ウイスキーはナッツやチョコレートなどと合わせて食後に飲まれるイメージが強いと思います。
料理には合いにくいお酒というイメージがあるウイスキーですが、全く料理と合わないわけではありません!
ウイスキーと料理の魅力はまだ気が付かれていないだけだと思います。
特にうまみの多い肉料理との相性は最強です。
今回は「肉とウイスキー」についてウイスキーを愛する料理人が徹底的に魅力をお伝えさせていただきます。
「肉」×「ウイスキー」
焼肉ならハイボール、唐揚げにもハイボール、ステーキにハイボール……。
肉料理にウイスキーのハイボールという組み合わせ。
ついつい進んじゃいますよね。
ビールや赤ワインもいいですが、樽香やスモーキーフレーバー、フルーティな香りを持つウイスキーとうまみたっぷりな肉料理のマリアージュは最強です。
「肉」とウイスキーのペアリング
料理人としてウイスキーと肉料理はおすすめしたいペアリングの一つです。
ウイスキーは、スモーキーな香りや樽香、バニラ香、フルーティな香りなど肉料理と合わせやすい特徴的な香りを持っています。
また肉料理の濃厚な旨味や脂身がウイスキーのアルコール感を感じにくくすることが多いです。
ウイスキーの代表的なつまみってチョコやナッツなど味が強く油分の多いものが多いよね。
肉といっしょにウイスキーを楽しむだけでなく、ウイスキーを肉料理に活用することもおすすめ!
- スモーキーなウイスキーでフランベして香りをつける
- 肉の漬け込みにウイスキーを使用する
- ソースにウイスキーの香りをつける
ペアリングだけでなく、料理への活用も考えていくと肉とウイスキーは無限大に楽しめると思います!
日本で楽しめる主な「肉」
日本のスーパーでよく手に入る肉と言ったら……
- 牛肉
- 豚肉
- 鶏肉
この3つですよね。
一つ一つどういったウイスキーが合いやすいのか、またそれぞれの肉の特徴についてご紹介していこうと思います!
牛肉
肉は部位によって味が変わります。
ただ牛肉単体として見たときに、力強さがあり肉の味が濃厚なことが特徴だと思います。
安価な牛肉でもうまみが多いことが多く、焼いても内側が固くなりにくいです。
なので、焼き方が選べることもポイントです!
牛肉に合うおすすめウイスキー
牛肉に合いやすいウイスキーは、こういった特徴のものが合いやすいと思います。
- 甘い香りがあるウイスキー
- しっかりとしたコク
- スモーキーフレーバー
- 樽香
牛肉と合わせるとき、甘みは重要になってきます。
特にバニラやフルーティな香りは牛肉と合いやすいです。
また力強い牛肉には、合わせるウイスキーにもそれなりの力強さが必要になってきます。
その力強さの方向性が「スモーキー」なのか、「コクやオイリーさ」なのか、「樽香」なのか……。
方向性は違えど、牛肉には力強さのあるウイスキーを合わせた方がいいでしょう。
タリスカー 10年
ジャンル | シングルモルト |
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生産国 | スコットランド・アイランズ |
アルコール度数 | 40% |
樽 | ‐ |
熟成年数 | 10年 |
「ジキルとハイド」や「宝島」の著者であるR.L.スティーブンソンが「酒の王様」と絶賛したタリスカーの代表銘柄。
同蒸留所はジョニーウォーカーの原酒として重宝されており、1988年にクラシックモルトシリーズの一つとしてシングルモルト「10年」がリリース。
以降、人気銘柄の一つとなっています。
ソルティでスパイシーなフレーバーにリッチな余韻が特長です。
グレンファークラス 12年
ジャンル | シングルモルト |
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生産国 | スコットランド・スペイサイド |
アルコール度数 | 43% |
樽 | シェリー樽 |
熟成年数 | 12年 |
「12年シングルモルトの理想形」といわれるボトルで、グレンファークラスのラインナップの中では最も人気のある銘柄です。
リッチでバランスの取れた味わいにドライフルーツのような芳醇なフルーティさが特徴。
シェリー樽のニュアンスが表れており、シェリー系ウイスキー入門ボトルとしても最適です。
ジャックダニエル ゴールド
ジャンル | テネシーウイスキー |
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生産国 | アメリカ・テネシー州 |
アルコール度数 | 40% |
樽 | 新樽・メープルウッドの樽 |
熟成年数 | ‐ |
ジャックダニエル ゴールドはチャコールメローイング製法(メープルウッドの炭でろ過)を行い新樽で熟成。
その後さらにメープルウッドの樽で追加熟成させ、もう一度チャコールメローイング製法を行っています。
