Yaffee's Whisky Blog

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スコットランドの伝統文化が色濃く残る『ハイランド』地区。そこで造られている『ハイランドモルト』ウイスキーとは?


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本日もお越しいただきありがとうございます!!

久々に富士急ハイランドに行きたいな~って思っているウイスキー好き料理人yaffeeです。

 

 

本日のテーマは「ハイランドのシングルモルトウイスキー」について!!

 

スコットランドは、文化的・民族的に大きく「ハイランド」と「ローランド」に分かれます。

 

ローランドはイングランドに近く、エジンバラ・グラスゴー・パースの三角地帯にスコットランドの8割ほどの人口が集まっています。

農業に適した地域も多く、経済的にも政治的にも中心地なのがローランド

 

対してハイランドは山岳地域が多いです。

バグパイプ・キルトなどスコットランド独特の文化は、元々ハイランドの伝統文化。

スコットランドの「色」が濃く残っているのがハイランドです。

 

ウイスキーもスコッチ伝統の「骨格・ボディのしっかりしたタイプ」が多いかなと思います。

 

ただハイランドはすっごく広い!!

その分ウイスキーの特徴も多彩!!

 

ハイランドの特徴は「コレ」!っていうのは、ちょっとおこがましいかもしれません。

 

ただハイランドモルトは、

初心者には「驚き」を

通の方には「納得」を

与えてくれる高品質なウイスキーが多いです。

 

そこで今回、そのハイランドのモルトウイスキーについてその魅力を伝えていきたいと思います!!

 

ハイランドを知って、スコッチの更なる「深み」を味わってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

「ハイランド」とは?

 

 

冒頭でも説明したように、

スコットランドは大きく「ハイランド」と「ローランド」に分かれます。

 

ただその境界線は文献や時代によって大きく変わるので、きっちりと分かれているわけではありません。

 

今現在は、東のダンディー、西のグリーノックを結ぶ想定線から北がハイランド、南がローランドと分かれています。

ただ「ハイランド」と「ローランド」は、地図で見た時に上だからハイランド、下だからローランドと呼ばれているわけではないです。

 

ハイランドは山岳地域が多い、そしてローランドは平坦な丘陵地域が多いです

 

このとこから山岳地域をハイランド、平坦な地域をローランドと呼ぶようになったそう。

 

元々民族的にも北のハイランドは、ピクト族やゲール族(スコット族)が支配

対してローランドはブリトン族、ゲルマンなどが支配していました。

 

元々バグパイプやキルトはピクト族やスコット族などハイランドの伝統文化。

スコットランドの特色がよく表れている地域であり、そういったハイランドの文化がウイスキーにも表れているのが「ハイランドモルト」です。

 

例えば……

ハイランドモルトで最も有名な【グレンモーレンジィ】のラベルには、ピクト族が残したといわれている紋章が描かれています。

「大地、火、水への信仰」を表現した紋章だそうです。

 

 

ハイランドの中でも分かれる生産区分とタイプ

 

 

ハイランドはかなり広範囲です。

実はちょっと前まで「スペイサイド」や「アイランズ」もハイランドの一部に数えられていました。

今では「スペイサイド」や「アイランズ」は独立した生産区分となっています。

 

【「スペイサイド」についてはこちらの記事をご参照ください。】www.yaffee.work

 

 

「アイランズ」についてはページ作成中。。。

しばらくお待ちください。。。

簡単に言うと、特徴的過ぎる「アイラ」を除いたスコットランドの島々で造られているモルトウイスキーのことです。

 

 

 

この2つの生産区分が独立したとしても、広範囲。

 

そのため、ハイランドは大きく「4つの生産区分」と「2つのタイプ」に分けることが多いです。

 

ハイランド4つの生産区分は……

・北ハイランド

・東ハイランド

・南ハイランド

・西ハイランド

 

ハイランド2つのタイプは……

 

・内陸部のシングルモルト

・沿岸部のシングルモルト

 

 

 

ハイランドも分けて考えるとその特徴がわかりやすいと思います。

 

 

ハイランド地区4つの生産区分別の特徴

 

北ハイランド

 

この地域は、現在稼働中蒸留所が18か所あります。

個人的な感覚ですが、北に行けば行くほどライトになっていく気がします

最北部の【ウルフバーン】や【プルトニー】はライトで潮感が特徴的

また北の方にある【グレンモーレンジィ】も軽やかで華やかな印象が強いです。

 

ライトな味わいの中間に、ハイランドモルトらしい厚みを感じるのも特徴かなと思います。

 

ただ南に近付いてくるとボディの厚いものが増えてきます。

特にボディの厚さがわかりやすいのが【ダルモア】と【ロイヤルブラックラ】です。

 

特徴がわかりやすいシングルモルト

・グレンモーレンジィ オリジナル

 

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・オールドプルトニー ノスヘッド

 

