハマった銘柄

ウイスキーが好きになってから、料理人として料理とウイスキーを絡めることはできないか考えるようになりました。

ウイスキーは高アルコールのお酒のため、合う食材が限られてしまいがちです。

また、一般的にもウイスキーに合う料理・食材は限定的なイメージがあると思います。

yaffee

ウイスキーに合わせるものといえば、やっぱりナッツやチョコ、スイーツってなりますよね!

ところが、ウイスキーは飲み方を変えることができるお酒です。

飲み方を変えることで可能性が無限に広がるのがウイスキーペアリングの魅力

そこに気が付かせてくれたのは、皆さんにとっても身近な銘柄でした。

それは、「シングルグレーン 知多」です。

知多はグレーンウイスキ―のすっきりさクリアさが特徴

ハイボールにするとさわやかな一杯が楽しめる銘柄です。

yaffee

ただ、もともとガチガチのシングルモルト志向主義だった僕はお恥ずかしながら知多を侮っていました。本当にお恥ずかしい。。泣

知多の真価は飲みやすさだけでなく、料理に合わせやすすぎるというところ!

そして、知多蒸留所へ見学に行ったことでその考えは大きく変わりました。

サントリーのブレンダーも

  • そのまま飲んでもうまい
  • 食中酒としても楽しめる

ようにすっきりしつつも程よくコクのある味わいにブレンドされていたのです。

  • 白州や山崎などで様々な樽で熟成させた知多の原酒
  • 蒸留方法を変えた知多の原酒

などなど

その一つ一つの工夫が、ハイボールにすると特に様々な料理と合わせられる「知多」という銘柄を作っているのだと思いました。

他にも……

などなど

さまざまな要因が重なり、どんどんウイスキーのペアリングにハマっていきました。

yaffee

ウイスキーペアリングにハマっていくとどんどんカクテルにも興味を持つようになり、趣味の幅は広がっていきました!

ウイスキー以外にもハマる禁断の銘柄

ウイスキーにハマっていくと、最終的にウイスキー以外のお酒にも興味を持つようになります

その理由は、ウイスキーは別のお酒の熟成に使用していた樽で熟成させることがあるからです。

僕ももれなくほかのお酒も少しづつハマっていきました。

特にハマったのはラム酒

そのきっかけとなったのは、グレンフィディック ファイヤー&ケーンという銘柄を飲んでからです。

ラムの熟成に使用していた樽で追加熟成させたウイスキーで、通常フルーティなタイプが多いグレンフィディックでは珍しいスモーキータイプ。

スモーキーさ+甘い香りのラム樽というマニアから見たらなかなか見ない組み合わせの一本です。

グレンフィディック ファイヤー&ケーンの甘いバニラ香とスモーキーさの共演にハマり、ラムを調べてみることにしました。

そしたら、歴史が深い!!

ラムの深すぎる歴史に興味を持ち、そこからラム酒にもハマっていきました。

他にもウイスキーがきっかけで好きになったお酒はたくさんあります。

他のお酒も好きになっていくという魔力がウイスキーには、あるのです。

今回登場した中で、まだ買えるウイスキー

今回の記事の中で登場したウイスキーについて、どういったウイスキーなのか最後に書いていこうと思います!!

料理の香りづけに使い興味を持った一本

ジャンルシングルモルト
生産国スコットランド
アルコール度数40%
バーボン樽メイン
熟成年数10年

「アイラモルトの王様」と言われるシングルモルトブランド”ラフロイグ”。

同蒸留所のフラグシップボトルが「ラフロイグ10年」です。

「LOVE or HATE(好きか嫌いか)」とのキャッチコピーを掲げるほど、クセの強いスモーキーさ。

ヨード臭の強い薫香にバナナのような甘いフレーバーに長い余韻が特長です。

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ピーティ&スウィート

始めて飲んだフルーティタイプ

残念ながら、「グレングラント ザ・メジャーズ・リザーブ」は終売してしまったため、代わりとして販売された「アルボラリス」をご紹介させていただきます。

ジャンルシングルモルト
生産国スコットランド・スペイサイド
アルコール度数40%
バーボン樽とシェリー樽
熟成年数ノンエイジ

グレングラント蒸留所180周年を記念してリリースされたノンエイジタイプのシングルモルトウイスキー。

アルボラリスは、ラテン語で「木漏れ日」の意味で、その名の通り明るい色合いと華やかでライトなテイストが特徴です。

蒸留所のヴィクトリアガーデンに差し込む木漏れ日からインスピレーションを得てつくられました。

バーボン樽とシェリー樽で熟成された原酒を使用。

それぞれの特性を生かしてブレンディングされています。

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フルーティ&フローラル

ハイボールと水割りの考え方を変えたのは定番ボトル

サントリー 角瓶
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 繊細なバランスで深みがある
  • ハイボールからストレートまで飲み方を選ばない
デメリット
  • 馴染みのボトルすぎて、すごさが認知されていない

食事と合いやすすぎることに驚いた一杯

シングルグレーン 知多
総合評価
( 4 )
メリット
  • ハイボールが特に飲みやすい
  • お食事にも合いやすい
  • キレのある余韻
デメリット
  • 最近、価格上昇
  • 余韻が短い

ラム好きにも変えた魅惑的な一本

グレンフィディック ファイヤ&ケーン
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 焚火のようなスモーキーさとバニラの甘い香り
  • 通常のグレンフィディックにはないスモーキータイプ
デメリット
  • 限定品のため、ネットでも入手できないことがある

最後に……

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回のお話いかがだったでしょうか?

ウイスキーには、様々なハマりポイントがあると思います。

例えば……

  • いろいろな銘柄のウイスキーに触れる
  • 飲み方を制覇してみる
  • 世界5大ウイスキーを制覇してみる
  • 蒸留所に行ってみる
  • 自分と同じ生まれ年のウイスキーを飲んでみる
  • 他の好きなお酒の樽で熟成されたウイスキーを飲んでみる
  • ウイスキーの歴史に触れる

などなど

ウイスキーは沼にずぶずぶと沈んでいくようにハマっていく魅力あふれるお酒です。

多分、ほかのお酒も同じだと思いますが、お酒を趣味にするのも面白いと思います。

ぜひこの記事を読んでウイスキーにハマってみたいと思っていただけたら嬉しいです。

Twitterにて皆様がハマったウイスキー銘柄を募集中です!
たくさんのコメントをいただいていますので、ほかの方のハマった銘柄もご参照ください。

↓↓↓

それではよいウイスキーライフを!!

また次回もよろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人

香りづけに使用したことからウイスキーにどっぷり嵌ってしまった料理人です。
調理師の仕事をしつつ、ウイスキーと料理の魅力を紹介するためにブログ・メディアを作成。
様々な視点からウイスキーを解説しています。

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