通常のジャックダニエルより2倍の手間をかけたプレミアムボトルです。
ラベルには通常のブラックが「No.7」と記載されていますが、ゴールドは「No.27」となっています。
バニラやメープルウッドの甘美で上品な甘い香味とシルクのようななめらかな口当たりが特徴。
ジャックダニエルの定番ラインナップの中では最高位のボトルとなっています。
グレンモーレンジィ シグネット
ジャンル | シングルモルト |
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生産国 | スコットランド |
アルコール度数 | 46% |
樽 | ‐ |
熟成年数 | ‐ |
完璧すぎるウイスキー”グレンモーレンジィ”が長年の研究の末に作り上げたプレミアム・シングルモルト”グレンモーレンジィ シグネット”。
焙煎したモルト(チョコレートモルト)を使用し、蒸留所で最も古い希少な原酒を配合した一本です。
シルクのような滑らかな口当たりに豊かなアロマと長い余韻が特長。
プレゼント用にもおすすめしたい究極の一本です。
豚肉
豚肉のポイントとなるのは脂だと思います。
豚肉自体はたんぱくですが、脂身に特にうまみや甘みが含まれていることが特徴。
牛のようにサシの入っている豚肉は少ないです。
ただ、脂身の部分をしっかり香ばしく焼くことで、うまみや甘みを強く感じることができます。
豚肉に合うおすすめウイスキー
脂身が特にうまい豚肉。
牛肉に比べてたんぱくな味わいでも、うまみや甘みが多くあります。
- 甘い香りのウイスキー
- バランスのいいボトル
豚肉にあまり強過ぎる個性のウイスキーを合わせると、今度はウイスキーの個性の方が勝ってしまうことがあります。
例えば「ラフロイグ」のようなウイスキーでは豚肉の味わいを感じにくく、ペアリングとしてはいまいちとなってしまいます。
反対に個性が弱い「カナディアンクラブ」のようなウイスキーでは、今度はウイスキーの方が感じにくくなってしまいます。
豚肉の場合程よい個性のあるウイスキーがいいでしょう。
その中で甘みがあるとなお合わせやすいです。
ただ、ラフロイグのように個性の強いウイスキーでも、豚肉を漬け込むときには重宝します!
かなり個性が残りやすく、焼いたら豚肉のうまみにラフロイグの香りや甘みが乗ってきます。
ブルックラディ クラシックラディ
ジャンル | シングルモルト |
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生産国 | スコットランド・アイラ |
アルコール度数 | 50% |
樽 | バーボン樽、ワイン樽など |
熟成年数 | ‐ |
アイラ島の湧き水やスコットランド産大麦100%使用などテロワールにこだわるブルックラディ蒸留所のフラグシップボトル。
アイラ島ながらノンピートで作られており、フルーティでフローラルなエレガントさが特徴です。
アルコール度数50%とハイプルーフですが、口当たりがなめらかで奥深い余韻がお楽しみいただけます。
によりストレートやロック、ハイボールなど幅広く活躍できる一本です。
アバフェルディ 12年
ジャンル | シングルモルト |
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生産国 | スコットランド・ハイランド |
アルコール度数 | 40% |
樽 | ‐ |
熟成年数 | 12年 |
デュワーズの原酒確保のために建てられ中核となるキーモルトを作っているアバフェルディ蒸留所。
そのフラグシップボトルが「アバフェルディ12年」です。
熟した赤リンゴやナッツ、シナモン、はちみつのような香りとコクのある余韻が特徴。
甘く芳醇な味わいで、ストレートからハイボールまで幅広く楽しめる一本となっています。
ジェムソン スタウトエディション
ジャンル | ブレンデッドウイスキー |
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生産国 | アイルランド |
アルコール度数 | 40% |
樽 | バーボン樽 シェリー樽 スタウトビール樽 |
熟成年数 | ‐ |
ジェムソン スタウトエディションは、スタウトビール(黒ビール)の樽でフィニッシュさせたアイリッシュブレンデッドウイスキーです。
ジェムソンの熟成樽を地元クラフトビール醸造所「Eight D Brewing」で作られたスタウトビールの熟成に使用。
その樽で再びジェムソンを追加熟成させています。
原酒由来の爽やかでフルーティな香りにチョコレートやナッツのような甘みや香ばしさが特徴。
スタウトビールは、アイルランドで有名なビアスタイルの一つで、自国にこだわるジェムソンらしい一本です。
ブレットバーボン