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・ウルフバーン ノースランド

 

・クライヌリッシュ 14年

 

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・ロイヤルブラックラ 12年

 

 

東ハイランド

 

現在稼働中の蒸留所は15か所ですが、元々は20か所以上の蒸留所があった地域です。

 

特に東地区の中でもアンガス地区やグランピアン山脈東側は壊滅的。

閉鎖された蒸留所が特に多い地区です。

 

その理由としてはスペイサイドモルトに近い特徴が原因の一つかなと思います。

この地域のウイスキーは、甘めでフルーティなタイプが多く、しっかりめのボディといった特徴

ただ、スペイサイドほど華やかさを感じないことと元々小規模蒸留所が多かったため、閉鎖が相次いだそうです。

 

しかし、この地域のウイスキーは高品質のものが多く、これから注目されるかも!?と思っています。

 

特徴がわかりやすいシングルモルト

・ロイヤルロッホナガー 12年

 

・グレングランッサ リバイバル

 

・フェッターケアン 12年

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・グレンカダム 10年

 

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南ハイランド

 

稼働中の蒸留所が8つ、ほか新勢力の蒸留所が多数誕生しているのがこの地域です。

南のローランドに近い地域はやや軽め南ハイランドの中でも北の方はしっかりとした厚みが特徴だと思います。

 

特にナッツ感を感じるウイスキーが多いかなと思います。

 

南の方に位置する【タリバーディン】や【ロッホローモンド】は、ライトでクリーンな味わいの中に感じるナッツ感

北の方の【エドラダワー】や【アバフェルディ】は、紅茶やはちみつなど濃厚なフレーバーの中に感じるナッツ感

この違いは結構面白いです!

 

特徴がわかりやすいウイスキー

・エドラダワー 10年

 

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・アバフェルディ 12年

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・ブレアアソール 12年

 

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・ロッホローモンド 12年

 

・ディーンストン 

 

 

 

西ハイランド

 

西地区は、3つの蒸留所と稼働中のウイスキー蒸留所があまりありません。

しかも一つは最近できたばかりの【アードナマッハン(アードナムルッカン)】という蒸留所。

 

【オーバン】と【ベンネヴィス】ぐらいなので、この地域の特徴はコレ!とは決められないかなと思います。

あえて言うならリンゴ系なフルーティさとしっかりめのボディが特徴ではないでしょうか。

 

ただ【オーバン】は潮感も感じますし、ピートも効いていてスプリングバンクのようなキャンベルタウンっぽい特徴が現れています

 

そのため、【ベンネヴィス】を基準に味わってみると特徴がわかりやすいかなと思います。

 

この特徴がわかりやすいのが

・ベンネヴィス 10年

 

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・オーバン 10年

 

 

ハイランド2つのタイプ別の特徴

 

ハイランド地区は4つの生産区分別以外に、内陸部と沿岸部で分ける見方もあります。

その特徴はわかりやすいものはわかりやすいですが、すべてが当てはまるわけではないです。

どちらかというと4つの生産区分の方が一般的なので、あくまでも参考程度に……。

 

ハイランド内陸部のシングルモルト

 

内陸部は、ボディの厚いしっかりとしたタイプのウイスキーが多いです。

特にスコットランドの真ん中に近いほど、ボディが厚いものが多くなります。

 

代表格でいうと……

【エドラダワー】

 

【アバフェルディ】

 

【ロイヤルブラックラ】

 

【ダルモア】

 

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ハイランド沿岸部のシングルモルト

 

対して沿岸部は比較的軽やかなタイプのものが多いかなと思います。

ただ、ピートを焚いているものや華やかなノンピートのタイプなど様々。

 

沿岸部の特徴に「潮っぽさ」が上がることもあります。

ただ「潮っぽさ」を感じないものも多いので、一概にハイランド沿岸部の特徴とは言えないかなと思います。

 

代表格でいうと……

 

【グレンモーレンジィ】

 

【オールドプルトニー】

 

【オーバン】

 

【グレングラッサ】

 

 

 

最後に……

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます!!

今回のお話いかがだったでしょうか?

 

ハイランドモルトの特徴をつかもうと思うと、結構難しいと思います。

 

なんとなく、ブラインドテイスティングの時にハイランドっぽさってどういう時に感じているか自分なりに分析して書いてみましたが、改めて難しいな……と思いました。

ただざっくり「どこか骨太な」ニュアンスを頼りにするとわかりやすいかなと思います。

どう表現したらいいかわからないけど、自分の中では「しっかり者」のニュアンスがハイランドのイメージですw。

 

ただ中にはいい意味で裏切られるものもあったり……。

ウイスキーは本当に奥が深いです。

 

ぜひいろんなウイスキーを楽しんでください!!

それでは良いウイスキーライフを!!

また次回もよろしくお願いいたします!!

 

 


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