ジャンル | バーボンウイスキー |
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生産国 | アメリカ・ケンタッキー州 |
アルコール度数 | 45% |
樽 | 新樽 |
熟成年数 | ‐ |
1700年代に作られ1860年不慮の事故により一度失われてしまったウイスキー銘柄「ブレットバーボン」。
1987年に創業者のひ孫にあたるトム・ブレット氏が復活させました。
ミングリングと呼ばれる単一の蒸留器で作られた原酒を使用。
ライ麦比率が高い独特のブレンディング方法を採用しています。
すっきりとした味わいとスパイシーな印象、甘いはちみつのような甘い香りが特徴です。
ウエストランド アメリカンシングルモルト
ジャンル | シングルモルト |
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生産国 | アメリカ・シアトル |
アルコール度数 | 46% |
樽 | 新樽 1stフィルバーボン樽 1stフィルシェリー樽 2ndフィルシェリー樽 |
熟成年数 | 3年4か月以上 |
ワシントン州シアトルからアメリカンウイスキーにシングルモルト市場の開拓をしてきたウエストランド蒸留所。
10年以上にわたる取り組みの集大成として誕生したフラグシップボトルが、「ウエストランド アメリカンシングルモルト」です。
ナッツやチョコレートのようなコクのある香りに甘くなめらかな口当たり、深い余韻が特徴。
スコットランドのモルトウイスキー造りに忠実ながら、アメリカのフロンティア精神を持ち合わせたシングルモルトです。
鶏肉
鶏肉は、もも肉の場合しっかりとしたうまみがあり癖がないことが特徴。
対してむね肉やささみは淡白な味わいが特徴です。
ボンジリ以外の部位は、豚肉や牛肉に比べると脂身が少ないです。
ただ鶏肉の場合皮つきの状態て食べられることも多く、皮にうまみが多く含まれています。
そのため、皮をしっかりと香ばしく焼くと香りがよくうまみも強く感じられると思います。
鶏肉に合うおすすめウイスキー
- フルーティなニュアンスのあるウイスキー
- あまり個性的過ぎないウイスキー
- スモーキーなウイスキー又は、バーボン。
もちろん、加熱方法やソースによって大きく変わります。
ただ、例えばラフロイグやアードベッグのように個性の強いウイスキーには合わせられないかといわれたらそんなことはないです。
鶏の味付けを強めにしたら、逆にそういったウイスキーの方が合いやすいと思います。
ただあくまで傾向を見ていくと、鶏肉には個性的なウイスキーより個性の主張が控えめのウイスキーの方が合いやすいです。
グレンリベット 12年
ジャンル | シングルモルト |
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生産国 | スコットランド・スペイサイド |
アルコール度数 | 40% |
樽 | アメリカンオーク |
熟成年数 | 12年 |
「シングルモルトの原点」といわれているグレンリベットのフラグシップボトル。
フルーティで蜂蜜やバニラのような甘みを伴う芳醇でソフトな風味が特徴です。
フルーティで華やかなお王道もスペイサイドモルトスタイルで、飲みやすくクセのない味わいから世界中で愛飲されているボトルとなっています。
オルトモア 12年
ジャンル | シングルモルト |
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生産国 | スコットランド・スペイサイド |
アルコール度数 | 46% |
樽 | ‐ |
熟成年数 | 12年 |
デュワーズのキーモルトを始め、ジョニーウォーカーブラックラベルやVAT69のモルト原酒を作っているオルトモア蒸留所。
オルトモア12年はフラグシップアイテムであり、知る人ぞ知る銘酒といわれています。
シトラスやフレッシュのアプリコット、青梅のような爽やかなフルーティさにほのかな麦芽の香りが特徴。
ノンピートで作られていますが、ピート層を通った仕込み水によりほのかにスモーキーさを感じることもあります。
グレンエルギン 12年
ジャンル | シングルモルト |
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生産国 | スコットランド |
アルコール度数 | 43% |
樽 | ‐ |
熟成年数 | 12年 |
「隠れた銘酒」と呼ばれるスペイサイドの老舗蒸留所”グレンエルギン”。
同蒸留所は有名ブランデッドウイスキー”ホワイトホース”のキーモルトとして有名です。
12年はフラグシップボトルで、スムーズで蜂蜜やレモンのようなフレーバーが特長となっています。
ワイルドターキー 8年
ジャンル | バーボンウイスキー |
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生産国 | アメリカ・ケンタッキー州 |
アルコール度数 | 50.5% |
樽 | 新樽(アリゲーターチャー) |
熟成年数 | 8年 |
ワイルドターキー8年はワイルドターキーのフラグシップボトル。
ブランドのこだわりが詰め込まれた一本です。
- 101米国プルーフ(アルコール度数50.5%)のハイプルーフ
- アリゲーターチャーにこだわった樽
- バーボンの定番ボトルとしては異例の8年熟成
なめらかながらフルボディでコクのある味わいで、しっかりとしたバニラや樽の香りが特徴。
長年多くのファンを魅了し続けている銘柄です。
日本ではちょっと珍しい「肉」
日本で食べれる肉は、牛肉・豚肉・鶏肉がほとんどだと思います。
ただ、最近ではスーパーでもそれ以外のちょっと珍しい肉が入手できるようになってきました。
特にその中でも多いのが、
- 鴨肉
- 鹿肉
- ラム肉
ではないでしょうか??
この3つの肉についても詳しく解説していこうと思います!
鴨肉
鴨肉は、多くの場合むね肉が使われます。
鴨のむね肉は、鶏肉に比べて野性味がありうまみとしっかりとした弾力があります。
また皮に脂が多くあることも特徴。
鶏肉よりしっかりとした「肉感」が楽しめることが鴨肉の魅力だと思います。
鴨肉に合うおすすめウイスキー
- フルーティなニュアンスのあるウイスキー
- スパイシーな印象のあるウイスキー
鴨肉に合うウイスキーと考えると、こういった特徴がいいのかなと思います。
鴨肉自体、フルーツと相性がかなりいいです。
オレンジと鴨肉は鉄板の組み合わせですが、それ以外にもマスカットやナシといった組み合わせもかなり相性がいい傾向があります。
そして、野性味のある鴨肉にはスパイシーな印象のウイスキーが合わせやすいです。
淡白な鶏肉に比べて肉の味が強い鴨肉は、スパイスと合わせることでその味わいが活きます。
グレンフィディック IPA
- IPAの爽やかさがうまく表現されている
- ストレートでもハイボールでもあり!
- もともと限定品のため、いつ入手できなくなるかわからない
カバラン クラシック
ジャンル | シングルモルト |
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生産国 | 台湾 |
アルコール度数 | 40% |
樽 | バーボン樽、シェリー樽、プレーンオーク樽など |
熟成年数 | ‐ |
台湾に誕生し、本場スコットランドでも認められたシングルモルト「カバラン」
カバランシングルモルトの一作目であり、スタンダードな入門ボトルがクラシックです。
バーボン樽、シェリー樽、プレーンオーク樽など厳選した樽で熟成された原酒を使用しています。
マンゴーのようなトロピカルフルーツやバランスのとれたコクのある風味が特徴。
フルーティ系ウイスキーなら絶対に外せない一本です。
ニッカ セッション
ジャンル | ワールドブレンデッド |
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生産国 | 日本 |
アルコール度数 | 40% |
樽 | ‐ |
熟成年数 | ‐ |
- クリーミーでなめらかなスコッチモルトウイスキー。
- 華やかでフルーティな宮城峡モルト
- 力強くスモーキーな余市モルト
違った場所で育ち、違った特徴を持ったモルトウイスキーを見事に調和させた一本です。
フルーティな香りからなめらかな口当たり、そしてスモーキーで力強くも繊細な余韻が特長。
バランスが良く、ハイボールや水割りは和食にも合いやすいです。
コンパスボックス スパイスツリー
ジャンル | ブレンデッドモルト |
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生産国 | スコットランド |
アルコール度数 | 46% |
樽 | ‐ |
熟成年数 | ‐ |
ジョニーウォーカー系列会社出身の鬼才ジョン・グレイザー氏が自分の理想とするウイスキーをつくろうと2000年に設立したボトラー「コンパスボックス」。
スパイスツリーは、スパイシーさをテーマにブレンドした一本となっています。
ナツメグやシナモン、ジンシャー、クローブ、バニラのスパイシーな香りにリッチな余韻が特長。
思わずジャケ買いしたくなるデザイン性の高いラベルも魅力です。
鹿肉
畜産されていない動物の肉。
いわゆる「ジビエ」というジャンルの肉です。
「ジビエ」には、イノシシやクマ、野鳥などたくさんあります。その中でも鹿肉は入手し易いジビエの一つ。
豚肉や牛肉に比べて癖があり、肉質も弾力があることが多いです。
ただこの癖がクセになる味!!
そのまま焼くだけでは臭みがありますし、肉自体はパサつきやすいので調理が難しい肉です。
食べたことある人でも苦手という方は多いのではないでしょうか。
ただ正しく調理すれば、程よいクセとしっかりとした肉の味、そしてジュージーな味わいが楽しめます。
鹿肉に合うおすすめウイスキー
- 肉のクセに負けないベビーなタイプのウイスキー
- スパイシーな印象のあるウイスキー
- フルーティ系の中でもベリー系のニュアンスのあるウイスキー
クセのある鹿肉。
ところが、この癖がかなりウイスキーと合うのです!!
特にあるのが、ヘビータイプのウイスキー・スパイシーな印象のあるウイスキー・ベリー系のウイスキーです。
鹿肉は癖があるので、ウイスキーと合わせるときもその癖に負けないヘビーなさが欲しくなります。
また鹿とクランベリー・ラズベリーといったベリー系フルーツはかなり相性がいいです。
グレングラント アルボラリス
ジャンル | シングルモルト |
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生産国 | スコットランド・スペイサイド |
アルコール度数 | 40% |
樽 | バーボン樽とシェリー樽 |
熟成年数 | ノンエイジ |
グレングラント蒸留所180周年を記念してリリースされたノンエイジタイプのシングルモルトウイスキー。
アルボラリスは、ラテン語で「木漏れ日」の意味で、その名の通り明るい色合いと華やかでライトなテイストが特徴です。
蒸留所のヴィクトリアガーデンに差し込む木漏れ日からインスピレーションを得てつくられました。
バーボン樽とシェリー樽で熟成された原酒を使用。
それぞれの特性を生かしてブレンディングされています。
ボウモア 12年
ジャンル | シングルモルト |
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生産国 | スコットランド・アイラ |
アルコール度数 | 40% |
樽 | ‐ |
熟成年数 | 12年 |
1779年創業でアイラ島最古の蒸留所であり、「アイラモルトの女王」とも呼ばれているボウモア。
ドライなスモーキーさとベリー系のフルーティな香り、ソルティな余韻が特徴。
熟成庫が海に面しており、潮風を含みながら熟成された原酒が一部使用されています。
グレンドロナック 12年
ジャンル | シングルモルト |
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生産国 | スコットランド・ハイランド |
アルコール度数 | 43% |
樽 | シェリー樽 |
熟成年数 | 12年 |
1826年に創業した歴史のあるグレンドロナック蒸留所のフラグシップボトル。
シェリー樽熟成のエキスパートとも言われている蒸留所で、12年に使用されている原酒はすべてシェリー樽熟成です。
厳選された辛口シェリー樽と甘口シェリー樽が使用しております。
アンバーの深い色合いにナッツやドライフルーツのような甘く芳醇な味わいが特徴。
樽のニュアンスがよく出たシェリー系ウイスキー入門の一本です。
ウッドフォードリザーブ
ジャンル | バーボンウイスキー |
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生産国 | アメリカ・ケンタッキー州 |
アルコール度数 | 43% |
樽 | 新樽 |
熟成年数 | ‐ |
ケンタッキー州最古の蒸留所といわれているウッドフォードリザーブ。
クラフトマンシップに則った少量生産のスーパープレミアムバーボンウイスキーです。
マッシュビルはコーン72%、ライ麦18%、モルト10%と一般的なバーボンよりライ麦比率の高くなっています。
ライ麦由来のスパイシーな香味、クランベリーのようなフルーティさ、甘く芳醇な樽香が特徴。
ストレート、ハイボール、ロック、カクテルと幅広く楽しめる銘柄で、世界中のプロのバーテンダーから支持されています。
ラム肉
肉の中でもかなり癖の強い「ラム肉」。
この癖が好きな人もいますし、苦手という人も多いと思います。
ラム肉はかなり強い独特の臭みとうまみが特徴。
多くは肩ロースか骨付きロース(ラムラック)で食べられることが多いです。
特にラム肉のステーキやグリルといえばラムラックですよね!
ラム肉に合うおすすめウイスキー
- シングルモルト全般
- スモーキーなウイスキー
ラム肉は、シングルモルト全般的に合います!!
スコットランドでは、ラム肉は定番の肉だからという理由もあるのかなと思います。
それだけでなく、ラムの癖がクセのあるウイスキーと相性がいいのです!
ハイランドモルトとも相性がいいですし、アイラモルトのようにかなり癖の強いタイプのウイスキーとも相性抜群です!!
ラフロイグ 10年
ジャンル | シングルモルト |
---|---|
生産国 | スコットランド |
アルコール度数 | 40% |
樽 | バーボン樽メイン |
熟成年数 | 10年 |
「アイラモルトの王様」と言われるシングルモルトブランド”ラフロイグ”。
同蒸留所のフラグシップボトルが「ラフロイグ10年」です。
「LOVE or HATE(好きか嫌いか)」とのキャッチコピーを掲げるほど、クセの強いスモーキーさ。
ヨード臭の強い薫香にバナナのような甘いフレーバーに長い余韻が特長です。
アードベッグ TEN
ジャンル | シングルモルト |
---|---|
生産国 | スコットランド・アイラ島 |
アルコール度数 | 46% |
樽 | アメリカンオーク(バーボン樽) (1stフィル & 2ndフィル) |
熟成年数 | 10年 |
カルト的な人気を誇るアードベッグ蒸留所のフラグシップボトル。
バーボン樽で10年以上熟成された原酒を使用し、ノンチルフィルタード(冷却ろ過をしていない)・アルコール度数46%でボトリングされています。
アイラモルトらしい強烈なスモーキーフレーバーとトロピカルフルーツのような香り、繊細な甘みが特徴です。
2008年にはワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
スモークヘッド シェリーボム
- スモーキーかつシェリーの複雑みが楽しめる
- アイラの有名蒸留所のシェリー樽
- 蒸留所非公開
肉に合わせたウイスキー!?
青年漫画誌「good!アフタヌーン」にて連載中の『空挺ドラゴンズ』(著/桑原太矩 発行/講談社)と長濱蒸留所がコラボしたウイスキー「AMAHAGAN World Blended 空挺ドラゴンズver.」。
『空挺ドラゴンズ』は、空飛ぶドラゴンを捕獲し解体して生計を立てる「龍捕り」を題材にした漫画で、作中捕獲した龍を料理して食べるシーンが特長的です。
美味しそうに肉を食べるシーンがいいんですよね!
ストーリーも深くて面白い!
- 長熟でフルーティーな原酒
- 甘い綿菓子のような香りがする原酒
- ピーティーな原酒
- ワイン樽やシェリー樽で熟成させた長濱蒸溜所のオリジナルモルト
などが調合されたワールドブレンデッドウイスキーで、長濱蒸溜所チーフブレンダー屋久佑輔が作品を読み込み、肉料理に合うウイスキーを考案しました。
ストレートではもちろん、ハイボールにしても味が崩れない味わい。
ラベルは、作者の桑原太矩氏の描き下ろしとなっています。
\限定ボトルなので、お早めに……/
おすすめの肉の通販サイト
スーパーでは絶対に手に入らない珍しい肉や塊肉を購入できるおすすめサイトが「ミートガイ」です。
- 牧草のみを食べて育った牛のグラスフェッドビーフ
- クリスマスに定番のローストビーフやターキー(七面鳥)
- BBQやホームパーティ最高な特大ハンバーガーや巨大ステーキ
- ワニ、カンガルー、ラクダ、ダチョウ、ウサギ、ヤギ、鹿、馬肉など珍しい肉
いつもよりも盛大なお肉パーティはいかがですか?
最後に……
最後までお読みいただきありがとうございます。
今回のお話いかがだったでしょうか??
肉とウイスキーは無限大の楽しみ方ができる組み合わせだと思っています。
ただ日本ではあまり肉とウイスキーを合わせるというよりは、肉とワインの方が一般的ではないでしょうか??
スモーキーなウイスキーだけでなく、バーボンのような甘く芳醇なウイスキーも肉との相性抜群!
ぜひ様々な肉とウイスキーを合わせてみてください!!
それではよいウイスキーライフを
また次回もよろしくお願いいたします。